老舗草加煎餅屋「小宮せんべい」の手焼きせんべい紹介動画
こちらは「Ante」が公開した草加煎餅の手焼きの様子を紹介する動画「老舗のお煎餅屋さんが作る手焼きの草加煎餅|料理音」です。
草加煎餅とは、日本の煎餅の種類のひとつで、埼玉県草加市で作られている名産品です。
平成12年には「21世紀に残したい・埼玉ふるさと自慢100選」にも選ばれています。
動画では、手焼きにこだわる草加煎餅の老舗「小宮せんべい」の焼きから仕上げまでを紹介しています。
リズミカルに煎餅を裏返し続ける手作業に、きっと目が釘付けになることでしょう。
日本のお茶請け(おやつ)として人気の草加煎餅とは
写真:埼玉県・草加市の草加煎餅
草加煎餅は、原料が100%うるち米という特徴があります。
保存食として食べられていた「塩堅餅」を焼いた「塩せんべい」に、江戸時代に醤油をつけるようになったのが発祥と言われています。
硬めでぱりっとした食感で、着色料などの添加物が使われていない草加煎餅は、子どもから大人まで多くの人に愛されています。
そのため、詰め合わせ商品などを御祝やギフト・プレゼント・お土産などに利用する人が多く、通販での購入も可能です。
本物の草加煎餅には、地域団体商標としてシンボルマークをつけて、伝統の味を守っています。
また、2000年には若田光一さんとスペースシャトル・エンデバーに乗り込み、宇宙にも行った煎餅です。
埼玉県名産品草加煎餅の作り方
写真:うるち米
では動画に沿って草加煎餅の作り方を順に紹介します。
1. 製粉
うるち米を精米し石臼ですります
2. 練り
盤台で熱湯を入れながらかき混ぜて練ります
3. 蒸し
米を団子状にして蒸篭で蒸します
4. つき
ついて冷やし、またつくことをくりかえします
5. でっち
さらに練ります
6. 手のし
均一の厚さにのばします
7. 切型
丸く型抜きをします
8. 乾燥
むしろに並べて天日干しします
9. 焼き [動画 0:35~]
炭火を入れたホイロで、何度も返し、押し瓦で何度も押して形を整えながら焼きあげます
10. 仕上げ[動画0:35~]
焼けた煎餅に刷毛で醤油を1枚1枚丁寧に塗ります
動画で紹介されるのは9と10の焼きと仕上げです。
動画の全編でご覧になれるように手焼きは熟練の職人さんが水分や焼き加減の様子を見ながら焼きあげます。
そのため、一日1,500枚~2,000枚程度しか焼けないそうです。
草加煎餅紹介まとめ
写真:埼玉県・草加煎餅
この記事と動画で、ひとつひとつ丁寧に焼き上げる草加煎餅の魅力をおわかりいただけたのではないでしょうか。
材料にこだわり、1日につくれる量に限りがあるため、大量生産で作られる煎餅よりは価格は高めですが、素朴でお米の味がしっかりする草加煎餅をぜひ一度召し上がってみてください。
動画は、リズミカルな音とともに次々と煎餅が裏返され焼かれていきます。
見ているだけで香ばしい香りが漂ってくるように感じますよ。
【公式ホームページ】草加せんべい振興協議会: 草加せんべい公式サイト
https://sokasenbei.com/
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