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小惑星探査機「はやぶさ2」とは?

こちらの動画は「JAXA | 宇宙航空研究開発機構」が公開した『「はやぶさ2」タッチダウン想像図CG/"Hayabusa2" CG Animation』です。
動画で紹介されている「はやぶさ2」は宇宙探査機「はやぶさ」の後継機として宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した小惑星探査機です。

今回紹介する動画は「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの地面にタッチダウンして、地表のサンプリングリターン計画を立案するにあたり、JAXAがCG化した動画のご紹介です。
あくまで想像図ですが、「はやぶさ2」のタッチダウン計画がわかりやすく映像化されています。
「はやぶさ2」の基本設定とタッチダウン方式は先代の「はやぶさ」と同様ですが、機体は「はやぶさ」よりも大幅に改良され、イオンエンジンやアンテナ周りは大きく強化されました。
今回の画期的ミッションも無事に成功したというニュースは世界的にも大きな注目を集めました。
ちなみに「はやぶさ」というのはJAXAの小惑星探査プロジェクト名としても使用されています。

はやぶさ2のタッチダウンとは

「はやぶさ2」タッチダウンの画像
画像引用 :YouTube screenshot

初代「はやぶさ」のミッションは世界で初めて小惑星の岩石標本を持ち帰るというのが目的でした。
ミッションは成功し、「はやぶさ」の帰還は世界が称賛し、日本では映画化もされたほど注目されたのは記憶に新しいところです。
初代「はやぶさ」が実験機だったのに対し、動画で紹介されている「はやぶさ2」は有機物や水のある小惑星から地表サンプル採取を実行し、その残存物からレアメタルの存在や生物誕生の謎を解き明かす手がかりを得るための研究ミッション用実用機という開発経緯が異なります。

「はやぶさ2」の探査計画も綿密にスケジュールが立てられました。
小惑星リュウグウが地球に最接近するタイミングに合わせて、2014年に種子島宇宙センター大型ロケット発射場から「はやぶさ2」を打ち上げられました。

爆破の画像
画像引用 :YouTube screenshot

動画の1:09からご覧になれるように小惑星リュウグウに最接近したら1回目は弾丸発射コマンドを射出し、小惑星リュウグウの地面にクレーターを作り、はやぶさ2が着陸(タッチダウン)しやすい環境にします。
この弾丸発射コマンドには世界初の人工衛星シリーズにちなんだエクスプローラーという名前が付けられています。

「はやぶさ2」は2回目のエクスプローラー射出で周辺に散った岩石サンプルを採取後にタッチダウンを試みます。
また、小惑星リュウグウには小型ローバーが搭載されていて、タッチダウン後は可能な限り地表サンプルを採取し、完全自律運転で地球への帰還を果たしました。

「はやぶさ2」のタッチダウンミッション紹介まとめ

はやぶさ2の画像
画像引用 :YouTube screenshot

りゅうぐうプロジェクトはNHKでも特集番組が組まれ、海外でも放映されたことで海外の反応も良く、世界的な注目を集めたことがわかります。

この「はやぶさ2」のタッチダウンミッションの成功は、JAXA関係者の間でも100%中1000%の出来だと言われた快挙なのです。
詳しくはJAXAの公式サイトで確認することができますよ。

【公式ホームページ】JAXA はやぶさ2プロジェクト
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
児玉 勇(Yu Kodama)
日本と焼き鳥をこよなく愛するライター
宇宙探査機「はやぶさ2」のタッチダウンをCGアニメでシミュレーション!小惑星リュウグウで遂げた前代未聞の快挙に世界が大注目!
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