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雪さらしとは?

「【4K】越後上布の雪さらし(南魚沼市塩沢地区)」は、麻織物を作る工程で大事な雪さらしについて紹介をしている動画です。
雪さらしとは、雪の紫外線反射を利用して漂白をする、越後上布において重要な工程の一つです。

この工程は江戸時代から行われており、その工程が取り入れられている越後上布は日本が誇る伝統工芸品です。

自然の力に頼ることで、人工的にするよりも綺麗に漂白することができます。
その鮮やかな仕上がりから、越後上布では無くてはならない工程となっています。

この雪さらしは毎年2月下旬から4月上旬までの良く晴れた日の新潟県南魚沼市で行われており、一つの布に対して雪さらしは約1週間程度行われます。

雪さらしを必要とする伝統工芸品について

越後上布の重要な工程である雪さらしですが、他の工芸品にもこの工程は受け継がれています。
一つ目は小千谷縮で、麻織物の最高峰ともされている立派な日本が誇る織物です。

苧麻(ラミー)を素材として使用しており、ユネスコ世界無形文化遺産登録されていることから、世界的にも有名な日本の伝統工芸品の一つとされています。

二つ目は塩沢紬で、越後上布無くして塩沢紬は作られなかったほど、縁の深い織物となっています。
塩沢紬も伝統工芸品として日本に登録されています。

雪さらしの歴史と織物についてのまとめ

日本が誇る伝統工芸品の一つ越後上布、その工程において重要とされている雪さらしについて、ご紹介させて頂きました。

日本の歴史においても深く繋がりがあり、和の象徴でもある着物にも使用されていることから、その重要性が分かるのでは無いでしょうか。

動画でも雪さらしの雄大さを堪能することが出来ますが、新潟県にある塩沢織物研修センターに行くことで、実際に雪さらしを見学することも出来ます。

2月から4月にかけて日本に、そして新潟県に足を運ぶ機会がありましたら、ぜひ見学を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2021年1月7日
日本
鈴木 正孝(Masataka Suzuki)
浅草住みの気ままライター。旅行と小説を読むことが趣味
越後上布の雪さらしは新潟県の冬の季節にしか見られない貴重な伝統工芸品。精魂込めて作られた越後上布は和の象徴でもある着物を美しく仕立てる。
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