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熊本に古くから伝わる伝統漁法・うたせ船とは

こちらの動画は「N.a.」の制作した熊本県芦北町に古くから伝わる伝統漁法「うたせ船」の紹介動画「[明日の遺産 九州] 熊本「うたせ船」」です。

うたせ船は熊本県芦北町エリアのほか、秋田県八郎潟といった地域で伝統的に行なわれている漁法です。
熊本の八代海は不知火(しらぬい)海とも呼ばれ、水質が良いことから豊富な海の幸に恵まれる名所です。
不知火海では、海風の力を利用して海底の魚介類を引き上げるという、日本伝統の漁法が現在でも行なわれています。

こちらの動画では美しい映像で帆船や漁の様子を紹介しています。
歴史とともに歩んで来たこの漁を動画で堪能ください。

うたせ船の漁法にはどんな特徴がある?

うたせ船の画像
画像引用 :YouTube screenshot

熊本名物の打瀬網漁(うたせあみりょう)というのは、打瀬船と呼ばれる帆船に底引き網を設置し、海風に任せて船で引いていくという伝統漁法です。

漁場まではエンジンを使って運行し、網を入れてからは自然の力だけで漁を行います。
うたせ船の底引き網漁法で採れるのは、クルマエビやカニ、シャコといった種類の魚介類。
うたせ船の漁法は、魚介類を必要な分だけ採ることができ、さらに海底のゴミを引き上げて海をキレイにできるという良さもあります。
うたせ船は、日本人が古来より自然と共生するために続けてきた伝統的な漁法なのです。

漁の様子は動画の1:41より紹介しています。
「必要な恵みだけを海から分けてもらう」と動画内でも解説されています。

美しいうたせ船に乗船してみよう

うたせ船の画像
画像引用 :YouTube screenshot

真っ白な帆を広げた美しい船が景色の良い大海原を行く様子は、豪快かつ華やか。
熊本のうたせ船は、その優雅な雰囲気から「白いドレスをまとった海の貴婦人」と呼ばれるほどの美しさです。
こちらは動画の1:27より紹介されています。
動画からもわかる美しい雰囲気は「白いドレスをまとった海の貴婦人」と呼ばれる理由が納得できるのでないでしょうか。

熊本名物のうたせ船は、漁のオフシーズンには観光遊覧船として運行されています。
観光うたせ船や芦北釣り船では、人気の太刀魚釣りにもチャレンジできますよ。
釣り上げた魚は新鮮な魚介料理としていただくのがおすすめです。
熊本の雄大な海で大自然の絶景を感じたり、漁業を体験したりしてみたい方は、ぜひ魅力的なうたせ船のツアーを予約してみましょう。

日本伝統の漁法を守り続ける熊本のうたせ船紹介まとめ

熊本の大海原を行くうたせ船は、自然と調和する日本古来の漁法を今に伝えています。
おいしい魚介類をはじめとしたグルメを心ゆくまで味わえる芦北周辺エリアは、九州旅行の穴場スポットといえるでしょう。

動画でもまぶしいほどの白い帆に風を受けて進むうたせ船の姿が紹介されています。
一度は見てみたい日本の伝統です。
こちらの動画で熊本のうたせ船に興味を持たれた方は、ぜひ熊本への観光旅行を計画してみてくださいね。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2020年9月15日
日本
坂崎 なお(Nao Sakazaki)
日本の文化や伝統に興味津々!ステキな風景を紹介していきます!

地図・アクセス(Googleマップ)

熊本県の雄大な大海原に真っ白な帆を広げて進む「うたせ船」が美しい!日本古来の「打瀬漁」は自然と共生する長い歴史を受け継がれてきた伝統漁法!
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