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江戸木版画紹介動画について

こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が公開した「手技TEWAZA「江戸木版画」EDO MOKUHANGA Woodblock Prints/伝統工芸 青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square」です。

日本を代表する伝統工芸品の一つがこの動画で紹介されている「江戸木版画」です。
浮世絵は直接布や紙に筆で描かれる事もありますが、有名な作品には木版画が多いのです。
代表的な江戸木版画の作家は葛飾北斎、喜多川歌麿、歌川広重、東洲斎写楽など、いずれも世界の芸術や文化に多大なる影響を与えた偉大な日本のアーティストたちです。

江戸木版画とは

江戸木版画は400年以上の歴史をもつ伝統工芸です。
そしてその名の通り「江戸」で発展した技法です。

江戸時代といえば日本の歴史の中で最も天下泰平が長かった時代と言われています。
平和な世の中で文化や芸術が大きく花開きました。
江戸の町では人気の歌舞伎役者や芝居小屋の役者さんのポスターやブロマイドは飛ぶように売れていたと伝えられています。
そう、このブロマイドやポスターというのが江戸木版画で刷られた浮世絵です。
まだ印刷技術が未発達だった時代に木版画は絵や本を大量生産できる革新的な印刷方法でした。
これは文化的な革命といっても過言ではありません。
このように江戸木版画は江戸時代の重要な産業の一つだったのです。

江戸木版画の歴史

写楽や北斎は当時から絶大な人気のあった絵師ですが、版画浮世絵というのは彼らが一人で作成したわけではありません。
江戸木版画は分業制で、絵師が描いた下絵を元に彫師が木の板に掘り、摺師が一枚の版画絵に仕上げていくのが特徴です。
ともすれば絵師の名前だけが有名になりがちですが、作品の出来を左右するのは彫師と摺師(すりし)の腕だと言われています。

指定された色やパーツごとに彫師が彫刻刀や短刀などの道具で版木を作り、摺師はそれを何度もすり上げてあの繊細な細工が施された芸術作品が生み出されるのです。

江戸木版画紹介まとめ

江戸木版画という文化は日本の伝統工芸の一つですが、現在でもその流れは途切れていません。
こちらの動画で紹介した「高橋工房」さんでは伝統工芸士に指定された絵師、彫師、摺師が後継者の育成を行っています。
また、常設しているギャラリーでは日本が世界に誇る伝統工芸、江戸木版画の魅力をあますところなく体験することができます。

さらに、高橋工房さんでは名所江戸百景や富嶽三十六景など誰もが知るあの名画の復刻版の販売を行っています。
動画にも登場してきた熟練の彫師さんが丹精込めて掘った版木(素材は山桜)を使い、人間国宝の手によって漉かれた和紙へ摺師が魂を込めて刷った最高級の浮世絵名画の数々を、その目と手で実感してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
児玉 勇(Yu Kodama)
日本と焼き鳥をこよなく愛するライター
江戸木版画は世界の芸術に大きな影響を与えた葛飾北斎らが作り上げた印刷文化。長い歴史を受けつがれた伝統で作られた作品は世界中を魅了する。
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