日本の居酒屋の解説動画紹介
今回は、『サントリー公式チャンネル (SUNTORY)』さん制作の『IZAKAYA TIPS!! 5分42秒 サントリー』という動画を紹介します。
日本の居酒屋と日本の酒場文化
写真:居酒屋で乾杯
居酒屋とは、酒類と料理を提供する日本風の飲食店のことです。居酒屋は主に洋風の酒を提供する洋風のバーやパブよりも料理の種類や量が多いのが特徴です。
バーとは違って、居酒屋はパーティーや大人数で利用されることが多いです。また、一般的にレストランよりもカジュアルな雰囲気があります。
【動画】0:16~ 居酒屋とは?
日本の居酒屋~入店から注文まで~
写真:生ビールを注ぐ女性店員
居酒屋さんに入ると、「いらっしゃいませ!」またはもっと短い「いらっしゃい!」と挨拶されるでしょう。どちらも「ようこそ!」という意味で、日本中のレストランやお店でよく聞かれる挨拶です。
【動画】0:31~ スタッフによるお客様へのご挨拶
テーブルに着席すると、店員さんがおしぼりを持ってきます。おしぼりとは、食事の前に手を拭くための濡れたタオルです。おしぼりで、顔やテーブルを拭くのを見かけますが、失礼にあたることもあるので、避けた方が良いかもしれません。
【動画】0:37~ おしぼり
席に着いて、おしぼりが運ばれてきたら、次は注文です。ビールは比較的早く提供されるので日本の居酒屋では、最初にビールを注文するのが定番です。注文する時、「とりえず、生ビールお願いします」という意味の「とりあえず生」という決まり文句を使います。とはいえ、ビールが苦手な方は、他の飲み物を注文しましょう。
【動画】1:20~ 日本の居酒屋で初めての飲み物の注文
最初の飲み物または料理を注文した後は、「お通し」が出てきます。お通しとは、居酒屋で出される小さな前菜のことで、よく野菜や肉が入っていますが、枝豆などのシンプルなお通しもあります。お通しは、通常数百円のカバーチャージの代わりに提供されるため、断ることができません。残念ながら、お通しは選べないので、好き嫌いが激しい人やアレルギーのある人は食べられない可能性もあります。
【動画】1:56~ お通し
日本の居酒屋での注文方法
写真:店員を呼ぶ女性
ビールなどの飲み物とお通しがきて、注文の品が決まったら、店員さんをテーブルに呼びます。日本では一般的に、店員さんは食事の様子を見に来たり、追加注文を聞きに来たりすることはありません。その代わり、何か注文したいときにはテーブルまで店員さんを呼びます。そのとき、「すみません!」と呼びかけをしましょう。動画で紹介されているように、「すみません」は、居酒屋や日本のほとんどのレストランでも使われている正しい注文方法なので失礼にはあたりません。
【動画】2:36~ 居酒屋で店員さんを呼ぶ様子
好き嫌いが激しくなくて、冒険心がある人なら、店員さんにお勧めのメニューを聞いてみるのも良いでしょう。その時の決まり文句は「おすすめは?」。言っていることが分からなくても、「OK」と言えば、注文できるはずです。注文するときのもうひとつのポイントは、メニューの写真を指差すことです。そうすれば、注文がしやすくなるでしょう。写真がない場合は、Google翻訳のアプリのリアルタイム翻訳機能がすごく便利なので、ぜひ使ってみてください。
【動画】3:40~ 店員さんにおすすめを聞く様子
居酒屋料理:日本の居酒屋のメニュー、コース、価格など
写真:居酒屋の宴会メニュー
日本の居酒屋では、様々なメニューがあります。様々な野菜を使った小皿のメニューや刺身の盛り合わせ、から揚げ、焼き鳥、たこ焼き、餃子などの軽いものも多くありますが、海鮮丼やラーメンといったボリュームのあるメニューもあります。
単品のメニューや飲み物の他に、日本の多くの居酒屋には、「食べ放題」や「飲み放題」というコースがあります。
どちらのコースもほぼ同じ構成です。通常90分〜120分のコースで、ほとんどのメニューを選ぶことができます。コースに含まれないメニューを注文すると、会計に追加されます。また、コースで注文できるもの、できないものについては、店員さんが説明してくれます。これらのコースの値段は居酒屋によって異なりますが、食べ放題と飲み放題の価格は、それぞれ2,000円から3,000円ぐらいが一般的です。また、居酒屋によっては、食べ放題と飲み放題を合わせた「食べ飲み放題」コースがあります。この場合、4,000~5,000円ぐらいかかるかもしれません。
これらのコースを注文するときに気を付けることは、一般的に、一人が注文したら、全員が注文しなければならないということです。これは、一人が注文した「食べ放題」「飲み放題」メニューを、他の人にシェアしないための工夫です。なかには全員が注文しなくてもいいというお店もありますが、一般的にはありません。
日本の居酒屋での支払いについて
写真:席で会計をする居酒屋店員
日本の居酒屋で会計をしたいときは、注文するときと同じように、「すみません!」と店員を呼ぶのが一般的です。お会計をお願いするための決まり文句は「お会計お願いします」この言葉を言えば、店員さんがお会計をすぐにテーブルまで持ってきてくれます。テーブルで会計を済ませる場合、店のレジで会計をする場合がありますが、お店によって違います。
もう1つ居酒屋で払うときに覚えておきたいことは、ほとんどのお店で個別で支払うことはできません。理由は、居酒屋では個人が何を食べたかが分かりにくくて、大人数の個別の会計は時間がかかるからです。このような問題が起こらないように、ほとんどの居酒屋では、グループごとに会計をしています。
日本で居酒屋にいくなら東京?京都?見つける方法は?
写真:京都・先斗町
さて、居酒屋に興味を持ったところで、実際に居酒屋はどこにあるのか気になりますよね。東京、京都、大阪などの大都市から、日本の小さな町まで、居酒屋はどこにでもあります。Googleマップで「居酒屋」と調べると、たくさんの居酒屋を見つけることができます。また、Googleマップは周辺の飲食店や観光スポットを探すのにも便利です。
日本の居酒屋の種類
写真:おでん
様々なメニューがある日本の居酒屋ですが、中には、おでん、焼き鳥、鍋などがメインの専門店もあります。
おでんの居酒屋は、ちくわ、こんにゃく、大根、卵などを使った「おでん」という鍋料理がメインです。鍋の居酒屋は、食べながら自分のペースで調理する煮物料理を提供します。そして、焼き鳥の居酒屋は、カウンターの上にある炭火で焼いた鶏肉の串焼きがメインです。このように、ある特定のメニューがメインの居酒屋も多くあります。
日本の居酒屋のまとめ
日本の居酒屋文化について解説しました。日本の居酒屋を利用する際に参考にしてください。居酒屋には、一般的な居酒屋のほかに、特化したメニューがある居酒屋もたくさんあります。様々な料理や飲み物を注文できるのが居酒屋の醍醐味の1つです。日本全国にある居酒屋は、友人と一緒に行くのが楽しいですが、一人でも楽しめます!ただし、会計はグループごとが多いので、トラブルにならないように注意しましょう。
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