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動画で紹介されている痛車とは?

あなたは痛車という言葉をご存知ですか? こちらの記事では「Rescue the Princess!」が制作した動画「OTAKU CAR HEAVEN 痛車天国2019」と共に日本のポップカルチャーである「痛車」を紹介いたします。
動画は2019年にお台場野外特設会場で開催された痛車イベント「お台場痛車天国2019」を紹介したものです。

痛車とはオタク文化の一つと言われ、アニメやゲームのヒロイン、または美少女キャラクターをモチーフとして外装にデザインした自動車のことです。
「ちょっと痛い車」という意味から痛車と名付けられています。

痛車天国の画像
画像引用 :YouTube screenshot

ボンネットやドアなどボディの一部にステッカーを貼ったプチ痛車や、車全体にフィルムを貼り付けたフルラッピングカーなどがあります。
動画では全編に渡り、何台もの痛車をご覧になることができます。

以前は「オタク」というカルチャーは若干マイナス的なイメージがありましたが、現在は海外での日本のアニメや漫画の人気を受け、「オタク」はその道のオーソリティやプロフェッショナルとして尊敬される存在でもあるのです。

飛行機や電車、バス、バイクなどの公共交機関でもフルラッピングした車両や飛行機が登場し、小さなお子さんやオタク界隈では大人気なんですよ。
痛車から派生してキャラをラッピングしたこれらの車両は「痛単車」「痛電車」と呼ばれています。

動画でも痛車の他に0:22からは自転車(痛チャリ)、1:02からはビッグスクーターバイク(痛単車)のカスタムをご覧になれます。

動画で紹介されている痛車の制作について

痛車天国の画像
画像引用 :YouTube screenshot

痛車は作品に登場するキャラクターをデザインするため、著作権が発生します。
ただし、動画でも度々登場する初音ミクはキャラクターがフリーライセンスなので、自分でデザインした初音ミクならば著作権の問題はありません。
※すでに発表されている初音ミクの場合は著作権が発生します。

また、作り方はオーナーそれぞれですが、筋金入りのオタクなら自分で塗装やカッティングシートを使ってデザインしますが、最近は痛車専門のデザインを請け負う業者も出てきました。
オタクじゃなくても気軽にプロに依頼して作ってもらえるチャンスが増えているんですよ。

企業が広告やコラボで痛車を制作する場合もあり、エヴァンゲリオンやリゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)とのコラボ痛車も話題になりました。
新幹線には正式にType EVAというエヴァンゲリオン初号機仕様の車両が存在し、内装までエヴァ初号機のカラーが採用されています。
人気作品だとメーカーの方から高級車とのイメージコラボの要請もあります。
特にガンダムマクロススーパーマリオなどのアニメやゲームは痛車を通して日本の重要な文化であることを裏付けています。

お台場痛車天国2019のイベント情報とまとめ

痛車天国の画像
画像引用 :YouTube screenshot

こちらの動画では華やかなコスプレで痛車に華を添えるコスプレイヤーモデルが色々なポージングでアピールしている姿も映し出されています。

また動画の3:21からご覧なれるように、イベントステージでは歌や声優のトークショーが開かれ、痛車を見るだけのイベントではないことがわかりますね。
この日はお台場に日本最大規模の1,000台を越す痛車がエントリーしたそうです。

秋葉原から誕生したオタク文化は今や日本を飛び出し世界でも注目を集めています。
つまり痛車天国は世界最大の痛車の展示会というわけです。

痛車にかけるオーナーたちの熱い情熱と愛情が炸裂するイベントは、日本にアニメや漫画という文化がある限り続くことでしょう。
痛車はオタクの間では萌車とも呼ばれ、オタクにとって「かわいいは正義」なのです!

【公式ホームページ】痛車天国
http://itasha-tengoku.yaesu-net.co.jp/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年10月9日
日本
児玉 勇(Yu Kodama)
日本と焼き鳥をこよなく愛するライター
日本一の痛車イベントを紹介!思わず釘付けになる痛車の数々と可愛いコスプレイヤーの姿で日本の最新ポップカルチャーを知る!
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