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国の特別天然記念物「イリオモテヤマネコ」を紹介する動画について

こちらの動画は「okinawastoryMediaLib」が制作した「イリオモテヤマネコ」で、絶滅危惧種にも指定されているほど生息数の少ないイリオモテヤマネコの姿をとらえた貴重な映像です。
この記事では、ベンガルヤマネコの亜種とされるイリオモテヤマネコの生態や情報をまとめます。

動画の0:24から、動物食の野生のイリオモテヤマネコが食べ物を探して、落ち葉の中から何かを見つけ出して食べる様子もご覧になることができます。
イエネコ(ペットの猫)と形態が異なり、丸みのある耳の裏には白濁色の虎耳状斑と呼ばれる斑紋があり、太い尻尾を持ち、体に小さなまだら模様がみられ、目の周りに白い模様があることも観察できます。
まずは動画で野生のイリオモテヤマネコの特徴をご覧ください。

沖縄県西表島のみに生息するイリオモテヤマネコとは

イリオモテヤマネコの画像
写真:イリオモテヤマネコ

西表島の固有亜種であるイリオモテヤマネコは、地元の人にはヤマピカリャーやヤママヤーという方言名で呼ばれるヤマネコです。
鳴き声はイエネコとあまり変わりませんが滅多に泣くことはありません。
沖縄県西表島のみ生息地とする哺乳類で、推定個体数は約100頭で減少傾向にあります。

1965年に八重山列島の西表島で発見され、発見された当初は新種ではないかとされましたが、現在はネコ科ベンガルヤマネコ属に分類されると分析により明らかにされています。
日本国内に分布するネコ類はイエネコを除くとこのイリオモテヤマネコと長崎県対馬に生息するツシマヤマネコに2種のみです。
西表島の固有種のイリオモテヤマネコは、夜行性で森林に生息し繁殖期以外は単独で行動します。
体重3~4kg、体長50~60cmで、ジャングルなどの野生下での寿命は7~8年。
食性は小型哺乳類、鳥類、爬虫類、カエル類、昆虫類など、さまざまなものを食べる動物食です。

2月から4月が繁殖期で、同性の行動圏は重なることなく縄張りの中で暮らします。
西表島の自然に暮らすイリオモテヤマネコは、開発や交通事故、感染症などが原因で生息を脅かされています。

イリオモテヤマネコを飼育する動物園などはありません。
ですが、イリオモテヤマネコの保護活動をおこなう西表野生生物保護センターで、イリオモテヤマネコの資料や剥製をご覧になることができます。
また西表島の観光センターなどには、かわいいイリオモテヤマネコの子猫のぬいぐるみやTシャツなども販売されています。

国の特別天然記念物のイリオモテヤマネコ紹介まとめ

イリオモテヤマネコの画像
画像引用 :YouTube screenshot

絶滅危惧種のイリオモテヤマネコを実際に見ることは難しいですが、こちらの動画で野生の「イリオモテヤマネコ」をはっきりと見ることができます。
動画の3:51からは、木に登る姿もご覧になれます。

保全活動が行われている貴重な野生のイリオモテヤマネコの姿をぜひご堪能ください。

【公式ホームページ】イリオモテヤマネコとは | 西表野生生物保護センター
https://iwcc.jp/iriomotecat/cat/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2021年9月9日
日本
ひろ(HIRO)
お出かけ先で、おいしいものを食べるのが好きなライターです

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沖縄県西表島のみに生息する野生の「イリオモテヤマネコ」の貴重な映像を紹介!推定生息数100頭の希少な哺乳類は自然への適応能力が生き残りの秘密。
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