2020年東京オリンピックの開催決定の瞬間について
この動画は「ANNnewsCH」が公開した、IOCの2020年東京オリンピック開催地決定のニュース「56年ぶり!2020夏のオリンピック 東京で開催決定(13/09/08)」です。
2013年9月7日、日本時間の早朝にブエノスアイレスで行われた東京オリンピック開催決定の決選投票の瞬間をテレビでご覧になっていた方も多いのではないでしょうか。
1964年(昭和39年)以来、56年ぶりの2度目の開催地となった東京。
過去に夏季オリンピックを複数回開催した都市は、アテネ、パリ、ロンドン、ロサンゼルスに続いての5都市のみとなっています。
開催期間は2020年7月24日から2020年8月9日までの17日間、東京は世界中から注目の的となることでしょう。
今回は東京オリンピック決定の瞬間の動画を改めてご紹介します。
各国と決選投票になった2020年東京オリンピック開催地決定の瞬間
動画の0:15より、IOC(国際オリンピック委員会)ロゲ会長が「東京!」と言った瞬間、会場では多くの日本人が歓声をあげて喜びました。
動画の0:56よりご覧になれるように、開催都市の決定のニュースが流れたのは早朝5時20分ごろにも関わらず、東京・駒沢公園、東京・日本体育大学、東京・千代田区、東京・浜口道場、長野市には多くの人が訪れ歓喜の瞬間を迎えました。
しかし、今回の東京オリンピック決定までには、多くの苦難があったことも事実です。
選考中は東京よりもスペインのマドリードやトルコのイスタンブールの方が優勢とも言われた状況。
一回目の投票では、「東京 42票」「イスタンブール 26票」「マドリード 26票」と過半数には達しませんでしたが、決戦投票で「東京 60票」「イスタンブール 36票」と圧勝しました。
逆風の中で当時の東京都知事・猪瀬直樹氏をはじめ、総理大臣の安倍晋三氏、高円宮妃殿下、アテネパラリンピック代表の佐藤真海選手やタレントの滝川クリステルさんなどが最終プレゼンテーションを行いました。
その中でも滝川クリステルさんの『おもてなし』という言葉は記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
アジア初の同一都市での開催となった2020年東京オリンピック
東京オリンピックはアジア初の同一都市での開催です。
アジア地域での夏季オリンピック開催としては2008年北京オリンピック以来となります。
日本では招致委員会の多くの人が東京へオリンピック招致に力を注ぎました。
また動画の4:45からご覧になれるように、東京オリンピックの開催の決定に伴い、前回の開会式・閉会式会場となった国立競技場の聖火台に火が灯りました。
前回の1964年の東京オリンピックを思い出した年配の方も多いはずです。
2020年東京オリンピック、パラリンピック開催と福島原発事故の問題点
今回の東京オリンピック招致のための最終プレゼンテーションでは、2年前に起きた東日本大震災の件についての内容も多く、総理大臣の安倍晋三氏は福島第一原発事故に対する安全性を世界中にアピールしました。
汚染水は安全に管理され、東京では今後安全性に影響が無いと自信を持って発表。
しかし、震災から数年しか経っていない当時は、国内外から厳しい声があったのも事実です。
今回の東京オリンピックでは、福島第一原発事故からの復興も込めて開催します。
2020年東京オリンピック、パラリンピック開催地決定の瞬間紹介のまとめ
写真:新国立競技場
今回の2020年東京オリンピック開催地決定瞬間のニュースは、多くの人に希望を与えたでしょう。
動画の3:34から、東京オリンピック招致成功の勝因は、「いろいろな日本の全ての力が結集したチームワーク」によるものと当時の東京都知事の猪瀬直樹氏は語ります。
4年に一度開催される世界的なスポーツの祭典のオリ・パラが東京で開催されることにより、世界中の人々が日本、そして東京に注目しています。
【公式ホームページ】東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 - Tokyo 2020
https://tokyo2020.org/jp/
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