長野県飯田市「大平宿」観光動画紹介
まずはこちらの「ひろくん起稿」が制作した動画【江戸時代の町並みが残る長野県「大平宿」】をご覧ください。
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようなこの動画。
こちらは長野県飯田市にある大平宿(おおだいらじゅく)と呼ばれる観光スポットです。
大平宿とは何?歴史は?この記事では人気観光スポットの大平宿のご紹介をいたします。
長野県の大平宿はなぜ作られた?その歴史とは
長野県の大平宿は、中山道と三州街道(伊那街道)を結ぶ大平街道の中間地点にかつて存在していた宿場町です。
宝暦4年 (1754年)にお椀やお盆等の木工品を加工、製造する木地師の大蔵五平治と、穀商人山田屋新七が移り住んだことからこの地の歴史が始まります。
動画でご覧になれるように、この地域には現在でも江戸時代末期から明治時代にかけての古い建物が多く現存しています。
伊那谷と木曽谷の間には木曽山脈がそびえており、かつては権兵衛街道を経由して奈良井宿へ行く方法しかありませんでした。
大平街道は、江戸時代中期に伊那谷から中山道へ至る妻籠宿(つまごじゅく)を結ぶため、飯田藩の許可によって開墾が進められました。
長野県の大平宿が衰退した理由とは?
長野県の大平街道が開通すると、元善光寺参りの参拝者が立ち寄る茶屋宿として栄えるようになりました。
明治期には大平第三番小学正道学校や大平郵便局なども設置され、明治末期には中央本線の開通によって物流の要所となりました。
しかし昭和期には清内路村の清内路峠を超える国道265号が開通し、さらに林業も衰退し大平宿の利用者は減少しました。
平成期には前沢荘などが大火災で焼失しました。
動画で紹介されている現在の長野県大平宿の様子とは?
動画の1:47にあるように、大平宿の住民は昭和45年に集団移住を決定しました。
集団移住集落である大平宿は、廃村となった後に「いろりの里」として観光客が自然体験を楽しめる地に生まれ変わりました。
現在ではNPO法人大平宿を残す会や南信州観光公社の管理により、大平宿の丸三荘は現在でも古民家宿泊施設として活用されています。
集団移住集落を宿泊施設として利用することにより、この貴重な財産を再生・保存をするという目的があります。
一般的な宿泊施設とは異なり、必要なものは自分で用意し、民家の薪や炭で囲炉裏や窯を使って自炊し、退去時には掃除も行います。
大平宿では釣りや自然体験のイベントも不定期で開催されています。
近隣には大平台温泉や観光客向けのホテルなどもあります。
動画では一部朽ち果ててはいますが、当時の日本の暮らしが想像できる様々な古民家が全編に渡り紹介されています。
長野県の大平宿の動画まとめ
大平宿周辺は夏は涼しく爽やかで、冬場は雪の風景が楽しめる人気の観光地。
昔ながらの民家が残るこの地では、自然溢れるインスタ映えする風情ある写真が撮れるかもしれません。
動画にあるような古きよき山里の雰囲気を楽しみたい方は、長野県の大平宿周辺へ出かけてみてはいかがでしょうか。
◆大平宿 施設概要紹介◆
【住所】〒395-0045 長野県飯田市上飯田7929
【交通アクセス】中央自動車道 飯田ICより車で60分。※バス電車などの公共交通機関はありません。
【宿泊料金】1人 2,300円
【駐車場】あり
【電話番号】南信州観光社 0265-28-1747
【公式ホームページ】南信州観光公社
https://www.mstb.jp/
【トリップアドバイザー】大平宿
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1021319-d7037774-Reviews-Odairajuku-Iida_Nagano_Prefecture_Koshinetsu_Chubu.html
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