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日本の伝統文化を守る和泉蜻蛉玉職人のプロモーション動画について

「明日への扉 by アットホーム」が公開した動画「#118 和泉蜻蛉玉職人 松田 有綺  | 明日への扉 by アットホーム」は2019年7月にCSで放送されたテレビ番組の映像です。

こちらの動画は約20分に放送4回分が収められており、
・京都・平等院の国宝復元について知りたい
・日本の伝統文化「とんぼ玉」はどのような技法で作られているの?
・日本の伝統文化を継承する和泉蜻蛉玉職人とはどのような人物なのか知りたい!
という方におすすめです。

動画では和泉蜻蛉玉職人として伝統文化を受け継ぐために技術の習得に励んでいる松田有綺さんにスポットを当てています。
松田さんは動画の1:31よりご覧になることができます。

こちらの記事では動画に沿って日本のとんぼ玉の作り方、京都・平等院のとんぼ玉復元について詳しく説明していきます。

京都・平等院の国宝復元とは

瓔珞(ようらく)の画像
画像引用 :YouTube screenshot

京都にある国宝・平等院の鳳凰堂に安置される阿弥陀如来坐像の修復で台座から見つかったガラス玉は、瓔珞(ようらく)という仏像周辺に吊り下げて飾ったものでした。
その美しい姿は動画の0:58よりご覧になることができます。
正倉院宝物に保管されているものと同じ工房で作られたものとみられています。

この京都の瓔珞のガラス玉を復元したのが大阪府伝統工芸士・松田 有綺さん。
実際に復元されたガラス玉は1:32から紹介されています。

「山月工房」で保管していたガラス玉の材料の成分が、京都の国宝ガラス玉に似た成分であることがわかり、復元が実現しました。

日本の伝統文化「和泉蜻蛉玉」の作り方

「和泉蜻蛉玉」の作り方の画像
画像引用 :YouTube screenshot

まず、ガラスを熱して細く引き伸ばし細かく砕いて、とんぼ玉の模様を作るためのガラスを準備します。

作り方の手順は
・「素(剥離剤)」を付けた針金を熱する
・束ねたガラス棒を熱する
・やわらかくなったガラスを芯棒に巻き付ける
・細かくした模様用のガラスをつける
・引っ掻いて模様をつける
・徐冷(灰)の中に入れて冷ます

という流れになります。
和泉蜻蛉玉職人の松田有綺さんによる作品作りの様子は6:52より紹介されます。

日本の伝統文化・和泉蜻蛉玉職人が作る作品の値段や商品

とんぼ玉の画像
画像引用 :YouTube screenshot

とんぼ玉の商品は、紐を通したネックレスやブレスレット、日本の伝統文化和装に合わせる帯留めや簪(かんざし)、根付・ストラップなどが販売されています。
京都・平等院のガラス玉と似た成分のガラスで作るとんぼ玉もあり、価格は技法によっても異なります。
京都の国宝成分に近いガラスのお香立ては約5000円で販売されています。

日本の伝統文化・和泉蜻蛉玉職人のまとめ

京都府・平等院鳳凰堂の画像
写真:京都府・平等院鳳凰堂

動画の16:12からは、復元した国宝瓔珞を確認しに京都の平等院を訪れます。
そこで和泉蜻蛉玉職人の松田有綺さんは「物だけでなく想いも一緒に繋いでいけるような職人になりたい」と語ります。
継承される日本の伝統文化やとんぼ玉の作り方に興味のある方はぜひこちらの動画をお楽しみください。

【公式ホームページ】和泉蜻蛉玉職人 松田 有綺 | 明日への扉 by アットホーム
https://www.athome-tobira.jp/story/118-matsuda-yuki.html

この記事を書いた人
最終更新日 : 2021年9月13日
日本
ひろ(HIRO)
お出かけ先で、おいしいものを食べるのが好きなライターです
京都・平等院に残されていたガラス玉を和泉蜻蛉玉職人が復元!色鮮やかなとんぼ玉は「ガラスの中の宇宙」と例えられるほどの美しさ!
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