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熊本県の伝統工芸品・肥後象嵌とは

「日本らしい美しさがある伝統工芸を知りたい」
「職人が手仕事で作っている日本の工芸品はどのような物があるのだろう?」

このように、日本らしい工芸品に触れたいけど、具体的にどのような物があるのかわからないという方に「伝統工芸 青山スクエア」が作成した動画「手技TEWAZA「肥後象がん」Higo Zougan Inlay」を紹介します。

肥後象嵌職人・稲田憲太郎さんの匠の技が光る熊本県の伝統工芸品” 肥後象嵌(肥後象がん)”の箸置きの制作方法を紹介するこの映像は、日本の工芸品の美しさを知ることができる素晴らしい動画です。

日本の伝統工芸である肥後象嵌を紹介

刀の画像
画像引用 :YouTube screenshot

熊本県の伝統工芸である肥後象嵌とは、鉄に金や銀をはめこんで模様を作ったアクセサリーや文具などの金細工のことを言います。
肥後象嵌の歴史・起源は古く、昔は日本刀の鍔や刀剣金具、鉄砲の銃身、帯留め、かんざしなどに日本の文化である肥後象嵌を施していましたが、今ではネクタイピンやネックレス、ヘアピン、カフス、ループタイ、ピアスなどの装飾器具や、ボールペン、万年筆、文鎮、ペーパーナイフなどの文具用品と、さまざまな商品に肥後象嵌が施されています。

熊本に伝わる伝統工芸品という事もあり、最近では肥後象嵌を施したくまモンのペンダントもあり、かわいいデザインはプレゼントにピッタリ。
日本伝統の工芸の美しさと、現在のデザインがうまく合わさり、とても魅力のある工芸品になっています。

日本の伝統工芸である肥後象嵌の作り方(生産工程)を紹介

職人の画像
画像引用 :YouTube screenshot

動画で紹介されている日本の伝統工芸である肥後象嵌の箸置きの生産方法を動画に沿って簡単に紹介します。

・生地作り(動画0:21~)
原料となる鉄を切り出し磨いて、角をとっていきます。

・布目切り(下地作り)(動画0:41~)
「タガメ」という道具を使い、縦、横、斜めにみぞを彫っていきます。

・打ち込み、叩き締め(動画1:10~)
「鹿の角」を使い、金や銀をはめ込んでいきます。

・布目消し(下地磨き)(動画1:55~)
「キサキ」という道具を使って、布目を切った部分を磨きます。

・錆び出し(動画2:11~)
錆液を塗っていき、鉄地を黒くしていきます。

・錆止め(動画2:30~)
沸かしたお茶に肥後象嵌を入れて、錆止めをします。

・焼き付け(動画3:02~)
焼いていき、経年によって錆がでるのを防ぎます。

・完成
完成した箸置きは、動画の3:17よりご覧になることができます。

これらは動画で詳しく紹介されていますので是非動画をご覧ください。

日本の伝統工芸である肥後象嵌を購入したい

日本の伝統文化である肥後象嵌を購入できる場所を紹介します。
伝統工芸の肥後象嵌を売っている販売店は熊本にある「肥後象嵌 光助」がおすすめ。こちらのお店ではアクセサリー作りを体験することもできます。
ペンダント、ブローチ、イヤリング、純金絵画などアクセサリーから美術品、芸術品までさまざまな種類のものがあるので、気になる方はチェックしてください。

また、伝統工芸である肥後象嵌はインターネット通販でも購入可能なので、こちらも要チェック!
購入後のお手入れ方法も気になりますが、乾いた柔らかい布やティッシュなどで拭いて輝きを持続させてください。

職人の匠の技の結晶“肥後象嵌”紹介まとめ

肥後象がんの画像
画像引用 :YouTube screenshot

この動画では、記事の中で紹介しきれなかった肥後象嵌ができるまでの詳しい技法や、肥後象嵌を作るのに必要な材料なども解説されており、とても興味深い内容になっています。

お土産やプレゼントにぴったりの完成品も多数紹介しています。
熊本の伝統工芸の肥後象嵌が、気になる方はぜひ見てみましょう!

【公式ホームページ】伝統工芸青山スクエア
https://kougeihin.jp/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2022年6月13日
日本
鈴木 正孝(Masataka Suzuki)
浅草住みの気ままライター。旅行と小説を読むことが趣味

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熊本県の工芸品「肥後象嵌」はまさに芸術品!鉄をここまで美しくできるなんて!世界に誇る日本の職人技をご覧あれ!
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