日本伝統工芸「注染」の技法を動画でご紹介!
こちらの「IKIDANE NIPPON」が制作した、「Chusen - Hand-dyeing technique (Japan)」では、日本伝統工芸の1つである注染染めと呼ばれる、染物の技術が紹介されています。
注染とは、大阪府堺市で生まれた伝統産業で、起源は江戸時代初期頃に作られ始めたという歴史ある染物です。
注染はそそぎ染めとも呼ばれます。
注染で仕上げられた布は、反物だけでなく、浴衣や甚平などのファッションアイテム、ふきんや手拭い(手ぬぐい)、ガーゼ、ハンカチの生地といった普段づかいのアイテムにも使われます。
こちらの動画では、注染染めの制作工程が紹介されています。
なかなか見ることのできない、伝統工芸品の作業工程をこの動画でご堪能ください。
動画で紹介されている注染の技術や作り方をご紹介!
日本の伝統工芸である注染の染物は、職人の匠の技によって丁寧に生産されています。
まずは、素材となる布を板場に置き、染めない部分に型紙を使って防染糊をつけます。
こちらは動画の0:05よりご覧になれます。
糊置きが乾燥したら、染める部分に動画の1:08のように土手を作り、布の内側に原料の染料を注ぎます。
布をジャバラに重ねて、2度染めするという、特徴的な方法ならば、布が裏側までキレイに染まり、鮮やかな風合いになります。
染色した布は、2:27から紹介されているように水洗いし、立干しで乾燥して染物を仕上げます。
完成した商品は、動画の3:04よりご覧になれます。
このように糸を染める技法なので、伸縮性や通気性を失わないのが特徴になります。
動画で紹介されている注染の染物を使ってみよう
日本で人気を集める伝統工芸品である注染の染物は、動画でご覧になれるように工房の職人が1枚ずつ手作業で作っています。
丁寧な工程で製作された注染染めは、日本文化を感じられるアイテムとして、お土産やノベルティにも人気です。
注染染めは通販でも購入できます。
近年では無印良品に注染のアイテムが登場して話題を集めました。
注染の染物は、正しくお手入れすれば、美しい色合いに変化していき、ビンテージアイテムのように長く愛用できます。
注染染めを体験できる工房もあるので、作品作りを楽しんでみるのもおすすめですよ。
日本の伝統工芸「注染染め」の紹介動画まとめ
動画の3:11からは、魅力的な注染染めのアイテムが多数紹介されています。
注染の染物は小紋や縞、千鳥柄や花柄などさまざまな種類の柄があります。
複数の染料を使って色鮮やかに作り上げたり、抜染をしてシックな雰囲気に仕上げたりと、工夫しながら作られています。
日本に古くから伝わる染物文化には、こちらで紹介した注染の他に捺染という技法もあります。
日本伝統文化の魅力を感じさせてくれる伝統工芸品、注染の技術を使って作られた芸術品のような染物を、ぜひ購入して使ってみてくださいね。
【公式ホームページ】てぬクリ工房 | 東京和晒創造館
https://souzou-kan.info/koubou/
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