鑑真建立の唐招提寺動画紹介
この記事は『channel WASABI|和作美』さん制作の『【奈良/世界遺産】唐招提寺/鑑真建立の古社(解説編) -Toshodai-ji Temple in NARA, JAPAN (Commentary edition) -』という動画をご紹介します。
奈良の「唐招提寺」とは
写真:奈良県奈良市・世界遺産唐招提寺の石碑
唐招提寺(とうしょうだいじ)は、奈良県奈良市五条町にある寺院。天平宝字三年(759)年に鑑真和上(がんじんわじょう)が建立され1300年の歴史のある古寺で、南都六宗の一つである律宗の総本山です。
境内には天平文化を伝える国宝や重要文化財の建物が多くあり、唐招提寺は世界遺産に指定されています。
唐招提寺を建てた人「鑑真」について
唐招提寺を建立した鑑真は、中国が唐と呼ばれる時代の高僧。奈良時代、約11年間に5回にわたり渡航の失敗を繰り返し、苦労の末に日本にやってきました。日本に渡ってきたときにはすでに鑑真は66歳になっていました。
来日後5年は東大寺で過ごし、日本の律宗の祖として、戒律の確立を行いました。そして、戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開きます。それが「唐律招提」です。その後、鑑真を支持する人により金堂などの多くの建物が建てられ、唐招提寺となりました。
境内の御影堂(みえいどう)には鑑真和上坐像(国宝)があり、6月に扉が開かれて毎年特別公開が行われています。また、東山魁夷が10年もの歳月を費やし完成させた圧巻の障壁画も同時に公開されます。
唐招提寺の金堂について
写真:奈良県奈良市・唐招提寺
南大門の先にある金堂(国宝)は、奈良時代の大規模な仏殿木造建築を今に残す唐招提寺の代表的な建物。本堂の中央には3mを超える座像の「盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)」、右には「薬師如来立像」、左には「千手観音立像(すべて国宝)」が安置されています。
動画では、迫力のある荘厳な金堂がご覧いただけます。
【動画】1:13〜 唐招提寺の金堂
唐招提寺の金堂以外の見どころ
写真:奈良県奈良市・唐招提寺の講堂
世界遺産の唐招提寺には、多くの貴重な伽藍があり、国宝が並ぶ景観を写真に撮ればインスタ映えも狙えます。
唐招提寺を訪れると、まず南大門があり、その先に現れるのが金堂。金堂と講堂の間に位置するのが2階建ての鼓楼です。石段が鎌倉時代から残されている戒壇の横には、鑑真が持ち込まれたと言われる蓮池があり、前述の御影堂、高床式の経蔵・宝蔵などが建ちます。
弥勒如来像が安置されている講堂はこちらでご覧いただけます。
【動画】6:42〜 講堂
また唐招提寺では、年間を通して様々な行事が行われています。特に知られているのが、鼓楼から数百本のうちわがまかれる「うちわまき」。うちわを授かることは、病魔退散や魔除けのご利益があるとか。
毎年、大悲菩薩覚盛(だいひぼさつ・かくじょう)上人の命日に執り行われる中興忌梵網会の後にうちわがまかれます。当日にうちわまき参加券を配布されるとのこと。
唐招提寺まとめ
日本を代表する寺院の唐招提寺の厳かな魅力を伝える動画はご覧になりましたか?1998年に奈良の文化財として、ユネスコにより世界遺産にも登録されている「唐招提寺」。多くの国宝・重要文化財を有する見どころたっぷりの唐招提寺にぜひ訪れてみてくださいね。
◆唐招提寺◆
【住所】奈良県奈良市五条町13-46
【電話番号】0742-33-7900
【参拝時間】8:30~17:00(受付は16:30まで)
【拝観料(個人)】大人・大学生 1000円、高校生・中学生 400円、小学生200円(令和4年5月20日時点)
【交通アクセス】 最寄り駅:近鉄西ノ京駅 奈良交通バス「唐招提寺」「唐招提寺東口」
【駐車場】あり(有料)
【公式ホームページ】唐招提寺
https://www.toshodaiji.jp/
【トリップアドバイザー】唐招提寺
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d319882-Reviews-Toshodai_ji_Temple-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html
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