「尾張津島天王祭」はいつ?見どころは「宵祭」と「朝祭」
愛知県津島市でおこなわれる「尾張津島天王祭」は、大阪天満宮の「天神祭」と厳島神社の「管絃祭」と並び、日本三大川祭りの一つです。
津島神社の祭礼の「尾張津島天王祭」、例年7月第4土曜・日曜の2日間にわたり行われ、2024年は7月27日・28日の開催されます。
見どころは、なんといっても動画でも紹介されている宵祭です。日が沈む頃になると、天王川公園の丸池に近い場所で、5艘のまきわら船に手作業で一つ一つ提灯が取り付けられていきます。
水面にうつる船と提灯の幻想的な光景を見ようと多くの人が集まります。お囃子とともにゆっくりとまきわら船が縦一列に進んでいく姿は一見の価値ありです。
2日目に行われる神事「朝祭」は、もう一つの見どころなので見逃せません。
提灯を外した車楽舟には、能人形を飾って登場します。ほかの船よりも一回り大きい「市江車」に乗った締め込み姿の男子10人は、船が池の中央あたりにくると、鉾を手にして、次々と川へ飛び込みます。約3mにもおよぶ鉾を持って泳ぐことは難しいため、観客は息を呑み見守ります。これは、神様の通り道を開けるという重要な役割を担っているそうです。
愛知県「尾張津島天王祭」紹介動画
今回は、『gpanda333』さん制作の『2016.07 尾張津島天王祭 [4K] ユネスコ無形文化遺産』という動画をご紹介します。
こちらの動画は日本三大川まつりのひとつである尾張津島天王祭の宵祭の様子を美しい4K動画で見ることができます。
迫力ある花火や美しい提灯船など日本の文化を楽しめる尾張津島天王祭をまずは映像でお楽しみください。
「尾張津島天王祭」とは?歴史やこめられた願いとは
日本三大川まつりのひとつである尾張津島天王祭は、愛知県の津島市で行われる津島神社のお祭りです。
始まった年代は明らかではありませんが、史料によると15・16世紀に始まったとされ、500年以上の歴史を持つ夏祭りです。
夏に多く発生する伝染病や、暑い夏を無事に過ごすことを祈願し、牛頭天王を祀る神社で祭礼が行われるようになりました。「尾張津島天王祭」は、無形民俗文化財やユネスコ無形文化遺産に登録されています。
「尾張津島天王祭」で広く知られている宵祭と朝祭は、7月の第4土曜・日曜の2日間とお伝えしましたが、実は「尾張津島天王祭」は、津島市と愛西市それぞれの行事や、津島神社での行事などを含めると、長期にわたります
日本三大川まつり「尾張津島天王祭」まとめ
日本三大まつりのひとつ「尾張津島天王祭」は、7月に2日間にわたり開催されます。
夜景の美しさに魅了される「宵祭」の日には、花火も打ち上げられます。
ゆっくりと夜のお祭りが見られる有料の桟敷席・観覧席のほか、お弁当も販売されているようです。
宵祭とは違った装飾が施される車楽舟や、布鉾を持って水中を泳ぐ鉾持の勇壮な姿を見られる朝祭も必見です。
夏に愛知県を観光する際には、ぜひ「尾張津島天王祭」の「宵祭」と「朝祭」の両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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