滋賀県犬上郡「多賀大社」節分祭動画紹介
今回は『Good Sign』さん制作の『Good Sign 第12回放送 多賀大社節分祭』という動画を紹介します。滋賀県犬上郡多賀町多賀の多賀大社では、毎年2月に節分祭が行われています。「鬼の舞」や福豆・福餅をまく様子などを解説とともに紹介しています。
日本の文化を知る上で欠かせない「節分」行事。多賀大社節分祭を通し、節分の豆まきの意味も知ることができます。まずは多賀大社節分祭の魅力がつまった4分の動画をご覧ください。
日本の伝統行事「節分」とは?いつ?
写真:節分の鬼の面と豆まき
節分とは「季節を分ける」という意味があり、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを指しています。江戸時代以降は、立春の前日を「節分」と呼ぶように。旧暦で節分は大晦日にあたり、新年を迎える前に邪気を追い払い、良い年を迎えるという意味がありました。
鬼役が登場し、「鬼は外、福はうち!」と言いながらおこなう「豆まき」は、日本の幼稚園や保育園などの行事としても親しまれています。
日本の家庭では、「恵方巻き」を食べる習慣も。「恵方」とは、その年の福をつかさどる歳徳神がおられる方角のことをいい、その方向に向いて食べるとよいとされています。数え年の数(年齢+1)だけ豆を食べるという習慣もありますね。
節分といえば「2月3日」という印象が強いのですが、立春の日が変わることがあるため2日や4日になる年もあります。
多賀大社は何の神さま?ご利益は?
写真:滋賀県・多賀大社
多賀大社はお多賀さんの名で知られている滋賀県第一の大社。「お伊勢参らばお多賀へ参れ」・「お伊勢お多賀の子でござる」とあるように、伊勢神宮の天照大神(あまてらすおおみかみ)の両親である伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)が祀られ、延命長寿・縁結び・厄除けの神として信仰されています。
春には美しいしだれ桜、秋は太閤秀吉のゆかりの奥書院庭園の紅葉など、四季折々の景観を楽しめます。また、伊弉諾大神が天から降りたといわれる地にある三本杉と呼ばれる御神木や、白い石に願いを書いて奉納できる寿命石(別名:枕石)、元正天皇が病気の時に作られた「お多賀杓子(おたがじゃくし)」など、多賀大社は見どころが多い観光名所でもあります。
多賀大社の節分祭の見どころは「鬼の舞」と「福豆・福餅まき」
節分祭の見どころは、島根県因原神楽団による「鬼の舞」奉納。太鼓と笛の音とともに三体の鬼があらわれます。恐ろしい形相でにらみつけながら舞う様子は迫力満点!
【動画】1:51~ 三体の鬼の舞
「鬼は外、福はうち」の掛け声とともに、豆をまきながら2人の宮司さんが、徐々に鬼を回廊の端へと追いやり退治します。厄をもたらす悪霊を追い払う鬼やらいの神事です。
鬼がいなくなった後には、年男年女のみなさんにより、舞台の上から福豆や福餅を投げられます。
【動画】3:00~ 福豆・福餅を投げる年男年女のみなさん
年男・年女の「福豆・福餅まき体験」は一生に一度!
福豆・福餅を投げる体験は、その年に還暦を迎える「年男・年女」の方が対象です。一生に一度のみの貴重な体験ですね。事前に説明会を実施されているようです。申込締切は、前年の12月中旬。
参加するための奉仕料は次のとおり。お一人の場合32000円、ご夫婦(同学年のみ)42000円。御祈祷料・直会(会食)・集合写真・扇子などの記念品も含まれています。※2021年時の内容です。
還暦を迎えるご家族がおられる場合は、お祝いにプレゼントされるのもいいかもしれません。
多賀大社の節分祭まとめ
多賀大社への交通アクセスは近江鉄道「多賀大社前」駅から徒歩10分。滋賀県には、多賀大社や彦根城など、さまざまな観光スポットがあります。2月に旅行を計画される場合は、節分祭も予定に入れてはいかがでしょうか。
【公式ホームページ】節分祭(せつぶんさい) - 多賀大社
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