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長野県と岐阜県にまたがる奥穂高から馬の背への往復登山動画を紹介

こちらでは『Biryu Jr』さん制作の『奥穂高からジャンダルム 滑落みて馬の背ピストンへ変更 馬の背詳細往復動画』をご紹介します。

奥穂高岳とは

乗鞍岳からの穂高連峰の画像
写真:乗鞍岳からの穂高連峰

奥穂高岳とは、北アルプス南部、中部山岳国立公園の飛驒山脈にある長野県と岐阜県にまたがる穂高連峰の盟主です。標高は3,190m、北アルプスでは最も高く、日本国内でも富士山、北岳に次ぐ日本第3位。
奥穂高岳を含む、涸沢岳・北穂高岳・前穂高岳・西穂高岳・明神岳等の峰々からなる穂高連峰総称として「穂高岳」と呼ばれています。

穂高見命という神様が奥穂高岳の山頂に降臨したという伝説が山名の由来ともいわれています。今も霊峰として地域の人達から信仰を集め、参拝登山が行われているとか。

初めて奥穂高岳を登頂したのは、1906年に測量官の阿部郡治氏だそうです。難易度が高い縦走路や迫力ある岩稜、稜線からの大パノラマなど、穂高岳は今も多くの登山者を魅了しています。

奥穂高岳の地質

奥穂高岳のなりたちや地質を紹介しましょう。
・火山地形
奥穂高岳を含む穂高岳は、主に穂高安山岩と呼ばれているデイサイト質の溶結凝灰岩で形成されています。これは約175万年前の噴火の際の火砕流によるもの、大規模な噴火の後に100万年かけて2,000mほど隆起して形成されました。

・氷河地形
穂高岳には多くの氷河地形も確認されています。氷河地形とは、氷河が下の大地を削りとりながら進み、土や砂、岩などを堆積してつくりあげた地形のこと。

奥穂高岳の馬の背について

奥穂高岳の馬の背の画像
写真:奥穂高岳の馬の背

登山スポットとして有名な奥穂高岳には、『馬の背』と呼ばれる両側が切り立ち、崖になっている狭い尾根があります。険しい場所であることから、滑落事故が絶えない危険な場所でもあります。
瓦礫を組み合わせたような斜面は、命を守るために細心の注意を払わなければいけません。動画で、ジャンダルムへは行かずに馬の背を降りる様子が映っています。まるで自分自身がその場にいるような臨場感。風の音、岩をつかむ手、絶景に向かって進む登山者の影、その迫力に引き込まれます。
【動画】5:44~ 馬の背を進む様子

奥穂高岳の難易度別ルート

ここでは、奥穂高岳のルートを難易度別にご紹介します。
・初心者おすすめ”上高地コース”

上高地バスセンターを起点として、【明神-徳沢-横尾-本谷橋-涸沢-穂高岳山荘-奥穂高岳】と進んでいく最も一般的なコース。体力に応じて日程を組みましょう。途中で1泊するのが一般的なようです。

・健脚者向けコース
大まかなルートは【新穂高温泉-白出小屋跡-穂高岳山荘-奥穂高岳】。
新穂高温泉を登山口とします。登りではルートを間違いやすい箇所があるため、経験者との同行がおすすめだそう。残雪によりルート状況が変わるため、登山道状況を確認する必要があります。

・熟練・上級者向けコース
大まかなルートは【上高地バスターミナル-横尾-槍沢ロッジ-殺生ヒュッテ-槍ヶ岳山荘-南岳小屋-北穂高小屋-涸沢岳-穂高岳山荘】
槍ヶ岳から縦走のコースでかなりの高低差がある岩場が続きます。通常は3泊必要なルートで、険しい箇所も多いため、細心の注意が必要。

奥穂高岳まとめ

奥穂高岳の画像
写真:奥穂高岳

日本第3位の高峰の峰々の一つである奥穂高岳、馬の背を紹介してきました。滑落や落石等の危険も伴いますが、大自然の絶景とともにスリリングな登山を体験できる奥穂高岳は、多くの登山者の心を魅了しています。危険と隣り合わせではありますが、山頂から見る景色と馬の背を越えた先の感動は格別なものと推察します。挑戦される方は、しっかりと下調べと万全の準備をして臨んでください。実際に奥穂高岳へ行かずとも、この動画で十分堪能できたという方もいるかもしれませんね。

【トリップアドバイザー】奥穂高岳
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298102-d7242442-Reviews-Mt_Okuhotaka-Chubu.html

この記事を書いた人
最終更新日 : 2022年9月13日
日本
鈴木 正孝(Masataka Suzuki)
浅草住みの気ままライター。旅行と小説を読むことが趣味

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奥穂高から馬の背へ!大迫力の臨場感あふれる登山動画は必見!長野県と岐阜県にまたがる山頂から見る景色は人生観が変わる感動が!?
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