日本のキャンプマナーとは
キャンプは、自然の中でプライスレスな時間を老若男女問わずに楽しめるレジャーです。近年、日本では今、キャンプブームが起こっています。ですがそんな中、ゴミの放置などのマナーを守らないことにより、閉鎖されたキャンプ場もあるという悲しい現実も。今回は守るべき日本のキャンプマナーを紹介します。
キャンプマナーの動画紹介
こちらは『キャンプ研究所』が公開の『キャンプ初心者さん、これからキャンプを始める方に伝えたいキャンプマナー20選 嫌だ!〜こんなキャンパー〜【キャンプのはじめかた:キャンプマナー編】』という動画を紹介します。
キャンプマナーについて丁寧に解説されており、これからキャンプなどのアウトドアを始める人はもちろん、キャンプ経験者さんにも観ていただきたい動画。
守るべきキャンプマナー20選
写真:キャンプマナー
マナーとは、「お互いが気持ちよく過ごすために、相手を思いやる気持ちや行動のこと」を指します。人それぞれの考え方により違ってくる部分ではありますが、上級キャンパーが伝えるキャンプマナーは参考になるのではないでしょうか。一つずつ見ていきましょう。
1.後から来た人が先に場所取りをする
後から来た人が先にサイトを押さえることはキャンプマナーに反しています。受付が完了してから場所取りを行うのが基本です。
【動画】1:16~ 場所取り
2.他のテントのすぐ横に設営
写真:キャンプ場
場所が広く、ほかにもテントを張る場所がたくさんあるにも関わらず、すでにテントを張っているすぐ横にテントを設営するのはマナー違反。
しかも、その場所に設営することで景観を損なってしまうことも。テントを設営する場所選びは、すでに設営されているテントの景観にも配慮が必要です。
【動画】1:36~ テントの横付け
3.他のキャンパーの区画に頻繁に入る
他の区画に入るときも注意が必要です。通る際に少し入るくらいであれば問題ないものの、堂々と区画の真ん中を横切ることに不快感を覚える人もいるでしょう。
【動画】1:56~ 他のキャンパーの区画
4.グループ単位で大きく場所を取る
フリーサイトで大きく場所を取るのもキャンプマナー違反といえます。グループキャンプでよく見られる光景で、グループのテントをゆったりした間隔で設営してしまうと、なかなか他のキャンパーはその間には設営できないため、他の場所を探すことになります。人が多い日には、立てる場所の確保も難しくなることも。テントを設営する際には、混雑状況も見て、テントの間隔を他と合わせるなどの配慮をしましょう。
【動画】2:19~ 場所を大きくとる
5.深夜早朝に設営を撤収するのもマナー違反
写真:早朝のキャンプ場
深夜早朝に他のキャンパーの安眠妨害をするような行為もタブー。周りが就寝しているにも関わらず、ペグを打つ行為は迷惑がかかります。意図せずに深夜にキャンプ場に到着した人も、作業にとりかかる前に一度冷静に考えてみましょう。
【動画】2:56~ 深夜・早朝
6.子どもの面倒はキチンと
小さい子どもを放置するのもやめましょう。キャンプ場は危険な場所も存在するため、何か大きなトラブルに巻き込まれる可能性も。大怪我や焚き火などの火で大やけどをしては目も当てられませんよね。
【動画】3:28~ 子ども連れの場合
7.ボールやフリスビー、ドローンなどの飛び道具にご用心
写真:ドローン
飛び道具で遊ぶのもキャンプマナーに反する行動のひとつ。ボールやフリスビー、ドローンなどで遊ぶ際は周囲に人がいないかは必ず注意が必要です。定められた場所で遊ぶようにしましょう。
【動画】4:16~ 飛び道具
8.子どもを叱らなくてもいいような配慮を
キャンプ場で、トラブルを避けるために、事前に子どもが遊ぶ場所を親が見つけておく、広場がないキャンプ場であればその場所に不向きな遊び道具は持っていかないなど、叱る原因を作らないように工夫も必要かもしれません。
【動画】5:13~ 子どもへの配慮
9.騒音はトラブルの温床
大きな音で迷惑をかける場合があるので、注意しましょう。音楽や映画を楽しむ際はボリュームを調整、時間帯にも配慮する必要があります。キャンプ場は公共の場所であることを忘れずに。
【動画】5:40~ 騒音トラブル
10.お酒のマナーに注意
写真:キャンプ場でお酒を飲む若者
動画ではお酒のマナーについて触れています。キャンプ場を居酒屋と勘違いして羽目を外し過ぎないようにしましょう。時間帯によっては他のキャンパーの就寝を妨げてしまいますよ。
【動画】6:35~ お酒のマナー
11.炊事場はきれいに使うのが基本
炊事場を汚すのはキャンプマナーに反する行動です。炊事場の排水溝に生ごみなどがあると、他のキャンパーに不快感を与えてしまいます。調理器具を洗う際、洗剤・スポンジ・ビニール袋を持って行きましょう。
【動画】7:22~ 炊事場はきれいに
12.焚き火の火の粉に注意
写真:キャンプで焚火
焚火をする際は、火の粉に注意が必要です。自分のテントだけでなく、隣のキャンパーさんのところまで火の粉が飛ぶことも。火の粉によって、テントなどが焦げる恐れがあります。注意しましょう。
【動画】8:07~ 焚火の火の粉
13.場所によっては直火ができない
直火禁止エリアで直火を行ってはいけません。マナー違反でありルール違反でもあります。場所によっては火事に繋がる恐れも。
【動画】9:07~ 直火が可能かどうか
14.焚き火でゴミを燃やさない
焚き火でゴミを燃やす行為もキャンプマナーに反する行為。ゴミを燃やしてしまうと、煙や臭いが発生します。
【動画】9:44~ 焚火でゴミは燃やさない
15.車中泊でもマナーを守りましょう
写真:車中泊
車中泊でエンジン掛けっぱなしにならないよう注意しましょう。騒音で迷惑がかかります。車中泊は駐車場などで行うのが基本。
【動画】10:18~ 車中泊のマナー
16.ペットに関するマナー
動画では、ペットに関するマナーについて触れています。ノーリードでペットを放つのはマナー違反。ペットが他のキャンパーを噛むなど、大きなトラブルが発生する可能性もあります。
【動画】11:04~ ペットに関するマナー
17.花火を行う際は周囲に配慮しよう
打ち上げ花火で周囲に迷惑をかけてはいけません。火の粉が舞って、テントなどを焦がしてしまう恐れも。
【動画】11:56~ 花火
18.ゴミはキチンと分別を
写真:キャンプ場のマナー
当たり前のことですが、キャンプ場であってもゴミの分別をきちんとしましょう。
【動画】12:26~ ゴミの分別
19.サイトはきれいにして帰る
サイトを汚して帰るのもマナー違反。ゴミや炭などが放置されているケースもゼロではありません。来たときよりもきれいにして帰るという気持ちを持って。
【動画】12:48~ サイトはきれいに
20.キャンプの楽しみ方は人それぞれ
キャンプの楽しみ方は人それぞれ。自分の「こうでなければ」という価値観を押し付けるのもマナー違反です。
【動画】13:12~ キャンプは人それぞれ
マナーを守って楽しくキャンプをしよう
キャンプをする際は、ルールを守ることはもちろんマナーも大切に。また、事前にキャンプ場の禁止事項や設備など、情報収集を行うことも大切ですね。ゴミの処理や不法投棄、共通スペースの使い方や騒音などにより、マナー違反が原因でトラブルになることも。日本でキャンプをする際は、そんなトラブルが起こらないように、自然やマナーを大切に、そして「おたがいさま」精神を持つことが大切かもしれません。
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