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耕三寺博物館「未来心の丘」動画紹介

広島県尾道市の耕三寺の本堂の画像
写真:広島県尾道市の耕三寺の本堂

今回は『K西山』さん制作の『耕三寺博物館と未来心の丘、広島県三原市瀬戸田町』という動画を紹介します。
広島県尾道市、瀬戸内海に浮かぶ島々の中の一つ、生口島に耕三寺(こうさんじ)はあります。奈良時代や平安時代の浄土教寺院をオマージュして作られたその姿は鮮やかで荘厳そのもの。

境内にある大理石彫刻で制作された純白の庭園「未来心の丘(みらいしんのおか)」。その圧倒的な美しさからインスタ映えするスポットとして、尾道観光の新名所となっています。

まずは、日本文化の粋を感じられる耕三寺博物館と、新名所の未来心の丘を動画でご堪能ください。

耕三寺とはどんなお寺?耕三寺博物館についてもご紹介!

広島県尾道市の耕三寺の画像
写真:広島県尾道市の耕三寺

広島県尾道市にある耕三寺は、福岡県出身の実業家であった金本 耕三氏が母の菩提を弔うために建立したのが始まりです。浄土真宗本願寺派の寺院で、「母の寺」とも呼ばれています。

極彩色の伽藍や、古建築を模した塔堂の美しい姿から「西の日光」と呼ばれ、平成15年には15棟もの建築が国の登録有形文化財に指定されています。

耕三寺博物館では、多くの重要文化財や重要美術品が展示されています。このコレクションの数々は、もともと福松氏の母の別荘兼安息所として建てられた潮聲閣を飾るための調度品や、のちの寺院建立や博物館開館のために集められたのだそう。

終戦直後から、集められていた美術品等を展示公開していましたが、昭和28年には国の登録博物館として再発足し、現在に至っています。収蔵品は、仏教美術や茶道美術、近代美術が大半を占めており、鎌倉時代の仏師の快慶作「宝冠阿弥陀如来坐像」も有名です。

「未来心の丘」とはどんな所?特徴やインスタ映えスポットを教えます!

広島県尾道市の未来心の丘の白い大理石の庭園の画像
写真:広島県尾道市の未来心の丘の白い大理石の庭園

耕三寺境内にある「未来心の丘」は、広さ5000平方メートルにもおよぶ白い大理石の庭園です。その純白の美しさはギリシアのサントリーニ島を彷彿とさせます。

世界で活躍する彫刻家、杭谷一東(くえたにいっとう)氏が制作を手がけ、使用されている大理石は、杭谷氏のアトリエがあるイタリアのカッラーラから採掘したものです。

丘には大小さまざまな形のモニュメントが配され、道や広場が造られています。その一つ一つと杭谷氏は対話をし、周囲の景色や自然との調和を考慮されて造られたのだそう。自然と一体になって大理石の庭園を楽しみ、それを見た人々が思い思いに想像をふくらませてもらうことを杭谷氏は望んでいます。

純白の独特な世界観を作り出している耕三寺の「未来心の丘」は今や、しまなみ海道でも有数のインスタ映えスポットに。特に人気なのが「光明の塔」、未来心の丘の一番高い場所に、まるで沈んでいく太陽に手を合わせるかのように配置されています。白い塔の前では、瀬戸内の空を背景に写真が撮れるため、カップルなどに人気。

また、四季の風を表す4つの大理石の屏風「風の四季」もインスタ映えポイント。屏風に開いている穴から顔を出し、大理石フレームで写真を撮ってみるのもおもしろいですね。

耕三寺博物館と未来心の丘の入場料や所要時間はどれくらい?

広島県尾道市の耕三寺博物館の中門の画像
写真:広島県尾道市の耕三寺博物館の中門

ここでは、耕三寺博物館と未来心の丘の入場料や所要時間についてご紹介します。

耕三寺博物館に入場することで、未来心の丘も見学ができます。入場料は、大人が1400円、大学生・高校生が1000円、小・中学生は無料となっています。20名以上であれば団体割引が適用され、200円割引となります。
また、親を思う心を大切にする耕三寺では、親子で入場すると親の入場料金が200円割引される「孝養割引」も用意されています。

耕三寺博物館での所要時間は、60分から120分。日本文化の美しさを集めた伽藍や、美術品をゆっくりとご覧ください。

未来心の丘は、広大な敷地を巡ることになります。こちらも、おおよその所要時間は、2時間ですが、写真の撮影や、モニュメントと自然の織りなす絶景を楽しんでいると、時間が経つのを忘れてしまうかもしれません。

耕三寺博物館と未来心の丘の両方を楽しみたいという場合は、滞在時間を約5時間とみておくと良いでしょう。

耕三寺博物館、未来心の丘への行き方は?電車や車でのアクセスや駐車場もご紹介

生口島と多々羅大橋(しまなみ海道)の画像
写真:生口島と多々羅大橋(しまなみ海道)

耕三寺博物館、未来心の丘への行き方は、船や電車、バス、車など、さまざまな方法があります。しまなみ海道にある生口島にあるため、他の観光地から立ち寄るという方が多いのも特徴です。

そこで、最も観光客が利用する広島駅と尾道駅からの行き方を紹介しておきましょう。

●尾道駅から行く場合
【公共交通機関】
・「尾道―瀬戸田航路」に乗船し、生口島・瀬戸田港で降りて徒歩で行く
・おのみちバスに乗車し、耕三寺バス停で下車
【車】
西瀬戸自動車道に乗り「生口島北IC」で出て県道81号線を経由。

●広島駅からいく場合
【公共交通機関】
・広島駅からJR山陽本線で三原駅まで行き、そこから三原港へ向かい、「三原―瀬戸田航路」に乗船、瀬戸田港で降り徒歩で行く
【車】
・山陽自動車道「尾道IC」から「西瀬戸尾道IC」を経由。

駐車場は、耕三寺博物館の無料駐車場が2か所、周辺には有料駐車場が3か所あります。ですが、混雑時には満車になることが多いので、ご来場の際は公共交通機関を利用するのが良いかもしれません。

耕三寺博物館「未来心の丘」まとめ

広島県尾道市の未来心の丘の白い大理石の庭園の画像
写真:広島県尾道市の未来心の丘の白い大理石の庭園

桜や紅葉の季節に訪れても素晴らしい光景が楽しめる耕三寺。日本の古い建築文化の美しさと、大理石彫刻の芸術性のコラボレーションは、芸術好きのカップルのデートにもおすすめです。

未来心の丘には大理石でできたお店「カフェクオーレ」もあり、ランチを楽しむことができますよ。絶景を満喫したい方をはじめ、仏教芸術や茶道芸術、近代アートを楽しみたい方も、ぜひ一度耕三寺博物館と未来心の丘へ訪れてみてはいかがでしょうか。

◆耕三寺博物館◆
【住所】広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
【電話番号】0845-27-0800
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】年中無休
【入館料】大人:1400円 大学生・高校生:1000 中学生以下:無料

【公式ホームページ】瀬戸田 耕三寺博物館

【トリップアドバイザー】耕三寺博物館

この記事を書いた人
最終更新日 : 2023年8月14日
日本
平敷 篤(Atsushi Heishiki)
日本文化が大好きな、沖縄在住のライター平敷篤と申します。
広島県にある耕三寺博物館とインスタ映えスポット「未来心の丘」を動画で紹介!日本文化の荘厳さと純白に輝く大理石の庭園のコラボレーション
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