石川県白山市の和太鼓職人の動画紹介
こちらの「#005 和太鼓職人 杉浦 哲郎 明日への扉 by アットホーム」は、ディスカバリーチャンネルの番組『明日への扉』で紹介された、和太鼓職人へのインタビュー動画です。
石川県白山市にある「浅野太鼓」の和太鼓職人である杉浦哲郎さんは、一人前の和太鼓職人になるまで長い修行を積んできました。
今回は、完成まで数年かかるという日本伝統工芸、和太鼓製造の技法について詳しく探っていきましょう。
動画で紹介されている、日本の「和太鼓」の伝統文化について
写真:和太鼓
和太鼓は、京都や福岡など全国各地で行なわれるお祭りや神社仏閣の儀式祭礼、歌舞伎や能などで演奏される、歴史ある和楽器の1つ。
その起源は古く、日本最古の和太鼓は縄文時代の遺跡から発掘されています。
和太鼓とは木を原料にして作った胴に革を張ったもので、バチで叩いて演奏するのが特徴の打楽器です。
現在使われている和太鼓には、長胴太鼓(ながどうだいこ)や桶胴太鼓(おけどうだいこ)、附締太鼓(つけしめだいこ)といった種類があります。
動画で紹介されている、伝統工芸品「和太鼓」の作り方
伝統工芸品である和太鼓の制作工程は、動画の2:09から詳しく紹介されています。
和太鼓製造の要となるのは、胴作りと革作りという2つの作業。
和太鼓職人は原木となるケヤキを玉切りし、裁断ののち胴抜きや粗削りといった作業をして形を整え、冷暗所で3~5年自然乾燥させます。
中彫りの作業では、内側が亀甲や菱形になるよう手仕事で美しく整えていきます。
中彫りは動画の3:01よりご覧になれます。
続いて動画の3:18からご覧になれる漆塗りの塗装には高い技術が必要不可欠です。
動画の3:25からの革作りの作業では、和太鼓の材料となる牛の皮を美しく加工していく、和太鼓職人の匠の技が求められます。
和太鼓の胴に革を張る本張りの作業ののち音色を確かめ、鋲止めをして完成です。
完成品は動画の4:43よりご覧になれます。
完成まで数年の月日が要され、多くの職人が一つの伝統を作り上げるのです。
動画の第二幕の4:56からは、和太鼓職人・杉浦哲郎さんの職人技をご覧になれます。
杉浦哲郎さんは革を担当する職人なのです。
杉浦哲郎さんへのインタビューも交え、音の要となる革作りの工程が詳しく紹介されています。
日本伝統の和太鼓職人の動画まとめ
動画では、巨大な和太鼓を長い月日をかけ作り上げるまで工程をご紹介されています。
和太鼓製造に特別な資格はいりませんが、芸術品のように美しくかつダイナミックな音を奏でられる和太鼓を生産するためには、長く厳しい修行が必要です。
手の感触を頼りに進められる物づくりには、和太鼓職人の高い技術が求められるのですね。
【公式ホームページ】和太鼓職人 杉浦 哲郎 | 明日への扉 by アットホーム
https://www.athome-tobira.jp/story/005-sugiura-tetsuro.html
【公式ホームページ】浅野太鼓:太鼓・和太鼓の製造・販売
https://www.asano.jp/
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