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沖縄の伝統工芸品「芭蕉布」とは?

こちらは、「伝統工芸青山スクエア」が公開した、沖縄の喜如嘉(きじょか)の芭蕉布の紹介した動画「手技TEWAZA「喜如嘉の芭蕉布」Kijoka Banana fiber Cloth/伝統工芸 青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square」です。

芭蕉布というのは、イトバショウと呼ばれる植物から採取した繊維で織り上げる布のこと。
芭蕉布のほとんどは沖縄県や奄美諸島で作られており、特に、沖縄県大宜味村の喜如嘉エリアは「芭蕉布の里」と呼ばれる一大産地です。

沖縄で作られてきた芭蕉布の歴史とは

芭蕉布の起源は定かではありませんが、16世紀頃には既に琉球において高度な技術で作られていたことが分かっています。
琉球王国ではかつて、王族や士族が煌びやかな衣装を身につけていました。
その妻にあたる女性士族は、美しい芭蕉布の衣装を愛用していたといわれます。

そんな歴史ある芭蕉布は、長い歴史を経て現在の沖縄でも盛んに作られ続けています。
特に、伝統工芸士の手によって作られた喜如嘉の芭蕉布は、完成度の高い美しい逸品です。

伝統工芸品の芭蕉布を購入してみよう

伝統工芸品である芭蕉布の生産には時間がかかるため、年間に120反ほどしか生産できなません。
しかし、美しい風合いが特徴の芭蕉布を少しでも広めたいと、現在は技術の伝承や後継者の育成に力が注がれています。
沖縄の伝統的織物として知られる喜如嘉の芭蕉布は、さまざまな伝統工芸品として島内で販売されています。
伝統的な着物や帯のほか、今風のシャツやバッグ、キーホルダーやタペストリーといった小物など、そのバリエーションはさまざま。
作品を購入するだけなく、着物を仕立てたあとのはぎれを使い、お好きな作り方で好みのアイテムを作ってみるのもおすすめです。

喜如嘉の芭蕉布の紹介まとめ

動画でもご紹介しているように、沖縄喜如嘉の芭蕉布は美しく繊細な伝統工芸品です。
大宜味村の芭蕉布会館では、職人が織り上げた芭蕉布の伝統技術や作品の魅力を余すことなく紹介しています。
喜如嘉を訪れた際にはぜひ芭蕉布会館で、沖縄の産業の1つである日本伝統工芸品、芭蕉布の魅力を感じてみてくださいね。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!
沖縄県に古くから伝わる美しく繊細な「喜如嘉の芭蕉布」って何?職人に手仕事により年間に120反ほどしか生産できない貴重な伝統工芸品の制作工程を動画で紹介!
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