北海道小樽市「小樽芸術村 ステンドグラス美術館」動画紹介
今回は『日免オートシステム』さん制作の『【小樽】小樽芸術村 ステンドグラス美術館』という動画を紹介します。
北海道の人気観光地として知られているノスタルジックな雰囲気漂う小樽運河。運河のほとりにある「小樽芸術村」には、レトロな建物の中に世界の様々な美術品や工芸品が展示されています。
その中の一つである旧高橋倉庫を利用した「ステンドグラス美術館」。動画では、19世紀後半から20世紀初期に実際にイギリスの教会で飾られていた貴重なステンドグラスをご覧いただけます。
作品の内容や時代背景に思いを馳せながら、美しく荘厳な光の空間をまずは映像でお楽しみください。
歴史的建造物を活用した小樽芸術村とは?
写真:北海道小樽市・小樽芸術村の旧三井銀行小樽支店
北海道小樽市は北海道の海の玄関口として栄え、昭和初期に金融機関や商社などが数多く進出したことにより、経済の中心地として発展してきました。
そんな小樽市で北海道生まれのニトリグループが2016年7月に「小樽芸術村」を設立、2020年10月からは公益財団法人似鳥文化財団が運営を開始しました。
小樽芸術村では、20世紀初期に建てられた「旧荒田商会」「旧高橋倉庫」「旧三井銀行小樽支店」「旧北海道拓殖銀行小樽支店」「旧浪華倉庫」の5棟の歴史的建造物を中心に日本や世界の優れた美術品・工芸品を展示しています。
小樽の歴史的に価値のある建造物を活用しているため、展示品だけでなく当時の面影が残る建築も見応え抜群です。
小樽芸術村のステンドグラス美術館の見どころ
「ステンドグラス美術館」は、小樽芸術村の建物の一つである旧高橋倉庫を利用しています。
ステンドグラス美術館では、19世紀後半から20世紀初期のイギリスで作られ、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスが展示されています。
残念ながら昨今のイギリスでは多くの教会が取り壊されてしまいましたが、これらの作品は破壊を免れ、不思議な巡り合わせで日本にたどり着きました。
「最後の晩餐」といった有名な作品のステンドグラスや第一次世界大戦の戦勝記念と犠牲者の追悼のために制作された「神とイギリスの栄光」のステンドグラスなどの貴重な作品が数多く公開されています。
【動画】1:38~ 「神とイギリスの栄光」
【動画】6:06~ 「最後の晩餐」
イギリスの歴史が凝縮されたステンドグラス美術館。時代の流れをステンドグラスの図形や文字から間近に感じることができます。
【動画】5:33~ 2階からの「神とイギリスの栄光」
【動画】6:00~ 「種を蒔く人」
小樽芸術村の「西洋美術館」「似鳥美術館」「旧三井銀行小樽支店」それぞれの見どころを紹介
写真:北海道小樽市・似鳥美術館
小樽芸術村には、ステンドグラス美術館のほかにも「西洋美術館」「似鳥美術館」「旧三井銀行小樽支店」があります。
自由に写真を撮ることができる場所もあれば、できない場所もあるので注意が必要です。
ここでは、小樽芸術村内のそれぞれの施設の見どころと撮影不可の場所について紹介します。
● 西洋美術館
旧浪華倉庫を活用した小樽芸術村で4館目となる西洋美術館は、2022年4月28日にオープンしたばかり。見どころは、19世紀後半から20世紀初期に欧米で制作されたステンドグラスや、アールヌーヴォー・アールデコのガラス工芸品です。写真撮影は可能ですが、フラッシュや自撮り棒の使用、動画撮影は禁止されています。
● 似鳥美術館
もともと銀行だった似鳥美術館。現代の日本画や洋画など見応え抜群の素晴らしい作品が数多く揃い、人気の観光スポットとなっています。光の芸術家ルイス・C・ティファニーによる一面に広がる大迫力のステンドグラスは必見。著作物が飾られているので館内での撮影はほぼ不可で、撮れるのは入口のステンドグラスのみ。
● 旧三井銀行小樽支店
明治末から昭和初期の小樽は、経済の中心地として栄華を極めていたため「北のウォール街」と呼ばれていました。この繁栄を象徴する建物が旧三井銀行小樽支店、重要文化財にも指定されています。見どころは、輝かしい面影が残る石積みのルネサンス様式の外観や美しい石膏造りの天井、当時の銀行の雰囲気が感じられる貸金庫や応接間など。さらに1階フロアにて、1時間に1回のペースで行われるプロジェクションマッピングも見逃せません。動画は禁止ですが、写真の撮影は可能です。
小樽芸術村の入場料や所要時間、口コミは?
写真:スマホを見る女性
ここでは、小樽芸術村の入場料や所要時間、口コミについて紹介します。
まずは入場料について。小樽芸術村で施設に入館する際におすすめなのは「4館共通券」です。一般料金は2,900円、大学生は2,000円、高校生は1,500円、中学生は1,000円、小学生は500円。基本的に2館巡れば元が取れるので、とてもお得です。
ステンドグラス美術館のみの場合、一般料金は1,000円、大学生は800円、高校生は600円、中学生は500円、小学生は300円。
旧三井銀行小樽支店のみの場合、一般料金は700円、大学生は500円、高校生は400円、中学生は300円、小学生は200円。
似鳥美術館のみまたは西洋美術館のみの場合、一般料金は1,500円、大学生は1,000円、高校生は700円、中学生は500円、小学生は300円です。
大学生・高校生・中学生の方は、受付時に学生証を提示する必要があります。
小樽市内の小中学生は、小樽市民特別料金にて無料。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料です。
詳しくは公式ホームページをご確認ください。
小樽芸術村の所要時間の目安は、空いている時間帯であれば合計3時間ほど。
各館の所要時間の目安は、以下の通りです。
● ステンドグラス美術館:約30分
● 旧三井銀行小樽支店:約30分
● 似鳥美術館:約60分
● 西洋美術館:約60分
小樽芸術村の口コミを見てみると、「展示の仕方も美しく歴史的建造物との調和が見事」「故郷を大切にしたいニトリさんの熱い想いの詰まった美術館」「展示物の多さに驚いた」「一流の芸術品が観られる」「お値段以上の価値がある」と高評価です。
北海道小樽市観光スポット「小樽芸術村」まとめ
歴史を感じるレトロな街並みが美しい港町の小樽。自然やショッピング、グルメも楽しめる人気観光スポットですが、実は芸術も堪能できるのです。
芸術作品のような見応えのある建物で、歴史を感じながら貴重な美術品や工芸品を鑑賞できる小樽芸術村。北海道の小樽に来られた際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【公式ホームページ】ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫) | 小樽芸術村
【トリップアドバイザー】小樽芸術村 ステンドグラス美術館
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