江戸風鈴の紹介動画について
こちらは「Japan Video Topics - 日本語」が公開した「江戸風鈴~音色で涼しさを感じる~」で、ガラス製の江戸風鈴を紹介する動画です。
こちらの動画は、
・風鈴はどんなものなの?
・風鈴の起源は?
・江戸風鈴はどうやって作られるの?
と疑問に思われる方におすすめです。
日本人は、冷房などがない時代から、夏を涼しく感じる工夫をしてきました。
すだれによる日よけや、家の前などに水を撒く打ち水などがありました。
風鈴もそんな工夫のひとつです。
風を受けて音を奏でる風鈴を家の軒下などに吊り下げて、音色で涼しさを感じる風情を現代の生活でも取り入れてみませんか?
こちら動画と記事では、「江戸風鈴」についてご紹介します。
まずは動画で、江戸風鈴とはどんなものなのかをご確認ください。
江戸風鈴とは
写真:伝統工芸品・朝顔の江戸風鈴
江戸風鈴は現在も300年前の江戸時代と変わらない技法で作られています。
風鈴の起源は7世紀ごろに寺院の軒下に吊るされた風鐸(ふうたく)だと言われています。
風鐸は金属でできていて、災いを防ぐと信じられていました。
現在では色も形もさまざまな風鈴があります。
篠原儀治(しのはらよしはる)さんが、昭和40年ごろに先代から受け継いだガラス風鈴を江戸風鈴と名付けました。
型をつかわず、職人がひとつひとつ手作業でつくりあげる江戸風鈴は、独特な音色が特徴です。
江戸風鈴の作り方
写真:伝統工芸品・江戸風鈴の制作工程
炉の中の坩堝(るつぼ)に、ドロドロに溶けたガラスがはいっています。
1. 溶けたガラスをガラス棒で巻き取る
2. 小さな玉・口玉(くちだま)を吹く
3. 口玉にもう一度ガラスを巻き取る
4. 糸を通す穴をあける
5. 吹いてふくらましたあと、口玉の部分を切り落とす「口切り」をする
6. 切り口(鳴り口)をギザギザに仕上げる
7. 絵付け師が、顔料で内側から絵柄を描く
動画の2:00から、篠原風鈴本舗の江戸風鈴職人・大槻賢一さんの手により作られる江戸風鈴をご覧になることができます。
日本の伝統工芸品「江戸風鈴」の値段や商品について
写真:伝統工芸品・江戸風鈴
江戸風鈴は、ギザギザの切り口にこすれるような、秋の虫「鈴虫」の音のような響きが魅力です。
動画で紹介されている江戸風鈴を作る篠原風鈴本舗は、東京都江戸川区の浅草にあり、ショップでは江戸風鈴の販売のほか、絵付けやガラス吹きの体験や見学をすることができます。
また、通販でも購入することが可能で、1,870円から用意されています。
高いものでは江戸切子の江戸風鈴が6,050円、市松模様が11,000円、1点限りの複雑な模様が絵付けされた手毬44,000円などがあります。
(※2020年12月時点でのお値段になります。)
日本の伝統工芸品「江戸風鈴」のまとめ
写真:伝統工芸品・江戸風鈴と浴衣の女性
江戸時代から同じ製法でつくられる江戸風鈴は、手作業でつくられるためひとつひとつ音色が異なることも魅力です。
動画では、日本の風景とともに江戸風鈴の特徴や歴史、職人技を紹介していますので、ぜひご覧ください。
【公式ホームページ】篠原風鈴本舗HP
https://www.edofurin.com/
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