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日本の宮大工ってどんな職業?

こちらは、「Great Big Story」が公開した日本の伝統職人である鎌倉の宮大工をご紹介する動画「In Japan, Repairing Buildings Without a Single Nail」です。
日本の宮大工とは、伝統的な神社や仏閣へ赴き、建築や補修を手掛ける大工のことをいいます。
中には日本の国宝や世界遺産といった歴史的な建築物の施工修繕をする職人もいます。

宮大工には、伝統的な建築を修繕するためのハイクオリティな技術や高い知識が必要不可欠。
宮大工が修繕した建物は、まるで美術品のような美しい仕上がりになります。
この記事では、宮大工という職業の驚きの伝統技術や、一人前の職人になるまでの道のりについてご紹介します。

宮大工が手掛ける「木組み工法」の凄技とは

日本の伝統建築・木組みの画像
写真:日本の伝統建築・木組み

日本の寺院や神社といった木造建築の中には、釘を使わずに原料の木材をパズルのように組み上げて作っていく木組み工法と呼ばれるものがあります。
この驚きの工法は動画の0:21よりご覧になることができます。

材料となる木片に複雑な切り目を入れて連結させていくという特徴的な組木や継手の伝統技術は、宮大工としての長い修行を経験しなければ身につけることができません。
日本の伝統的な建造物は、職人のハイクオリティな手仕事によって支えられているのです。

日本の宮大工になるための長い道のり

日本の伝統建築・木造の神社の画像
写真:日本の伝統建築・木造の神社

宮大工の技法は実践で身につけていくことになるため、まずは見習いとして宮大工のいる工房や工務店に弟子入りし、棟梁の技を間近で見ながら修繕の工程や伝統技術を学んでいきます。

宮大工の起源は古く、かつて職人は「渡り大工」とも呼ばれ、社寺の多い地に住んで現場を渡り歩きながら仕事をしていました。
宮大工は京都をはじめとした歴史ある世界遺産建築や有名な国宝建造物の修繕も行ないます。
そのため職人には、建築学だけでなく宗教学など、さまざまな種類の学問についての高い知識も求められます。

伝統の宮大工紹介まとめ

木組みのお寺・建築過程の画像
写真:木組みのお寺・建築過程

宮大工は、釘を使わずに木造建築を建てるなどの高い技術によって古来より日本の神社や仏閣を修繕してきました。
日本の伝統文化は、職人の伝承の技によって受け継がれているのです。

芸術品のような日本の美しい神社や寺院には、動画でご紹介したような職人の匠の技が生かされているのですね。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!

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日本古来の建造物を修繕する職人、宮大工の匠の技に注目!釘を使わずに建物を作る驚きの日本の伝統技術とは?
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