着物/浴衣のたたみ方動画紹介
今回は『kazumiryu』さん制作の『Kazumi流きもの/浴衣の畳み方(男女)How to fold Kimono/Yukata』という動画を紹介します。難しいと感じる人が多い着物や浴衣のたたみ方を、とてもわかりやすく丁寧に解説されています。ぜひご覧ください。
意外と簡単!着物/浴衣のたたみ方を紹介!
写真:着物
着物や浴衣を着る機会はあっても、たたみ方はわからないという人は多いのではないでしょうか。ですが、コツを掴めば意外に簡単にたたむことができるのです。
着物はきちんとたたむことでコンパクトになるだけでなく、シワを防ぐことができます。また着用後の浴衣を家庭で洗濯する場合もたたんでからネットに入れて洗うことでシワ防止に繋がります。
動画では、たたみ半畳ほどの狭いスペースやベッドの上でも簡単にたためるので、ぜひ参考にしてみてください。
着物/浴衣のたたみ方は?本だたみや正しい手順とポイントを紹介!
写真:畳んだ和服とたとう紙
動くことなく半畳のスペースでできる着物/浴衣のたたみ方を見ていきましょう。着物や浴衣のたたみ方は、男女同じです。
【着物/浴衣のたたみ方手順】
●着物の下半分をたたむ
・着物の正面に座ってえりを左側に置く
・右の脇線を両手で持ち縫い目に添って折り上げる
・衽線で手前に折り返す
・上前を下前に重ねる
・両手で左脇線を持ち、右脇線に重ねる
・背中心の縫い目をまっすぐに整える
・裾を折り上げる
●着物の上半分をたたむ
・上半分を正面に持ってくる
・下部分と同様に下前(右)に上前(左)を重ねる
・背中心がまっすぐになっているかを確かめる
・えり肩の部分を数センチ、おりこむ
・左袖を上、右袖を下にたたむ
実際のたたみ方を動画でわかりやすく解説しているのでぜひご覧ください。
【動画】0:07~ 着物のたたみ方
着物は、たとう紙を使って保管しておけば、大切に着物や浴衣を保管することができます。
収納方法などにより、二つ折りと三つ折りにする場合があります。二つ折りは、裾を上部まであげて半分の長さに。三つ折りは、袖にシワができないように裾を袖の下あたりで一旦折り、それをさらに半分にすることで三つ折りにします。
動画で紹介している方法で着物をたためば、ベッドやテーブルなどの狭いスペースでもコンパクトにたたむことができます。
床におけない場合は?立ったままできるたたみ方「袖だたみ」を紹介!
外出先などで着物を床におけない場合は一時的に袖だたみを行う方法があります。
袖だたみを覚えればテーブルなどがなくても一時的に着物をたためるのでとても便利です。
【袖だたみの手順】
・通常とは反対に(前側から)着物を羽織る
・袖口に腕を通したまま中心を合わせる
・袖口をずらさないように腕を片方ずつ抜く
・片方の手で袖の角、もう片方の手で付け根を持つ
・付け根を持った手を軸に折り曲げて身頃に合わせる
・着物を両手で持ち直して形を整える
・崩れないように着物の上下を持ち、裾を袖に向かって半分に折る
・さらに半分に折り曲げて袖だたみの完成
この袖だたみは、浴衣や着物を一時的に収納する際のたたみ方です。例えば、外出先で時間がないときなどです。ですが、自宅に戻ってからなどにはきちんと本たたみにたたみなおして収納しましょう。
【着物のたたみ方の種類】
着物のたたみ方には、下記のような種類があります。
・本だたみ
・袖だたみ
・夜着だたみ
・襦袢だたみ
・羽織だたみ
着物/浴衣のたたみ方まとめ
写真:浴衣の女性
花火大会や夏祭りなどに浴衣を着るほか、お宮参りや七五三、さらに成人式、卒業式、結婚式など、節目のお祝い事に着物を着る機会があります。
さまざまなシーンで和服を着る機会はあるものの、洋服のように日常的に着るものではないため、たたみ方を覚えるまでは難しいかもしれませんね。
とくにレンタル品の場合は店側が後片付けをしてくれるのが一般的なので、どうやってたたむのかを見たことがないという方も少なくないでしょう。
なんとなく難しいイメージがある着物や浴衣のたたみ方、まずは袖だたみだけでも覚えておきましょう。そして、後からじっくり動画などを観ながらたたんでみると落ち着いてできますね。ポイントを押さえてコツさえ掴めば意外と簡単に着物はたためます。
今回ご紹介した着物のたたみ方は、振袖や長襦袢などにも応用できます。動画を参考に着物や浴衣を自分でたたんでみることに挑戦してみてはいかがでしょう。
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