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香川県伝統工芸・芸術品「丸亀うちわ」動画紹介

伝統工芸 青山スクエアが作成した香川県丸亀市の特産品“丸亀うちわ”の、製作工程紹介の地域プロモーション動画です。
見惚れるような伝統工芸士の職人技が生み出す、日本文化の“粋”を漂わす動画をこの記事とともにご堪能ください。

香川県伝統工芸・芸術品の丸亀うちわとは?歴史の紹介

丸亀うちわ職人の画像
画像引用 :YouTube screenshot

江戸時代より伝統工芸・芸術品としても親しまれている「丸亀うちわ」は、讃岐の国は香川県丸亀市で生産されるうちわです。
香川県は名物の讃岐うどんを知名度向上のアピールポイントのひとつとして、県や観光協会が「うどん県」の名称のもとにPR活動を行っています。

丸亀うちわの起源は江戸時代に金比羅宮の住職が、金比羅参拝客の手頃なお土産として考え出しました。
高価な材料を使うわけでもなく、値段も抑えられかつ軽量、図柄の種類も豊富で特産商品として持ってこいでした。
加工しやすい“竹”、丈夫で軽い“和紙”、この日本伝統の材料が、特産商品として生産の後押しをしたのは言うまでもありません。

明治より作られ始めた「男竹平柄」のうちわ、現在「丸亀うちわ」と言えばこの「男竹平柄」のものを指します。
男竹つまり真竹をうちわの骨の材料として使うわけですが、最初は男竹の丸柄のものが基本でした。
天明年間、丸亀藩士が手内職として作っていた頃は、女竹丸柄のものが主流となり、明治時代になると技法が簡単というので、「男竹平柄」が一般的になりました。

こちらの動画では冒頭の0:16過ぎより「丸亀うちわ」の工房での制作過程が詳しく紹介されていますので、この動画で日本の伝統工芸品の職人の技をお楽しみください。

香川県伝統工芸・芸術品「丸亀うちわ」お土産にも最適

丸亀うちわの画像
画像引用 :YouTube screenshot

現在では丸亀うちわはネット通販でも販売されており、種類も値段もさまざまなものが取り揃えられています。
日本伝統の渋うちわから、朝顔や桔梗の可愛い花柄、美術品・芸術品と呼んでも良いような職人技を駆使したものまで、日本工芸・伝統文化を手軽に味わえるプレゼントとしてもお薦めです。

丸亀市うちわの港ミュージアム」は、香川県丸亀市にある「香川県うちわ協同組合連合会」により運営されているミュージアムで、「渋うちわ」や「一貫張」など各種うちわの展示・生産工程の紹介・また販売も行っています。
工房もあり、作り方を教えてくれる体験コーナーも用意されていますので、世界に1本だけの日本文化を味わえるオリジナル作品を自分へのプレゼントと洒落てみてはいかがでしょう。

香川県伝統工芸・芸術品「丸亀うちわ」まとめ

「香川県うちわ協同組合連合会」は「丸亀うちわ」の技法後継者の育成にも力を入れています。
「丸亀うちわ」は、平成9年に日本の伝統的工芸品に認定され、最盛期の昭和30年には年間生産数1億2千万本を記録しています。

こちらの動画を見て制作工程を知れば、この伝統工芸品「丸亀うちわ」の日本が古来から受け継がれる芸術品としての魅力と素晴らしさをもっと知っていただけるのではないでしょうか。

【公式ホームページ】丸亀市うちわの港ミュージアム
https://marugameuchiwa.jp/facility

【公式ホームページ】伝統工芸青山スクエア
https://kougeihin.jp/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
鈴木 正孝(Masataka Suzuki)
浅草住みの気ままライター。旅行と小説を読むことが趣味
芸術品の域の“丸亀うちわ”は江戸時代より今に伝わる香川県の工芸品。金比羅参拝のお土産に喜ばれる逸品の歴史や制作方法を紹介
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