この記事もチェック

この記事もチェック

「モクズガニ漁」と「ズガニのかけ飯」のインタビュー動画をご紹介!

こちらの「ksb5ch」が公開した、「岡山・和気町に伝わるモクズガニ漁に密着「ズガニのかけ飯」の味は」は、岡山県和気町でモクズガニ漁を営む、吉井川南部漁業協同組合の万代敬二さんのモクズガニ漁に密着した動画です。
万代敬二さんは、モクズガニ漁に携わり70年の大ベテランです。

モクズガニは地元ではズガニとも呼ばれ、ズガニのかけ飯と呼ばれる郷土料理の材料となります。
今回は動画を見ながら、モクズガニ漁の特徴やズガニのかけ飯の作り方をチェックしてみましょう。

動画で紹介されているモクズガニ漁とはどんな捕り方のこと?

モクズガニの画像
写真:モクズガニ

モクズガニとは、地域で「ズガニ」とも言われる川の蟹です。
甲殻類の一種で大きさは、甲幅7~8cm、体重180gほど。
日中は石の間でじっとしている夜行性のモクズガニは、漁師川底に仕掛けた罠にかかり網に入る生態をもつため、この網を引き上げて漁をします。
モクズガニ漁の様子は動画の0:16よりご覧になれます。

モクズガニの特徴はハサミのフサフサの毛と、独特のライフサイクル。
秋の時期になると繁殖準備のために生息域である川を下り、春になると河口の汽水域で生まれた幼生は海で暮らし、3mm程の稚ガニになると再び川を上ります。
一生のうちに川と海を回遊するのです。
こちらは動画の1:25よりご覧になれます。

モクズガニ漁は秋が最盛期で、繁殖で川を下る頃は身が入り、最も美味しいのです。
モクズガニ漁で捕れたカニの足が黄色いのは、身がしまり脂がのっている証拠です。

モクズガニはサイズが小さいので、料理するのも食べるのも手間がかかるため今では食べる人も少ないのが現実でもあります。
そのため蟹を獲る人が減り、伝統のモクズガニ漁も衰退しています。

動画で紹介されているズガニのかけ飯とは?レシピや食べ方について

ズガニのかけ飯の作り方の画像
画像引用 :YouTube screenshot

岡山県和気町で愛されるズガニのかけ飯は、岡山県和気町の新米の季節のご馳走。
野菜などの材料を鍋で煮込んだあと、モクズガニを包丁で甲羅ごと細かく刻んでザルでこすという伝統の作り方で調理されます。

殻に付いた旨みを逃さない為、時間をかけてできるだけ細かくするのです。
蟹の殻は昔の人にとって貴重なタンパク源だったのです。
醤油で仕上げた、でき上がったスープをご飯にかけるという食べ方が地元では定番です。
旨みが凝縮された最高の逸品となっています。
ズガニのかけ飯の作り方は動画の3:16から紹介されています。

モクズガニ漁で捕られたカニはほかに炊き込みご飯やカニパスタ、つがに汁や蒸しガニ、味噌汁など、さまざまな和食や洋食にアレンジして食べられています。
動画の5:58からご覧になれるように、地元の方は蒸しガニも半分に折って甲羅ごと食べるのです。

「モクズガニ漁」と「ズガニのかけ飯」の紹介動画まとめ

モクズガニの画像
写真:モクズガニ

秋の旬の食材であるモクズガニは、調理前に生臭いニオイがすることもありますが、ゆで方を工夫すれば美味しい料理に早変わりする食材です。

動画で紹介されている「ズガニのかけ飯」のほか、さまざまな食べ方で日本食の文化を味わいたいですね。
モクズガニ漁の動画を見てカニ料理に興味を持った方は、岡山県和気町で販売されているモクズガニを購入してみてはいかがでしょうか。
若い世代では食べる機会が減ったズガニ料理ですが、次世代に残したい地域の味なのです。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2022年11月8日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!

地図・アクセス(Googleマップ)

岡山県和気町で愛される季節のご馳走「ズガニのかけ飯」を食す!地元に古くから伝わるモクズガニ漁の特徴や、モクズガニ料理のレシピを余すことなく紹介!
この記事が気に入ったらフォローしてね

あなたへのおすすめ