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大堀相馬焼紹介動画について

この動画は「東北STANDARD」が制作した「福島県 大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)」です。

動画で紹介されている男性は、東北地方の福島県いわき市にある「大堀相馬焼陶吉郎窯」の職人「近藤学」さんと、その長男の「近藤賢」さんです。
動画では伝統工芸品の大堀相馬焼に対する思いをインタビューで答えています。

日本の伝統工芸品である大堀相馬焼とは

大堀相馬焼の画像
画像引用 :vimeo screenshot

大堀相馬焼とは動画の0:08より、近藤学さんが語られているように、浪江町大堀で生まれて300年以上続いた歴史ある伝統工芸品です。

福島県浪江町大堀を治めていた相馬藩が焼き物作りを保護、育成し、江戸時代末期には100余りの窯元が並び、福島県浪江町大堀は東北地方で一番大きな陶器の産地となりました。
堀相馬焼は昭和53年に伝統的工芸品としての指定を受けました。

長い間、多くの人々に愛されてきた大堀相馬焼でしたが、日本を揺るがした2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の原発事故で浪江町は強制退去となり、多くの相馬焼の窯元も地元の土地を離れました。
現在では、それぞれの工房が福島県内の各地で窯の火を消すまいと地域復興とともに努力されています。

大堀相馬焼・近藤学さんと近藤賢さんの画像
画像引用 :vimeo screenshot

動画の1:19より近藤学さんは「伝統というものは受け継ぐという、その精神性が大切」だと語られています。
親から子へと承継されている技術ですが、現在は県外からの若い志望者もいることから、今後も窯の火が絶えずに続くことが期待されます。
福島県では、地域で脈々と受け継がれている伝統産業の後継者として、「福島県地域おこし協力隊」も募集されています。

現在は「大堀相馬焼協同組合」、西白河郡の「松永陶器店(松永窯)」、白川市の「いかりや商店」、浪江町の「陶徳」などの有名窯元が福島県内の各地で営業されています。
大堀相馬焼協同組合では陶芸体験・陶芸教室も行われています。

大堀相馬焼の作り方

大堀相馬焼・窯の画像
画像引用 :vimeo screenshot

大堀相馬焼の作られている工房の様子は動画の2:14からご覧になることができます。
大堀相馬焼の材料・原料となる陶土は、大堀粘土、鹿島粘土となっています。
成形方法はろくろによる成形を行い、焼成は登り窯を使用します。

大堀相馬焼の特徴は「青ひび」といわれるひび割れが、器全体に広がって地模様になっています。
この「青ひび」は、2種類以上の釉薬をかけ、その熱膨張の違いを利用して生み出しています。
また、大堀相馬焼は二重焼きといって構造が二重式になっている作りで、冷めにくく、熱いお茶が入っていても持ちやすい等の利点があります。
陶器なので電子レンジで使用することもできます。

大堀相馬焼紹介まとめ

大堀相馬焼の画像
画像引用 :vimeo screenshot

この動画をご覧になって大堀相馬焼に興味を持たれた方は実際に商品を購入されてみてはいかがでしょうか。
お土産やプレゼント、ギフトにも最適です。

大堀相馬焼は楽天やamazon(アマゾン)などのインターネット通販で購入することができます。
湯呑みやマグカップ、大皿、小皿、豆皿、お茶碗、タンブラー、各セット商品など様々な種類があるのでお気に入りの逸品がきっと見つかるでしょう。

2020年の東京オリンピックのマークの入ったオリンピックオフィシャル商品もあります。
また、ファッションブランドのBEAMS(ビームス)でも販売されています。
骨董品としても人気の大堀相馬焼の魅力を動画で味わってみてください。

【公式ホームページ】大堀相馬焼陶吉郎窯
https://www.toukichirougama.com/

【公式ホームページ】大堀相馬焼協同組合
http://www.somayaki.or.jp/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2022年5月26日
日本
まえたけ(Maetake)
日本大好き!おすすめ動画を紹介していきます!
300年以上の歴史を持つ芸術品のような美しさの大堀相馬焼。東日本大震災の被害にも負けず、窯の火を絶やさないよう次世代へと伝えられる福島県いわき市の伝統工芸品
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