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日本の伝統グルメ!奈良県の片上醤油を紹介

こちらで紹介する動画は「ニッポンアーカイブス」が公開した「【美しき日本】奈良 御所 片上醤油」です。

醤油とは日本が世界に誇る和食に欠かせない調味料です。
醤油に合わない食材を探すほうが難しいというぐらいの万能な調味料。
その種類も豊富で、製造方法から原料までそれぞれに異なる文化とレシピがあります。
今回紹介するのは奈良県にある老舗蔵元の片上醤油。
職人さんたちが語る片上醤油の奥深い世界がご覧になれますので併せてお楽しみください。

日本の伝統グルメ!奈良県の片上醤油の伝統と歴史

片上醤油の外観の画像
画像引用 :YouTube screenshot

片上醤油の蔵元は奈良県の御所市にあります。
片上醤油の外観は動画の0:19からご覧になれます。

醤油は原料の大豆を大桶に入れて発酵熟成させて作る日本古来から伝わる伝統的な調味料で、その味と香りは世界のグルメシーンでも大きな注目を集めています。
片上醤油は昭和6年に創業した老舗の醤油蔵元です。
山麓の静かな村で奈良県産大豆を主原料とし、職人が杉の大桶で自然のままに発酵熟成させる日本古来の醤油作りの手法を伝承しています。
もちろん食品添加物を使わない無添加無調整の醤油なので、熟練した職人の技術が無ければ商品にはなりません。
手間暇かけて造られた至極の片上醤油はインターネット通販で購入することができます。
また、事前予約をすれば蔵元の見学にも応じてくれるので一度片上醤油の公式ホームページをご覧になってみてはいかがですか。

日本の伝統グルメ!奈良県の片上醤油の作り方

圧搾の画像
画像引用 :YouTube screenshot

片上醤油は原料に奈良県産大豆と自家製麹を使うこと以外は伝統的な醤油作りと同じ工程で作られています。
ここでは伝統的な醤油の作り方・生産工程を簡単にご説明しますので、グルメ素材の風味を最大限活かす醤油の極意を動画と合わせてご覧ください。

・麹室で麹づくりを行う
1、小麦を焦げるまでから炒りして、すりこぎで大雑把に砕く
2、大豆は一晩水につけた後、釜で煮る
3、大豆の煮汁を捨てたら炒って砕いた小麦と合わせる
4、麹菌を混ぜ30度に保たれた室内で3日間ほど放置する[動画: 3:35~]
・この時容器に山型に盛って保温し、自己発熱が始まると平らにならして放熱させる
・40度以上になると麹菌の活動が停止してしまうので温度管理には十分注意する
5、全体的に緑がかってきたら塩水につける
6、仕込みを行う(大豆1:小麦1:20%の塩水3の割合)
7、涼しい場所に保管し、3日に1回は全体をかき混ぜさらに2月ほど発酵させる
8、半年から1年熟成させる(醸造)
9、汁を70度ぐらいまで温め殺菌する(火入れ&諸味の完成)
10、清潔な布に敷き詰め折りたたんで圧力をかけゆっくりと絞り出す(圧搾)[動画: 4:00~]
11、ボトルに詰めて完成

日本の伝統グルメ!奈良県の片上醤油紹介まとめ

片上醤油の画像
画像引用 :YouTube screenshot

日本の伝統的なグルメ調味料として今熱い注目を集める奈良県の片上醤油は大量生産ができないため、ギフトや購入はお早目に予約することをおすすめします。
奈良県には片上醤油以外にも老舗の醤油蔵元がいくつかあります。
創業100年を越す大門醤油もその一つ。
代々受け継がれた長期熟成の天然醸造醤油の味は食材を選ばない万能グルメ調味料です。

商品のお求めや販売店情報は公式ホームページでご案内しておりますので是非一度訪れてみてください。
動画では蔵元の職人さんたちが片上醤油作りにかける苦労や情熱も語られています。
この動画をご覧になれば普段何気に口にする醤油もより一層美味しく感じるのではないでしょうか。

【公式ホームページ】片上醤油 かたかみしょうゆ
http://www.asm.ne.jp/~soy/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2021年12月13日
日本
児玉 勇(Yu Kodama)
日本と焼き鳥をこよなく愛するライター

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世界中で人気の和食にかかせない醤油を知る。創業90年の奈良県の老舗醤油蔵元「片上醤油」が語る醤油へのこだわりとは?
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