三重県伊賀市の伝統工芸品「伊賀くみひも」動画紹介
こちらの動画は「伝統工芸青山スクエア」が制作した、伊賀くみひもを紹介する動画「手技TEWAZA「伊賀くみひも」IGA Kumihimo Braided Cord」です。
伊賀くみひもは、人気映画「君の名は。」に登場して話題を集めた伝統工芸品です。
帯締などの和装小物として古くから親しまれてきました。
くみひもの魅力は、やはり緻密な手技で編み上げられたその美しいデザイン性にあります。
職人の丁寧な手仕事が随所に込められた美しい伊賀くみひもの世界を覗き、日本の伝統文化を味わってみましょう。
動画では、職人が手作業で伊賀くみひもを丁寧に作っている様子を紹介しています。
作業工程を知ることができる貴重な映像となっています。
伊賀くみひもの生産地、伊賀エリアの魅力
写真:伊勢神宮
伊賀くみひもの一大生産地である伊賀市は、三重県の山あいにある小さな町。
伊賀エリアは、かつて忍者が数多く存在していたといわれ、現在でも「忍者の里」として注目を集めます。
近隣エリアの伊勢市には古来より信仰を集めてきた伊勢神宮があります。
三重県には、他にもなばなの里や夫婦岩など魅力的な観光スポットがたくさんあるので、ぜひじっくりと観光してみましょう。
伝統工芸品、伊賀くみひもの歴史とは
日本文化の1つである組紐の歴史は古く、奈良時代の仏教伝来の頃に遡ります。
もともとは仏教の袈裟や経典に使われたことが起源とされる伊賀くみひもの技術は、帯締などの和装小物などにも用いられるようになるなど、時代とともに変化していきます。
現在では伊賀くみひもは、帯締めだけでなくアクセサリー、ネックレスキーホルダー、ストラップ、チャーム、小物入れ、ネクタイ、ブレスレット、ネックストラップなどにも活用され人気を集めています。
動画の3:11より完成した商品をご覧になることができます。
伊賀くみひもの作業工程(作り方)
絹糸や金糸などを材料して使い、組台と呼ばれる伝統的な道具を使って編み上げるのが、組紐づくりの主な工程です。
様々な色に染色された糸は、動画の0:29よりご覧になれます。
続いて動画の0:36よりご覧になれる経尺(へいじゃく)。
こちらは糸の長さと本数を決めます。
動画では細い糸を9本束ねて組紐に使う一本の糸にしています。
そして、いよいよ組紐を編み込んでいく「組み」となります。
こちらは動画の0:54より紹介されています。
工房ごとに代々受け継がれる「あやがき」と呼ばれる指示書に従って組んでいきます。
この動画の「組み」の作業で使用している「高台」は、他の台に比べて玉をたくさん釣れるので複雑な柄を作れると職人は語っています。
芸術品のように美しい伊賀くみひもを編み上げるためには、長年くみひもを作り続けてきた職人の匠の技が必要不可欠です。
伊賀市にある「伊賀伝統伝承館 伊賀くみひもセンター組匠の里」では、伊賀くみひもの歴史文化やその技法、作り方について学べます。
伊賀くみひもでキーホルダーやブレスレットといった、さまざまな種類の作品を作る体験もできますよ。
美しい伊賀くみひも紹介まとめ
組紐は斜めの格子によって作られるので伸び縮みして体にフィットするので朝、帯締として締めたら帰りまで緩むことはないと職人は動画の2:42より語っています。
動画でご紹介しているように、美術品のような完成度の高さが魅力的な伊賀くみひもは、多くの人から人気を集める伝統工芸品です。
記事と動画をご覧になって、この伝統工芸品の組紐に興味を持たれた方は、通販でも購入可能となっているので一度手にしてみてはいかがでしょうか。
組紐づくりは初心者でも体験できるので、伊賀観光の折にはぜひ伝統文化に触れる体験を楽しんでみてくださいね。
【公式ホームページ】松島組紐店
http://www.iga-kumihimo.com/
【公式ホームページ】伝統工芸青山スクエア
https://kougeihin.jp/
コメント