貴重な植物の楽園、奈良県「大台ヶ原山」動画紹介
写真:奈良県・秋の大台ヶ原
今回は、『kamikitayama』さん制作の『【公式】奈良県上北山村・東大台ヶ原(HIGASHI ODAIGAHARA)プロモーション映像(短編)』という動画を紹介します。
日本百名山のひとつ「大台ヶ原山」は、山全体が吉野熊野国立公園に指定されています。誰でも訪れることができる東大台ヶ原と、自然環境保護のため事前に入山許可が必要な西大台ヶ原に分けられています。登山やハイキング、ウォーキングが楽しめる魅力的な東大台ヶ原をまずは動画でお楽しみください。
東大台ヶ原は登山・ハイキング・トレッキングが人気!初心者コースも
写真:奈良県・大台ケ原の吊り橋
大台ヶ原山は、奈良県上北山村に広がる「日本百景」「日本の秘境100選」にも選ばれている観光スポットです。なかでも、東大台ヶ原は制限なく入山することができるため、登山やハイキングをする人に人気。
大台ヶ原は、登山・ハイキングコースができるトレッキングコースが4つあり、初級者から上級者向けのコースまであります。
初心者向けのA(中道)コースは、大台ヶ原駐車場から出発し、日出ヶ岳、正木ヶ原、尾鷲辻、牛石ヶ原、大蛇ぐら、尾鷲辻を通って再び駐車場へ戻ってくるコース。
日之出岳の展望台からは大峰連山など大パノラマを楽しめ、天気の良い早朝に富士山まで見えることも。そして、名前の通り山頂から美しい朝日が見られることから、日の出観賞スポットとしても知られています。
正木ヶ原手前にある正木峠は、広い丘に立ち枯れの樹木や倒木が広がる神秘的な景色が広がり、その先には熊野灘まで見渡せる絶景スポット。
野生の鹿が頻繁にあらわれる正木ヶ原は、広大な草地に木々があり、正面には正木峠が見渡せます。
東大台ヶ原の初心者コースのハイライトは、なんと言っても「大蛇ぐら」。800メートルの断崖絶壁の上はまるで大蛇の背に乗ったようなスリルが味わえ、大峯山系のパノラマビューが訪れる人々を楽しませています。
この初心者向けのAコースは、全長約9km、所要時間約4時間。中級者向けのコースのBコースでは、Aコースにシオカラ谷が加わっています。シオカラ谷までには、毎年5月20日~1週間程度シャクナゲが咲き誇る「シャクナゲ坂」と呼ばれる坂がある人気のコース。シオカラ谷は吊り橋があり、川へ下りて散策することもできます。
入山許可が必要な西大台ヶ原は大自然の宝庫
写真:奈良県・大台ヶ原の西大台の原生林
大台ヶ原は、大きく2つの地区に分けることができます。誰もが登山やハイキングを楽しめる東大台地区と、入山に事前の許可が必要な西大台地区です。
西大台地区は、自然環境を保護するために特別保護地区に指定され、入山人数の制限が行われています。
西大台ヶ原は、およそ5000ミリという屋久島と並ぶほどの年間降雨量があり、雨に育まれた原生林が特徴、原生的な植生景観を楽しめます。
野生動物が多く生息する大台ヶ原は、大自然の四季が五感で楽しめる
写真:奈良県・大台ケ原の天の川
大台ヶ原には、多くの野生動物が生息しています。正木ヶ原の鹿だけでなく、日本カモシカやキツネ、たぬき、テン、二ホンリスのほか、野鳥も多く、カケスやミソサザイ、アカゲラなども。
また大台ヶ原は、新緑や雲海、美しい星空が見えることから、撮影スポットとしても人気。きっとインスタ映えの写真が狙えますよ。秋には紅葉、冬の寒い時期には運が良ければ霧氷を見られるなど、大自然を五感で体感することができる場所、それが大台ヶ原なのです。
奈良「大台ヶ原」まとめ
写真:奈良県・大台ヶ原の大杉谷
ユネスコエコパークにも登録されている大台ヶ原は、自然と人間社会の共生を目的とした取り組みも行われています。
大台ヶ原へのアクセスは、公共交通機関の利用がおすすめ。近鉄大和上市駅発のバスに乗れば、約2時間で大台ヶ原へ着きます。車の場合、紅葉などのハイシーズンは、駐車場が満車になることもありますので、注意が必要です。
別名「近畿の屋根」とも呼ばれている大台ヶ原は、避暑地としても有名です。東大台ヶ原は、登山客やハイカーのために、ウォーキングマップも用意されています。大自然に囲まれた東大台ヶ原を、ゆっくりと時間をかけて体感してみてはいかがでしょうか。
【トリップアドバイザー】大台ケ原山
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