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蹴上インクラインの桜の動画紹介

今回は『Anna Film Production』さん制作の『【京都 桜の名所】蹴上インクラインの桜: The Keage Incline and Cherry Blossom(Kyoto, Japan)』という動画を紹介します。

映画のワンシーンのように、レールの上を歩くことができる場所があるのはご存知ですか?京都市東山区の廃線跡「蹴上インクライン」は線路の上を歩き、桜の時期は徒歩でお花見を楽しめます。動画では、ゆっくりと時間が流れているような京都の春を味わっていただけることでしょう。まずは美しい映像をご覧ください。
【動画】1:41~ レールの上を歩いて散策

蹴上インクラインとは

京都市東山区・蹴上インクラインの画像
写真:京都市東山区・蹴上インクライン

蹴上(けあげ)インクラインとは、疏水上流の蹴上船溜と下流の南禅寺船溜を結んだ全長約582mの傾斜鉄道のこと。明治24年の建設当時は、世界で最も長い鉄道でした。約36mの高低差を克服するために舟を台車に乗せ、貨物を積み下ろすことなく、ケーブルカーと同じ原理で荷を運ぶことに役立ちました。現在は、線路のみが当時の状態のまま保存されています。

蹴上インクラインは、桜の名所として知られています。インクライン両側の桜が咲き誇るころには、ゆっくりと桜を愛でながら歩けますよ。ライトアップされた夜桜散策もまた心躍ります。
【動画】1:20~ 線路の両側の桜

蹴上インクラインの桜の見頃は?見どころは?

蹴上インクラインの桜の見頃は、例年3月下旬頃から4月上旬頃ですが、2023年は例年よりもはやく咲き始め、3月27日頃には満開に。

京都の2024年の開花予想日が3月23日頃、満開予想日は4月1日頃となっています。蹴上インクラインのレールが敷かれた坂道の両サイドには、ソメイヨシノが約90本植えられています。見どころは「レールと桜」、桜並木とレールと人が撮影できる、希少な場所。線路に向かい合うように座り、写真を撮る着物姿のカップルや女性たちも見かけるインスタ映えスポット。

元々鉄道として使用されていたころから、レールの周辺は今も石が敷き詰められています。散策する場合少し歩きにくいかもしれません。足元に注意しながら、ノスタルジックな風景をお楽しみください。

大人気のインスタ映えスポット!蹴上インクライン・南禅寺の水路閣

京都・南禅寺の水路閣の画像
写真:京都・南禅寺の水路閣

インクラインのほか、南禅寺の水路閣での写真もInstagramにアップする人が多いことをご存知でしょうか? 水路閣とは、全長93.2メートルの水道橋。南禅寺の法堂から徒歩1分の場所にあります。時を重ねたレンガの橋がノスタルジックな風景を作り出しています。

おすすめの撮影場所は、橋の下。アーチ型の形状が続き、まるで絵画のような世界観。歴史深い景色とマッチすることから、着物姿の女性たちが写真を撮る姿を多く見られます。また、雑誌やポスターのような写真も撮れるので、ポージングをして撮る人たちも。

国内のみならず、海外からの観光客にも人気のスポットなので、紅葉の季節などは多くの人で賑わいます。他の人が写り込まない写真を撮りたい人は、早朝がおすすめです。

蹴上インクライン周辺観光おすすめコース 南禅寺・日向大大神宮など

京都・南禅寺の画像
写真:京都・南禅寺

蹴上インクライン散策後には、ぜひ周辺観光をお楽しみください。おすすめの周辺観光スポットをご紹介します。

◆南禅寺
高い格式を誇る日本の禅寺のひとつで、京都五山の中でも別格の扱いとされる南禅寺。歌舞伎の石川五右衛門の伝説として知られる「三門」で有名な堂塔伽藍が並んでいます。なかでも、「虎の子渡し」と呼ばれる小堀遠州作の方丈庭園(名勝)は、江戸初期の代表的な枯山水庭園として知られています。人気の座禅体験はぜひ事前予約を。また、秋には圧巻の紅葉が楽しめます。

◆日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)
伊勢神宮と同じく「天照大御神」が祀られている日向大神宮には、内宮と外宮もあり、古くから「京都のお伊勢さん」と呼ばれ親しまれています。見どころは、神明造の社殿のほか、パワースポットとして知られる「天の岩戸」。くぐると開運・厄除のご利益があるとか。また、東海道を往来する旅人が道中の安全を祈願したことから、交通祈願のご利益があることも知られています。紅葉の名所なので、秋に訪れるのもおすすめです。

京都府・平安神宮の応天門の画像
写真:京都府・平安神宮の応天門

◆平安神宮(へいあんじんぐう)
平安神宮の神宮道に建つ大鳥居は、高さが24.4メートルと日本国内でも屈指の大きさを誇ります。晴れた日には、青空と鮮やかな朱色とのコントラストが美しい写真が撮れることでしょう。大鳥居からまっすぐ進んだ場所に位置する「応天門(おうてんもん)」は、鮮やかな丹塗りが美しく国の重要文化財に指定されています。

◆哲学の道
銀閣寺と南禅寺の間のおよそ2kmを結ぶ散歩道「哲学の道」。20世紀初期の哲学者、京都大学教諭である西田幾多郎(きたろう)が日々思想に耽りながら歩いていたことから名づけられました。脇を流れる運河は日本最大の湖である琵琶湖からひかれた琵琶湖疎水、近くを流れている「白川」は標高に従い北から南に流れていますが、人工で作られた琵琶湖疎水は南から北へ流れる特徴があります。春は美しい桜、秋には紅葉が美しい光景を見ながら散策ができ、周辺には法然院や安楽寺、大豊神社といった見どころたっぷりの寺社仏閣も。

蹴上インクラインまとめ

現在は観光地として解放されている「蹴上インクライン」は、線路跡がフォトジェニックでおすすめの撮影スポットです。桜の季節の京都観光には欠かせません。足元に注意しながら桜を楽しみ、歩き疲れたら周辺のおうどんや湯豆腐の美味しいランチのお店やカフェでひとやすみ。ぜひ京都の春を五感で感じてみてくださいね。

【トリップアドバイザー】蹴上インクライン

この記事を書いた人
最終更新日 : 2024年4月2日
日本
山田コウスケ(Kosuke Yamada)
福岡県出身。日々、お酒を嗜みながら旅行の計画を立てています。
「蹴上インクライン」ノスタルジックな光景の桜に酔いしれて。インスタ映え間違いなしの京都府の南禅寺水路閣からパワースポットも紹介
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