京都の吉田神社「節分祭」動画紹介
今回は『京湯元ハトヤ瑞鳳閣』さん制作の『京都 吉田神社 節分祭2016 追儺式(鬼やらい)』という動画を紹介します。
京都市左京区の吉田神社で毎年行われている節分祭。動画では追儺式(ついな式)の「鬼を払う神事」を継承した伝統行事『鬼やらい』の光景がご覧いただけます。参拝者を青鬼・赤鬼・黄色の3匹の鬼が大声をあげておどしながら境内に押し寄せます。すると矛や盾を手にした役人の「方相氏(ほうそうし)」が勇敢に鬼を追い払う様子がご覧いただけます。お子さんが見るとあまりの鬼のおそろしさに泣いてしまうかもしれません。鬼たちの大迫力の演技は必見です!
【動画】1:17~ 勢いのある赤鬼
京都市「吉田神社」の歴史とご利益
写真:京都府・吉田神社本宮の鳥居
京都市左京区にある吉田神社は、伝統ある結婚式や厄除けで有名な神社です。京都大学吉田キャンパスのすぐ側、吉田山のふもとにあり、秋には美しい紅葉が見られます。
吉田神社の歴史は、藤原山蔭が貞観元年(859年)に一門の氏神として、奈良の春日大社四座の神を招請したことから始まります。
御祭神は、健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)、伊波比主命(いはいぬしのみこと)、天之子八根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)の四神が祀られており、厄除け開運のご利益があるとされています。
境内には、料理の神様やお菓子の神様など様々な神様が祀られ、日本中からシェフやパティシエを目指す方が多く訪れています。
室町時代に執行されて以来、信仰と伝統を誇る京洛の一大行事である「節分祭」は、地元のみならず多くの観光客を集めています。今回は吉田神社の「節分祭」の見どころをご紹介しましょう。
吉田神社節分祭の追儺式「鬼やらい神事」とは
写真:鬼やらい
吉田仁社で毎年2月2日に行われる追儺式は、「鬼やらい神事」とも呼ばれています。節分といえば「豆まき」を連想しますが、吉田神社では「鬼やらい」です。赤鬼・青鬼・黄鬼の3匹の鬼を、盾と矛を持った「方相氏」が追い払います。
金色の目を4つ持った面をかぶった「方相氏」は、中国伝来の神通力のある呪術師。盾と矛を持ち、矛を地面に打ち鳴らして大きな声を出しながら宮中を厄除けのために歩きます。鬼を恐れて大声を出して泣いた子供は元気に育つのだとか。実際の鬼は優しいので、泣いたお子さんを「いい子いい子」する姿もよく見られるようです。インスタ映えお約束の鬼との2ショット撮影がおすすめですよ。
【動画】1:58~ 鬼を追い払う「方相氏」
2024年の吉田神社「節分祭」大元宮内院特別参拝はいつ行われる?
吉田神社「節分祭」は2024年(令和6年)2月2日~4日に行われる予定です。例年お祭りには約50万人の参拝者が訪れ、境内は厄除祈願やくちなし色の御神札、人気の福豆を求める参拝者の人波で埋め尽くされます。2日、3日の両日には約800店もの露店、屋台が並び、観光客を驚かせます。2月2日~4日の3日間は、大元宮内院の特別参拝が可能です。
抽選結果が楽しみ!人気の福豆や豪華な景品の「厄除福豆抽選」
毎年絶大な人気を誇る「抽選券付き厄除け福豆」。福豆を購入すると、抽選で数々の有名商社が協賛する豪華な賞品が福当たりするというイベント。参拝者の楽しみの1つとして永く親しまれています。陳列されている賞品の豪華さにきっと驚くことでしょう。
車や電化製品などをもたらしてくれるかもしれない福豆の幸運は、心が躍るものばかりです。袋に入った福豆1袋の価格は300円。1袋に抽選券が1枚ついてきます。例年2月4日13:00から抽選会が行われ、5日以降に境内やホームページなどで一斉に公開されます。福引当選引き換え期限はいつまでなのかも気になるところ…。例年2月20日頃なので、当選された方は忘れずに引き換えを!
吉田神社の節分祭まとめ
写真:京都市左京区・吉田神社
吉田神社には、臨時駐車場があるのですが節分祭の3日間は使用することができません。有料駐車場は複数ありますが、台数の多い駐車場が多くはないため、公共交通機関で行くほうが混雑に悩まされることはないかもしれません。
また周辺は大規模な交通規制(吉田神社~東一条交差点)が敷かれる予定ですのでご注意下さい。冬の京都は厳しい寒さ、防寒対策をしっかりしてお出かけすることもお忘れなく。小さなお子様連れは、比較的混雑のゆるやかな日中の参拝がおすすめです。追儺式で退散させられる役の3匹の鬼は、日中境内や参道を歩いています。少し怖いですがバッタリ鬼に出会えるのも節分祭ならでは。きっと良い思い出になるでしょう。
【公式ホームページ】吉田神社
【トリップアドバイザー】吉田神社
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