スキー・スノーボードについて

はじめに

ウィンタースポーツのスキー・スノーボード。
1911年に日本でスキーが広まり始め、現在に至ります。

多くの日本人がスキー・スノーボードのシーズンになると、ゲレンデに訪れています。
旅行で楽しむ方もいれば、スキー競技やスノーボード競技に打ち込む方がいるなど、人によって楽しみ方はそれぞれ。
ここでは日本でスキー・スノーボードが楽しむ方法について紹介します。

日本のスキー・スノーボードの歴史

1911年1月12日にオーストリアのレルヒ少佐が新潟県の高田陸軍歩兵連隊の青年将校にスキーの滑り方を指導したことが日本におけるスキー・スノーボードの始まり。
スキーが伝来した後、スキーの競技会が日本で行われるようになります。

1970年代に日本でスノーボードが活発になり始め、1982年には日本スノーボード協会が発足されます。
1989年には、日本スノーボード協会は国際スノーボード連盟に加盟。
1998年に開催された長野オリンピックではスノーボードが種目に選ばれています。

日本のスキー・スノーボードは100年以上の歴史があり、カジュアルに楽しむ方もいれば、スキー競技やスノーボード競技を打ち込む方がいるなど、日本人の中で一般化されてきました。

日本でスキー・スノーボードを楽しむ方法

日本でスキー・スノーボードを楽しむ方法がいくつか存在します。
ここでは、スキー・スノーボードを楽しむには一体何をすれば良いかについて話していきます。

・全国各地のスキー場に訪問
日本には多くのスキー場があり、シーズンが訪れるとスキー・スノーボードを楽しむことが可能。
ゲレンデの状況により、シーズンが異なります。

初心者向けの講習を行い、スキー・スノーボード初心者を集めている所も存在します。
スキー用品のレンタルを行っているスキー場も少なくありません。

・ツアーに参加
旅行会社が開催しているツアーに参加することも日本でスキー・スノーボードを楽しむ方法の一つ。
ツアーの内容は旅行会社により異なるため、どのようなプランでスキー・スノーボードを楽しめるかをチェックすることが重要です。

スキー・スノーボードが楽しめる日本の人気スキー場

日本で多くの方から人気を集めているスキー場がいくつも存在します。
ここでは、日本のスキー場をいくつか取り上げます。

・ルスツリゾート
ルスツリゾートは札幌市内・新千歳空港から車で約90分の所にあるスキー場です。
3つのピーク・4台のゴンドラ・14台のリフト・37種類のコースが用意されています。
スキー・スノーボードをはじめ、トナカイ反りやアイスフィッシングなど多くの楽しみ方があります。
ウィンタースポーツ初心者の方のためにスキー・スノーボードレッスンを用意しているのも特徴的。
スキー・スノーボードに慣れている方に向けたレッスンも開催しています。

・スキージャム勝山
スキージャム勝山は福井県勝山市にあるスキー場。
最長滑走距離5,800mの日本最大級のゲレンデでスキー・スノーボードが楽しめます。
初心者向けのコースはもちろん、九頭竜川のうねりを見下ろしながらスキー・スノーボードを行うバラエティコースなどバラエティに富んだコースが用意されています。

・白馬八方尾根スキー場
白馬八方尾根スキー場は長野県にあるスキー場。
総滑走距離23,000m・標高差1,070mの日本を代表するゲレンデとして知られています。
標高1,830mの所から妙高山などを眺めることができるリーゼングラートコース・1998年2月に開催された冬季オリンピックの男子滑走コースを堪能できるオリンピックコースⅠなどのコースが楽しめます。
子供向けのコースやキッズスペースなどもあり、家族と一緒にスキー・スノーボードができるのもポイントです。

日本で開催された冬季オリンピックについて

4年に1回開催される冬季オリンピック。
各国の選手が日頃の成果を出すために技術やトリックを競っています。

日本のスキー・スノーボードの歴史に興味のある方のために日本で開催された冬季オリンピックについて話します。
・1972年札幌オリンピック
1972年に日本で初めて開催された冬季オリンピックの会場は北海道札幌市。
大倉山ジャンプ競技場や手稲山回転競技場、手稲山大回転競技場などを舞台に多くの選手が技術を競っています。
スキージャンプ70m級に出場した笠谷幸生選手はアジアで初の冬季オリンピックの金メダルを獲得するなど、日本は計3個のメダルを手にしているのもポイント。

・1998年長野オリンピック
1998年に長野県で冬季オリンピックが開催されています。
72ヵ国の選手が参加し、100万人を超える観客が集まった大規模なスポーツ大会です。
アルペンスキーをはじめ、ジャンプ・ノルディックスキー・クロスカントリースキー・フリースタイルスキー・スノーボードなどの競技が選ばれています。
スノーボードでは、大回転とハーフパイプが正式種目になっているのもポイントに挙げられます。

1番多くのメダルを獲得した国はドイツの29個。
日本は10個のメダルを獲得しています。
その内、金メダルは5個です。

スキー・スノーボードの競技種目について

スキー・スノーボードの競技種目を知るのもウィンタースポーツを楽しむ方法の一つ。
これから本格的にスキー・スノーボードを行いたい方のために各競技種目の特徴について解説します。

・アルペンスキー
アルペンスキーはヨーロッパのアルプス地方発祥のスキー。
雪の斜面をターンするだけでなく、直滑降を入れて滑ります。
アルペン競技で大回転やスーパー大回転を行う際、ヘルメットの装着が義務づけられています。

・クロスカントリースキー
クロスカントリースキーは総合走力を競うスキー。
ノルディックスキーの一種として知られています。
決められたフィニッシュ線に到達するまでにかかった時間で勝利を決めます。
走行方法に制限のあるクラシカル走法と走行方法に制限のないフリー走法の計2種類の走法が存在するのも特徴的。
走法によって使用するスキー板が違います。

・テレマークスキー
テレマークスキーはノルウェー発祥のスキー。
スキー板にブーツのつま先部分だけ足を固定して踵を浮かせることができるのが特徴的です。
動きが自由になる分、滑降時の暗転性が下がります。
・スキージャンプ
スキージャンプはジャンプ台を滑り降りて踏み切り台から空中に飛び出し、滑空する競技。
飛距離と姿勢の美しさで勝敗を決めます。

・フリースタイルスキー
フリースタイルスキーはスキーでエアなどの曲芸を行いながら滑走するスポーツです。
1930年代にノルウェーで発祥したと言われています。

スピード・ターン・エアの技術で競うモーグル・エアの技術を競うエアリアル・半円筒上の斜面でエア技術を競うハーフパイプなどがあります。
1980年に開催されたワールドカップでは、モーグル・エアリアル・アクロ(旧バレエスキー)の3種目と3種目の総合成績で順位を決めていたとのこと。
1997年にデュアルモーグルが競技に追加、1999年にコンバインドが廃止されるなどの動きが見られます。
1998年の長野オリンピックでは、モーグルとエアリアルで優勝を争っています。
ちなみにアメリカ合衆国の選手が活躍していたのが特徴的。
男子モーグルに加え、男子・女子エアリアルで金メダルを獲得する程です。

・回転
回転はスキー・スノーボード競技のアルペン種目。
スラロームやSLなどの呼び名があります。
細かなカーブを素早く正確に曲がり、勝利を競います。

スキー・スノーボードは日本で親しまれているスポーツ

スキー・スノーボードは日本でも親しまれているスポーツの一つです。
オリンピックで金メダルを獲得するなど、多くの日本人が活躍していることでも知られています。

多くのスキー場が初心者から上級者まで楽しめるようさまざまな工夫を行っているのも特徴的。
ブーツやゴーグル、スキー板、スキーウェアなどのレンタル、滑り方を教えるためのレッスンがその一例です。

日本で旅行プランを立てる際、長野県や北海道などでスキー・スノーボードを行うのも楽しみ方の一つ。
旅行プランによって早い段階で予約できなくなる可能性もあるため、できる限り早めに動くことも重要になってきます。