日本三大奇祭の1つ山梨県富士吉田市「吉田の火祭り」動画紹介
こちらの「FUJISAN DRONE BASE - 富士山ドローンベース」が公開した「日本三奇祭 吉田の火祭り(鎮火祭・すすき祭り) The Yoshida Fire Festival」は日本の歴史ある夏祭りをご紹介する動画です。
動画では、2基の神輿を担ぎ練り歩く迫力ある映像から始まり、火が灯された大松明が並ぶ上空からの映像もお楽しみいただけます。見どころが詰まった4分40秒の動画をぜひお楽しみください。
日本三大奇祭とは?「吉田の火祭り」はいつ?込められた願いとは?
諸説ありますが、一般的に「日本三大奇祭」といわれるのは、長野県諏訪市「御柱祭」、秋田県男鹿市「なまはげ柴灯祭」、そして山梨県富士吉田市「吉田の火祭り」の3つといわれています。
「吉田の火祭り」の正式名称は「鎮火祭」、北口本宮冨士浅間神社と諏訪神社合同で行なわれます。富士山登拝のお山じまいの祭りで、例年8月26日・27日開催なので、2024年は、8月26日(月)、27日(火)に行われます。富士山登山客の安全と富士山噴火を鎮めるための願いが込められています。
「吉田の火祭り」はどんなお祭り?歴史は?
日本三大奇祭、日本10大火祭りに数えられる吉田の火祭り開催中の参拝者は、20万人近くになります。
約400年以上前から行われている歴史あるお祭り「吉田の火祭り」は、国指定重要無形文化財に指定されています。
もともと「吉田の火祭り」は、浅間神社ではなく諏訪神社の祭礼で、史料によると上吉田村諏訪明神の例祭(7月22日)で篝火を焚いたのが起源と記されています。
その後、富士信仰が盛んになり、諏訪神社は浅間神社に吸収され摂社となりました。
火祭りの起源伝説は諸説あります。神輿とともに白い蛇神(へびがみ)が上から下へと降りてくるという説や、浅間神社の御祭神である木花開耶姫が身の証をたてるために火が燃える産屋で子供を三人産んだとされる神話、などの伝説が残されています。
大松明の点火など「吉田の火祭り」の見どころは?
毎年8月26日には、諏訪神社が明神型神輿を出す本殿祭が行われます。
この神事には世話人や富士講など100人以上が出席します。
すすきの玉串を持った氏子崇敬者とともに2基の大神輿は氏子中を渡御し、最終的に浅間神社へと向かいます。
こちらは動画の0:43からご覧になれます。
2基の大神輿のうち1つは動画の1:00からご覧になれるように富士山を模した形となっています。
高さ約3メートルの100本にもおよぶ大松明に火が灯される「松明の点火」は、最大の見どころです。
動画の1:54からは、松明(たいまつ)への点火の様子がご覧いただけます。たくさんの松明に火が灯ると、まるで街全体が火の海と化したような幻想的な情景が広がります。
日本三大奇祭吉田の火祭りはバスや電車でのアクセスのほか、周辺には臨時駐車場も用意されるので車でも訪れることができます。
お祭り当日は渋滞が予想されるので、余裕を持って訪れるのがおすすめです。
日本三大奇祭「吉田の火祭り」まとめ
日本一の山として愛される富士山。
そのふもとで行われる祭に多くの人が訪れることからも、富士山は日本国民にとても愛されているということが分かりますね。
ぜひもう一度動画をじっくりとご覧になって、日本三大奇祭にも数えられる勇壮でダイナミックな秋祭りの風情を堪能してみてくださいね。
【公式ホームページ】北口本宮冨士浅間神社
【トリップアドバイザー】吉田の火祭り
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