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兵庫県の田君川に咲くバイカモの動画紹介

今回は『e映像制作.com』さん制作の『バイカ 日本固有種 【新温泉町】4k』という動画を紹介します。

皆さんは、バイカモ(梅花藻)という植物を知っていますか?今回は兵庫県の新温泉町浜坂栃谷の田君川(たきみがわ)に咲くバイカモという水中花をご紹介します。まずは、清流に咲き誇る美しいバイカモの動画をご覧ください。

兵庫県にある新温泉町浜坂栃谷の田君川に咲くバイカモとは?

バイカモの画像
画像引用 :YouTube screenshot

動画の冒頭から、鳥のさえずりや川の流れる音とともに、群生するバイカモがご覧いただけます。まるで鳥の目線で撮影したかのような映像がとても印象的です。

撮影場所は、田君川バイカモ公園(たきみがわばいかもこうえん)。これほどに生息している地域は日本でもそう多くはありません。バイカモは水温の低い高山に生息する植物であることから、このような地域に群生するのは珍しくとても貴重なのだそう。

ですが田君川では、2017年頃からバイカモ群落が小さくなりはじめ、2022年の現在ではあまり見られなくなったとか。

水中花バイカモとはどんな植物?

バイカモの画像
写真:バイカモ

バイカモは日本固有種。新温泉町浜坂栃谷の田君川に咲くのはキンポウゲ科・キンポウゲ属・日本名ヒメバイカモで学術名はRanunculus Kazusensis Makino。別名ウメバチモ、ウダゼリ、カワマツなどと呼ばれ、上流や湧き水などの清流に生息しています。

花言葉は「幸福になります」。花言葉の通り、水面に咲く小さくて可憐な花は、見るだけで幸せな気持ちになりますね。

また、バイカモにはイチョウバイカモという種類もあり、日本の一部地域で見ることができます。花の開花時期は初夏から初秋にかけて、直径1〜2cmの白い花が咲きます。花はウメの花に似ていることから漢字で梅花藻と書くように。多年草の沈水状態で育ち常緑性が特徴、山菜として食用にもなるようです。

日本でバイカモが見られる地域は?

滋賀県醒井・地蔵川の画像
写真:滋賀県醒井・地蔵川

今回の動画で取り上げたバイカモは、近畿では、滋賀県醒井の地蔵川兵庫県神崎郡神河町などで見ることができます。そのほか、福井県越前市上真柄町、静岡県三島梅花藻公園、山梨県都留市にある長慶寺、福島県湖南町の清水川など。また北海道の恵庭市にもバイカモ群生地域があるようです。

清流に咲く水草バイカモまとめ

自然豊かな清流にしか咲かない水草「バイカモ」。さまざまな気候や環境の変化などにより、バイガモが少なくなっているのはとても残念ですね。

ですが、兵庫県丹波市青垣町桧倉の清水川では嬉しいニュースも。雑草の繁殖によって水流が減少しバイカモの数も急激に減っていたのですが、地元住民の保護活動により、復活したそう。田君川でも、動画のようにバイカモが美しく咲き誇る景色が再び見られるといいですね。

【公式ホームページ】新温泉町 田君川バイカモ公園(梅花藻)
https://www.yukemuri.co.jp/sightseeing/detail.php?id=31

【トリップアドバイザー】バイカモ公園
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121310-d8368832-Reviews-Baikamo_Park-Shinonsen_cho_Mikata_gun_Hyogo_Prefecture_Kinki.html

この記事を書いた人
最終更新日 : 2022年7月28日
日本
岩本 晃弘 (aki)
旅と食が好きで日本の田舎に住みながらライターをしています。
清流にしか咲かない花「バイカモ」水面の小さな花と川のせせらぎ。夏に見られる水中花の美しい映像
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