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動画で紹介されている銃剣道とは?

こちらの動画「銃剣道 其の一 Jukendo PART1」で紹介する銃剣道とは、剣道とよく似た防具を着用する一見剣道と見間違えるスポーツ・武道ですが、攻撃するのは竹刀ではなく、木銃と呼ばれる用具を使い、主に突き技を主体とした日本発祥の実戦的な武道です。

使用される木銃(もくじゅう)は旧日本軍が使用していた小銃の先端に刃先をつけたものを模しており、銃槍術や銃槍格闘、銃剣格闘とも呼ばれます。

非常に実戦的な武道であることから、警察や自衛隊の訓練にも取り入れられています。
まだ認知度が低いので競技人口は少ないのですが、かつては武道の授業としても取り入れられていたこともあり、国体や全日本選手権、全国青少年大会なども行われています。

銃剣道の基礎知識と基本技

銃剣道の画像
画像引用 :YouTube screenshot

銃剣道で使われるのは全長166cm、重量1.1kgの木銃で、これが銃剣道最大の特徴と言えます。
木銃は動画の0:13よりご覧になることができます。

西洋式銃剣術が剣道と融合した日本式銃剣術が今の銃剣道の起源と言われています。
歴史的に見ると、戦闘スタイルが刀剣から銃へと変わった幕末頃が始まりとされ、輸入された銃のさきに槍術で使う刃先や短剣を取り付けて武器として使用したのが、現代の銃剣道の源流であると考えられます。

銃剣道のルールについて

銃剣道の画像
画像引用 :YouTube screenshot

銃剣道の試合は全日本銃剣道連盟によってルール化され、今では競技武道化されています。
ルールは基本的に1対1で行われ、「上胴」、「直突」、「脱突」、「下胴」、「喉」、「小手」、「肩」に突きを決めると一本勝ちなります。
試合はシューズを履かず、床に裸足というスタイルで行います。
基本技は動画の1:03よりご覧になることができます。

銃剣道の魅力とは?

銃剣道の画像
画像引用 :YouTube screenshot

動画では2:14頃から現役選手のインタビューがご覧になれ「銃剣道の魅力」について語っています。
元々は銃と剣を融合した殺人方法であり、心臓のある左胸や喉を狙う過酷なスポーツですが、厳しい訓練を経て試合に勝ったり、優勝したときの気分はそれまでの苦労が吹き飛ぶほど嬉しいとみな笑顔で語っています。

竹でできた竹刀とは違い、木刀よりも大きくて重い武器を用いるので、小手を決められたときは指が折れてしまうこともあります。
そのため、銃剣道では突きで狙われやすい部位を分厚いガードで保護しています。
特に指には指袋を装着して、できるだけ怪我が少なくなるような配慮がなされています。

銃剣道についてのまとめ

銃剣道・防具の画像
画像引用 :YouTube screenshot

授業として銃剣道を取り入れていた全国唯一の神奈川県平塚市立土沢中学校も2018年に取りやめることを決め、新聞報道されるなど全国的な話題となりました。
しかし、その話題が銃剣道の認知度を高める結果となり、現在は少しずつ競技人口が増え始め、段位獲得者や女子選手も増加傾向にあると言われています。

日本武道はいずれも心技体を鍛え礼に始まり礼に終わることが重視されています。
特に銃剣道は悪質な反則を行うと重傷を負う危険性があるので、反則は厳しく罰せられます。
銃剣道を志し、強くなるコツは地道な心身の鍛錬にあると言えるでしょう。

【公式ホームページ】全日本銃剣道連盟
http://www.jukendo.info/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2021年7月15日
日本
児玉 勇(Yu Kodama)
日本と焼き鳥をこよなく愛するライター
銃剣道の実戦的な攻撃は超絶危険で超ハード!剣道に似た日本発祥の武道で心技体を鍛え、日本の和の心を知る!
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