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福井県の伝統工芸品、越前漆器とは

こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が制作した、福井県の伝統工芸品、越前漆器をご紹介する動画「手技TEWAZA「越前漆器」Japan Echizen Lacquerware」です。

越前漆器は、福井県鯖江市の河和田地区で主に生産されている伝統工芸品。
日本文化を感じさせてくれる越前漆器は、ずっと眺めていても飽きないような美しさが魅力です。
この動画では越前漆器の作り方や、美しい商品の数々が紹介されています。
きっとあなたのお気に入りの一品も見つかるでしょう。

越前漆器の文化や歴史とは

漆器神社の天井の画像
画像引用 :YouTube screenshot

その歴史は古く、越前漆器の起源は今から1400年以上前の飛鳥時代にまで遡ります。
当時の天皇に冠の塗替えを依頼された塗師が黒塗りのお椀をあわせて献上したところ、大いに喜ばれ工芸が奨励されたことが、越前漆器の始まりと伝わります。
江戸時代以降、福井県鯖江周辺では多くの職人が活躍し、漆器製造の技法は次第に全国に広まっていきました。

伝統工芸品、越前漆器の作業工程(作り方)

越前漆器の職人の画像
画像引用 :YouTube screenshot

古来より、越前漆器はさまざまな工程を複数人の職人が分業制で担当するという伝統的な手技で作られてきました。

1. 漆塗り(動画 0:25~)
材料の木地を削り出してから漆塗りをします。2重にも3重にも塗り重ねていきます。

2. 沈金(動画 1:25~)
表面を掘り、金箔を貼り付けていきます。
金箔は鏡と一緒で堀りが綺麗だとその分、金箔は綺麗に光ると職人は動画内で語っています。

3. 蒔絵(動画 2:05~)
その日その日の湿度で漆の乾きも違うのでそれを見極めて作業をすると動画内で職人は語ります。

日本の蒔絵文化は古くより受け継がれたもの。一流の蒔絵師の匠の技によって仕上げられた蒔絵の漆器は、芸術品のような素晴らしい仕上がりです。
越前漆器の特徴は、その優雅な風合いと丈夫で長持ちするという実用性にあります。

高品質な越前漆器を購入してみよう

包丁の画像
画像引用 :YouTube screenshot

漆器さじべえでは、職人の手仕事で作られた高品質な越前漆器のアイテムを購入できます。
鯖江市には越前漆器を製造販売する工房がたくさんあり、汁椀や箸のほか、タンブラーやコーヒーカップ、茶托やお皿、重箱弁当箱、若狭塗箸といったデイリーユースアイテムも多数取り扱っています。近年では漆器の製造技術も向上しており、電子レンジや食洗機で使えるような商品も増えています。

動画の後半3:09からは越前漆器の商品がご覧になることができます。包丁、時計など、どれも見とれてしまうほどの美しい商品となっています。
通販でもこの越前漆器を購入することができるので、カタログをご覧になり、越前漆器を手にしてみてはいかがでしょうか。
越前漆器の販売店で有名なのが、越前漆器久太郎で創業からなんと94年。
創業者の曽明久太郎は、昭和56年に83歳で勲五等瑞宝章の栄誉を授かっております。

日本文化を感じられる越前漆器紹介まとめ

伝統工芸の越前漆器は、動画でご紹介したような精密な工程を経て作られています。
高品質でデザイン性の高い漆器を毎日の生活に取り入れれば、日本伝統文化をより身近に体験できることでしょう。
お祝いやプレゼント・お土産・引き出物でも喜ばれる品です。
この記事と動画で越前漆器に興味を持っていただけたければ嬉しいです。
芸術品のような漆器を手に入れたい方は、鯖江市河田町でさまざまな種類の越前漆器を製造販売する店舗や工房へぜひ足を運び、お気に入りの作品を探してみてくださいね。

【公式ホームページ】伝統工芸青山スクエア
https://kougeihin.jp/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2021年7月24日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!
「越前漆器」は食卓に華やぎを添える美術品!一度は手にしてみたい福井県で1400年以上伝わる高品質な伝統工芸品はどのように作られ、どのような商品がある?
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