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日本犬唯一の小型犬「柴犬」の特徴動画紹介

田んぼに佇む柴犬の画像
写真:田んぼに佇む柴犬

今回は『ペットを飼いたい!』さん制作の『人気7位【柴犬ってどんな犬?】柴犬を飼う前に。子犬の価格や性格、寿命、飼いやすさは? カワイイ動画でチェック!』という動画を紹介します。

動画では、柴犬の可愛さだけでなく、性格や飼う前に知っておいた方がいいことなどを丁寧に解説しています。柴犬を飼ってみたいと思っている方に参考になる情報ばかりです。ぜひご覧ください。

柴犬のルーツを知りたい!日本原産犬・柴犬の歴史とは?

ふせをしてこちらを見つめる美濃柴犬の画像
写真:ふせをしてこちらを見つめる美濃柴犬

日本原産犬(日本犬)6種類のうち、柴犬は日本犬で唯一の小型犬。縄文時代にはすでに人間と共生していたと言われる「縄文犬」が柴犬のルーツではないかと言われています。

昔から本州各地で小動物や鳥の猟犬として飼われていた「柴犬」。日本で飼われている日本犬の80%が柴犬 と言われています。柴犬の種類は「山陰柴犬 」「信州柴犬」「美濃柴犬」などがありますが、現在は「信州柴犬」の系統が大多数を占めています。頭数が非常に少なく絶滅が危ぶまれている系統もあります。

「柴犬」自体も、大正末期に洋犬との交配による純血種の現象や、第2次世界大戦の食糧難やジステンパー (伝染病)により減少の危機がありましたが、柴犬を保存したい人々の努力により繁殖・改良が進み、現在に至ります。

近年では、柴犬はオオカミに最も近い犬種であるという研究結果もあります。
【動画】2:23~ 柴犬の歴史
【動画】2:53~ 柴犬はオオカミに最も近い犬種?

柴犬には2つの顔タイプがある!キツネ顔とタヌキ顔の違いは?

きつね顔の柴犬の画像
写真:きつね顔の柴犬

柴犬の顔は大きく分けて「キツネ顔」と「タヌキ顔」の2つのタイプがあります。
まずは、シュッとした「面長」でマズル(犬の口周りの部分)が長め、額が浅い「キツネ顔」タイプ。縄文時代の祖先犬に近い特徴があります。
「丸顔」でマズルが短め、目や鼻も丸い「タヌキ顔」タイプは進化の過程で発生したので、現代風とも言えます。
「私はタヌキ顔の方を飼いたい!」と思っても、子犬の時に見分けるのは難しいようです。気に入った顔タイプの柴犬を飼う場合は、ブリーダーに血統を確認しましょう。
【動画】0:53~ キツネ顔タイプ、タヌキ顔タイプ

毛色が4種類の柴犬。お好みは黒?白?それとも?

黒色の柴犬の画像
写真:黒色の柴犬

顔タイプだけでなく、毛色は4種類あります。それぞれ「赤」「黒」「胡麻(赤胡麻、黒胡麻)」「白」と呼ばれています。

●赤色(茶色)
柴犬全体の8割を占め、「柴犬」をイメージした時、多くの人は茶色の毛並みの犬を思い浮かべるでしょう。

●黒色
柴犬全体の1割程度で、全体的に黒い毛でおおわれ、胸やお腹の部分は白色であることが多いです。また目の上に眉のような斑点があるのも特徴的。体が締まって見える色なので、小型ながらも凛々しさも。

●白色
黒色よりもさらに希少で、生まれたばかりは赤毛が混ざっている犬もいますが、徐々に白色になっていきます。希少ゆえに近年までは白柴だと血統書が出ないこともあったようですが、展覧会などで認められた例も出てきました。

●胡麻色
赤、黒、白が混ざり合った毛色で、その比率によって「胡麻」「赤胡麻」「黒胡麻」と分けられています。成長とともに毛色の比率が変わるのでその変化を楽しめます。
赤色以外は個体数が少なめ。よい出会いがあるといいですね。
【動画】1:40~ 毛色について

柴犬の特徴をもっと知りたい!平均的な大きさや体重は?豆柴との違いはどこ?

柴犬のしっぽの画像
写真:柴犬のしっぽ

柴犬の外見の特徴は、密度のある硬い短毛とくるんと巻いたしっぽがあげられます。しっぽの形は9種類あると言われているので、顔や毛色だけでなく、しっぽの形にもぜひ注目してみてください。

平均寿命は15.1歳。小型犬の中では長生きな犬種と言えます。
体の高さ(平均大高)は、雄が39.5cm、雌が36.5cm、平均体重も雄は10kg、雌は8kgなので、個体差はありますが雄の方が全体的に大きいようです。

近年人気のある「豆柴」は、標準的な柴犬よりも小さく、平均大高は28cm~34cm、平均体重は5kg前後です。それよりもさらに小さい「小豆柴」は体長24cm前後、体重は2kgくらいなので、成犬となっても子犬のような見た目なので、その愛くるしさが人気となっています。

「豆柴」も「小豆柴」も正式な犬種とは認められておらず、あくまで「小さい柴犬」という位置づけのようです。性格や飼い方などは、柴犬と同じですが、体が小さい分、柴犬よりもやや甘えん坊な子が多いと言われています。
【動画】3:23~ 柴犬の体の大きさ

柴犬を飼いたい!子犬を迎える準備はどうしたらいい?しつけや飼い方を動画から学ぼう。

眠っている柴犬の画像
写真:眠っている柴犬

柴犬を飼う前に、まず柴犬の性格を知っておいた方が良いでしょう。
柴犬は、賢くて忠誠心が強く、飼い主以外にはなつかない傾向にあると言われています。
また頑固で警戒心も強いので社会化トレーニングが必要です。

警戒心からくる無駄吠えや噛み癖などは、子犬の頃にしっかりとトレーニングします。ちなみに性別で比較すると、雄よりも雌の方がおとなしめです。社交的な性格にするためには、小さい頃から他の犬や家族以外の人に会う機会をつくるほか、いろいろな場所に慣れさせることも大切です。

また、テリトリー意識が強くストレスに弱いので、適度な距離感を保つことを心がけましょう。室内飼いではゲージを作る、外飼いの場合は犬小屋を用意しましょう。
なお外飼いでは、熱中症にならないようコンクリートではなく土の上に犬小屋を置くようにしてください。
【動画】4:15~ 柴犬の飼い方

大好きな柴犬との散歩はどれくらいの頻度?柴犬の運動量や散歩の回数は?

散歩している柴犬の画像
写真:散歩している柴犬

柴犬はもともと猟犬だったため、運動量が多い犬種です。成人犬の場合、理想は体重=距離と言われたりもしますが、毎日続けるとなると長い距離は、飼い主も柴犬も続けにくいかもしれません。まずは1日2回、30分程度を毎日行えるといいですね。

個体差もあるので、運動不足でストレスが溜まっているように見えたら、散歩や運動する機会を増やしましょう。
【動画】5:16~ 散歩について

柴犬を飼うにあたっての費用はどれくらい?かかりやすい病気や飼う時の注意点をご紹介します。

柴犬の画像
写真:柴犬

柴犬を飼いたい場合、保健所や里親センターなどで保護犬を迎える、ペットショップで購入する方法などがあります。
動画で紹介しているように、ブリーダー直販の場合、平均24万円というデータがあります。また毛色によっても価格は前後します。

柴犬がかかりやすい病気としては、「皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)」「食餌アレルギー」の他に「認知症」「膝蓋骨脱臼」「白内障」「外耳炎」などがあります。特に皮膚疾患になりやすいので、体を清潔に保つこと、換毛期のブラッシングは抜け毛が多量なので大変ですが、丁寧に行ってください。
多くの犬種の中でも、柴犬は比較的病気にかかりにくいと言われています。ただ油断は禁物なので、日々の変化に気をつけたいですね。
【動画】2:10~ 柴犬の迎入れは?
【動画】5:57~ かかりやすい病気について

柴犬の特徴まとめ

柴犬の寝顔の画像
写真:柴犬の寝顔

柴犬を迎えるには、その性格をよく知り、適切な環境と社会化のためのしつけが必要です。
【動画】6:56~ 柴犬を迎える前にもう一度確認

・柴犬は猟犬だった歴史があるので、愛玩犬と思わない方がいい
・噛む犬種なので、お迎え後のしつけが大事になる
・抜け毛が多く皮膚疾患になりやすいので清潔に保ち、換毛期は小まめなブラッシングを
・運動量は多めなので、散歩は毎日。運動不足に注意。
・日本犬は認知症になりやすい。介護も視野に入れる。

柴犬は賢く飼い主に忠実な犬種です。特徴や性質を理解して長く家族の一員として一緒に暮らせるようにしたいですね。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2023年12月17日
日本
よしの(YOSHINO)
旅行とドライブとカメラ(Nikon)が好きなライターです。
柴犬は凛々しくて個性的な犬種!種類や性格、特徴を動画で学ぼう!
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