日本の伝統工芸品である「仙台箪笥」の動画について
「伝統工芸 青山スクウェア」が制作する「手技TEWAZA【仙台箪笥】SENDAI Chests Woodwork」は、繊細で美しいインテリア「仙台箪笥」の歴史や作り方などを紹介している動画です。
日本の職人のモノ作りに対する思いや、繊細な仕事に目を奪われ、感銘を受けるはず。
美しいアンティークで部屋を彩りたいと思っている人には必見の動画です。
この記事では、日本の伝統工芸・文化である仙台箪笥の魅力や作り方などを解説しています。
日本の伝統工芸品である仙台箪笥の歴史
日本の伝統工芸品である仙台箪笥の起源は、江戸時代の末期と言われており、仙台藩の地場産業として成長しました。
仙台箪笥はもともと武士や侍などの権力がある人だけが持つことができた、とてもぜいたくな家具でした。
江戸時代に成長した仙台箪笥の製造技術は、職人たちが代々受け継ぎ、今も日本の職人たちが丁寧に作っています。
ただ、仙台箪笥を作る職人の数は年々少なくなっているのが現状。
国内外で高く評価されている日本の伝統文化を残すためにも後継者探しや育成には力を入れているようです。
こちらの動画では、伝統工芸品の技術を受け継ぐ職人の仙台箪笥に対する思いを聞くことができますよ。
日本の伝統工芸品である仙台箪笥の特徴
日本の伝統工芸・文化である仙台箪笥は、国の伝統工芸品に指定されています。
その美しい佇まいや、重厚感のある外観で海外からも人気がある日本家具です。
仙台箪笥の特徴は、ツヤのある表面から木目が透けて見える木地呂(きじろ)塗りと、豪華な金具が施されているところ。
指物や塗り、金具をすべて手作業で行った仙台箪笥の値段は6桁以上。
それでも美しい見た目や、100年以上使えると言われている丈夫さなどから購入する人がたくさんいるそうです。
日本文化の仙台箪笥を購入して、お部屋のインテリアに取り入れるのはいかがでしょうか?
欅産業オフィシャルサイトにて、仙台箪笥の実物が見られるショールームが紹介されているので、ぜひ見てください!
日本の文化である仙台箪笥の作り方を紹介
日本の伝統文化である仙台箪笥は、大きく分けて3つの工程で出来上がります。
指物(さしもの)→漆塗→金具の3工程です。
まず指物は動画の0:10から紹介されている木の板を指し合わせていく作業のことを言います。
金属の釘は使わず、木釘だけで組み合わせていくのが特徴。
凹凸を使って精巧に組み合わせていくことで仙台箪笥の頑丈な仕上がりが生まれます。
丈夫な仙台箪笥の土台を作るうえで重要な工程です。
次の工程である漆塗は動画の1:06より紹介されています。
漆を何度もけやきに塗り、ツヤを出していきます。
けやきの綺麗な木目が透けて見えるのが特徴です。
金具の作業は動画の1:54より紹介されています。
金属を鏨(たがね)で何度も何度も叩き削っていきます。
とても繊細な作業によって出来上がった金具はとても美しく、仙台箪笥に欠かせない部品です。
日本の文化である「仙台箪笥」の記事のまとめ
美しい伝統工芸・文化である仙台箪笥。
インテリアとして使えばお部屋が和風にがらりと変わり、楽しめるのではないでしょうか?
また、会席料理用の仙台箪笥もあり、お祝い事などに使うのもおすすめ。
欅産業オフィシャルサイトにはショールームの紹介、仙台箪笥の手入れの仕方や修理の受付なども行っているので、気になる方はチェックしてみましょう!
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