今回紹介する動画は、沖縄県大宜味村(おおぎみそん)の大自然の中をサイクリングで軽快に走る映像から始まります。地元のガイドさんと大宜味村の食やアクティビティを体験する様子や、満天の星空の下のキャンプで三線の音を楽しむ!など。大宜味村観光の魅力が凝縮された内容となっています。

大宜味村の滞在ツアーなら、大宜味村の文化や生活に気軽に触れることができます。
滞在型の観光ならではの素敵なひと時をぜひ皆さんも体験してください!

大宜味村の画像
写真:大宜味村

本記事では大宜味村の魅力の紹介、そして大宜味村の滞在プランの紹介をいたします。
記事を読み終えた後には、きっとあなたも大宜味村の虜になり、大宜味村の生活を味わってみたくなるでしょう!

沖縄県国頭郡大宜味村は、沖縄県の沖縄本島北部に位置する、人口3,034人・世帯数1,716(2023年3月時点)の17の集落からなる村です。
村の面積は約64平方キロで、東京・JR山手線の内側とほぼ同じです。
アクセスは那覇市から87キロ、国道58号を利用して約2時間、高速を利用して約1時間30分。



大宜味村と隣接する「国頭村」「東村」との3村は、2021年に世界自然遺産登録に認定されたやんばる(山原)3村と呼ばれ、ヤンバルクイナやノグチゲラ(やんばるの森に暮らすキツツキ)など、ここでしか見られない固有種も多く生息します。

ヤンバルクイナの画像
写真:ヤンバルクイナ

大宜味村は、「長寿の里」「芭蕉布の里」「シークヮーサーの里」「ぶながや(森の精)の里」とも呼ばれています。

大宜味村は、日本一の長寿村として知られ、2015年の国勢調査では総人口のうち、65歳以上の高齢化率は32.5%、90歳以上の長寿者は4.2%と非常に高い比率となっています。
※日本全国の90歳以上の割合は1.6%。

大宜味村のおじいの画像
写真:大宜味村のおじい

1987年に高齢者の割合が日本でもっとも高い地域として"長寿の里"宣言をし、1996年にはWHO(世界保健機関)に「世界一の長寿地域」に認定されました。
スペインで2016年に出版された大宜味村で長寿の秘密を取材した「IKIGAI」は、総発行部数が500万部を超える世界的ベストセラーに。
書籍の本文には、「大宜味村で元気に生き生きと"生きがいを持って生活するおじい・おばあの姿"が理想の生活だ」と紹介され、この本をきっかけに大宜味村に訪れる外国人や日本を知らなくても大宜味村は知っているという外国人が増えました。

大宜味村の喜如嘉(きじょか)では、バナナの仲間である糸芭蕉(いとばしょう)の繊維で織られた「喜如嘉の芭蕉布(きじょかのばしょうふ)」が着物の生地として古くから親しまれてきました。とんぼの羽のように透けるほど薄く軽いことから「幻の布」とも呼ばれます。
湿気の多い沖縄では、風通しのよい空気のように軽やかな生地は非常に重宝されました。
3年ほどかけて人の背丈以上に成長する糸芭蕉。1本の糸芭蕉から採れる繊維はわずか約20グラム程度なので、一反(生地1ロール分)の芭蕉布を織るには200本の糸芭蕉が必要となります。

糸芭蕉の画像
写真:糸芭蕉

芭蕉布は13世紀頃から作られた長い歴史があり、琉球王朝時代(1400年代~1800年代の約450年)には、貴族が上質の芭蕉布を身に付けるため、貴族専用の芭蕉園を管理する「芭蕉当職(ばしょうとうしょく)」という役職もありました。

明治時代には無地や縞模様だった芭蕉布に絣模様(かすりもよう)が入れられるようになり、工芸品として発展してきました。
芭蕉布は沖縄が日本に復帰した1972年(昭和47年)に県の無形文化財に、その2年後の1974年(昭和49年)に国の無形文化財に指定され、大宜味村は現在も"芭蕉布の里"として貴重な伝統工芸を次世代に継承し続けています。

国内で流通するシークヮーサーのほとんどが沖縄で生産されており、そのうち大宜味村が約6割を占めます。

シークワーサーの画像
写真:シークワーサー

シークヮーサーは、栄養素が豊富な食べ物で沖縄の健康長寿食材のひとつとされています。
シークヮーサーに含まれるノビレチンという成分は次の効能・効果があるといわれています。
・リウマチ、骨粗鬆症、がん予防
・血糖値や血圧を下げる
・脂肪燃焼、肝機能強化、排尿改善、認知機能の改善
・頻尿や尿漏れなどの排尿障害の改善
・糖尿病の予防
大宜味村の長寿の秘密は、シークヮーサーに隠されているのかもしれません。
シークヮーサーセットはふるさと納税でも人気の返礼品となっています。
詳しくは大宜味村ふるさと納税 特設サイトをご覧ください。

世界自然遺産に登録された自然豊かなやんばるには"森の精"「ぶながや」が棲んでいるといわれています。

森の精「ぶながや」の画像
写真:森の精「ぶながや」

平和と自然を愛し、自然の恵みを利用し、その姿を見せてくれる不思議な生き物「ぶながや」。第二次世界大戦以降、戦後復興の近代化により大宜味村でしか姿を見ることができなくなったとか。
外見はガジュマルに生息する精霊と同様に赤い髪で草木をまとっています。
1998年に大宜味村村制100周年記念事業として「ぶながやの里」宣言がされました。

このように長寿・伝統文化・グルメ・古から伝わる伝説など、魅力ある大宜味村の暮らし。「大宜味村滞在ツアー」は、おじい・おばあなど現地の方々とふれあいながら、長寿の秘訣を探るさまざまな体験ができると人気を博しています。

大宜味村の滞在プランツアーは、大宜味村が長い間、大事に育んできた自然、食、文化・歴史を堪能する旅となっています。
大自然の中で明るく楽しく暮らす大宜味村の人々と歴史や文化にふれあい、サイクリング、カヌー、トレッキングなどのアクティビティ、BBQ・キャンプ、民泊とお客様のそれぞれの楽しみ方を選べるプランです。
ツアーは基本プランが用意されていますが、お客様に合ったプランや体験したい内容を事前に相談することも。
民泊orキャンプの選択やお客様好みの体験アクティビティなどを選べます。
2時間〜半日の短い時間で大宜味村を満喫できる体験プランもあるので、宿泊ができない方のご利用も可能です。

宿泊プランをご利用の方は宮城公民館芝生広場で「キャンプ泊」、又は現地のおじい・おばあが実際に暮らすご自宅に泊まる「民泊」を選択できます。
民泊を選択の方は、季節によっては民家さんの管理する畑の収穫を家族の一員として体験し、民家さんと教わりながら一緒に作った沖縄料理を共に囲みながら、ゆんたく(おしゃべり)するなど、大宜味村滞在プランの民泊でしか味わえない貴重なひと時を過ごせます。
現地の方のご自宅での食事の様子は動画の0:56よりご覧になれます。

※食事はビーガンの方やアレルギー方にもご対応しますので事前にご相談ください。

滞在ツアーの「農家生活体験」の画像
写真:滞在ツアーの「農家生活体験」

この大宜味村の滞在プランの民泊体験は、修学旅行の全国の学生も多く受け入れているツアーです。
農作業の大変さを学ぶ「農業体験」、農家さんのご自宅に民泊して家族の一員として過ごす「農家生活体験」、大宜味村の自然環境を最大限に活用した「自然体験」、沖縄料理や三線を教えてもらえる「文化体験」など。大宜味村の環境・習慣・文化を体験し、現地で暮らすおじい・おばあとの触れ合う数日は、学生たちの大きな財産となっています。
一回に最大280人の修学旅行生・教育旅行を受け入れている豊富な実績は、一般のお客様にも活かされています。

一般のお客様もお子様のいるご家庭は夏休みの体験学習ができたり、お友達同士で満天の星空の下でキャンプをしながら大宜味村の伝統に触れ合う!など楽しみ方は千差万別。
決められたプランに沿ったツアーだけではなく、事前の相談でお客様が望む理想のプランを組み立てられるのも滞在ツアーの魅力のひとつです。

やんばるのジャングルのような亜熱帯の森と川でカヌーやトレッキングを満喫できます。
やんばるの地でしか見られない固有種の生物や植物を探してみるのもいいですね。
大自然で楽しむアクティビティは地元のガイドの方が同伴するので地元の方しか知らない情報も聞けるかもしれません!
※オプションプランは別途お申し込みが必要になります。

やんばるの集落の画像
写真:やんばるの集落

夜は、おじい・おばあと一緒に地元食材を使ったバーベキュー。
おじい・おばあと三線の音を聞きながら焚火を囲み歌い、ゆんたく(おしゃべり)をお楽しみください。
就寝前はやんばるの夜空一面に広がる星空を眺めながら大自然の壮大さを堪能してください!

大宜味村1泊2日の基本プランのタイムスケジュールと体験内容の一例をご紹介します。
※今回はキャンププランのご紹介となります。

■1日目 13:00~23:00
(ツアーの拠点:宮城公民館広場および塩屋湾)

【13:00】
・塩屋・宮城公民館広場集合
・自己紹介・スタッフからのツアーの説明
・キャンプの準備(テント設営等)

キャンプ設営準備の様子の画像
写真:キャンプ設営準備の様子

【14:00】
・スタッフガイドとe-bikeで集落巡り(喜如嘉集落or塩屋集落から選択)

e-bike集落巡りの画像
写真:e-bike集落巡り

【17:00】
・宮城公民館広場に帰着後、自由時間

【18:00】
・地元食材BBQ夕食準備開始 - 飯ごうと、中身汁(モツの汁物)でやんばるのグルメを堪能
・夕陽を眺めながらの夕食
・地元おばぁ達とゆんたくタイム&三線・カチャーシー(沖縄の伝統的な踊り)を楽しむ
・やんばるの星空を知り尽くした星空ソムリエがセレクトした星空ナイトタイム
キャンプの様子は動画の01:25よりご覧になれます。

夜のキャンプの様子の画像
写真:夜のキャンプの様子

【23:00】
就寝準備

■2日目 9:00~11:00
【8:30】
・起床
・朝食の用意
・キャンプ用具片付け

【10:00】
宮城公民館前ビーチクリーニング(SDGs)

【11:00】
ツアー終了

午後からは各種体験プランの申し込みが可能です。
※上記は基本モデルプランのタイムスケジュールなので、体験内容は事前の相談でお客様の好みにあったプランを選べます。
※民泊を希望する場合は、お申し込みの際にお問い合わせ内容に「民泊希望」とご記載ください。
もちろん連泊も可能です。
ツアーのプランのご相談などは「よんな~大宜味」の公式ホームページの申し込み・お問合せフォームからお問い合わせください。
よんな~大宜味【公式ホームページ】

大宜味村の1泊2日滞在プランツアー料金や期間などの詳細をお伝えします。

【金額】
2名・・・43,500円(税込・1人)
3名・・・43,000円(税込・1人)
4名・・・40,000円(税込・1人)
5名・・・40,500円(税込・1人)
※集合場所までの交通費(航空券、レンタカー、バス等)、飲み物・アルコールなどは実費となります。民泊を選択した方は民家さんが飲み物・アルコールをご用意いただける場合もあります。
※オプションの体験プランは別途お申し込みが必要です。体験プランのご説明はこちらの記事の下部で紹介しております。

【催行期間】
2~11月 ※12月・1月除く

【グループサイズ】
2~5名
※テントは5人用5セットまで(25名まで)
※民泊は20名迄(1軒に泊まれる人数は決まっているので大人数でのお申し込みは複数の家に分かれることもございます。)

【集合場所】
集合場所:道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター
住所:沖縄県国頭郡大宜味村津波95



【服装】
アクティビティに対応できる動きやすく濡れてもいい運動服と靴、着替えのご用意をおすすめします。

【持ち物】
飲み物、タオル、洗面用具、サンダル、宿泊用のアメニティ

2時間〜半日の短い時間で大宜味村が満喫できる体験プランは、宿泊はできないけど大宜味村を楽しみたいお客様や、1泊2日のプランに組み込むことができます。
お好みのアクティビティ体験で大宜味村をお楽しみください!

上記に記載の無いアクティビティや、観光スポットへのガイドも相談に乗ってもらえます。
ツアーのプランのご相談などは「よんな~大宜味」の公式ホームページの申し込み・お問合せフォームにてお問い合わせください。
よんな~大宜味【公式ホームページ】

大宜味村への観光で見逃すことのできない観光スポットはまだまだたくさん!
絶対に外せない有名観光スポットから穴場スポットまで・・。想い出の1ページとなる景色が大宜味村に広がっています。

「世界一の長寿地域」に認定された大宜味村。
長寿の秘密はどこに隠されているのか?
外国人の方々も虜にする理想の生活「生きがい」とは?

通常の沖縄観光では味わえない体験ができるのが、こちらの記事で紹介した大宜味村滞在ツアーです。

沖縄のメジャーなスポットを観光して、リゾートホテルに宿泊するのも贅沢で楽しい最高の旅です。
しかし、沖縄の地で生活する人々の姿、沖縄の文化・歴史を知るのは難しいのではないでしょうか。
滞在ツアーで村のおじい、おばあとのゆんたくで文化や歴史、日々の生活を知れば、大宜味村が長寿の里と呼ばれる所以がわかるかもしれません。

「貴方の人生観を変えるひと時が過ごせる旅」と言っても大げさではないかもしれません。

現地スタッフが皆さんのお越しをお待ちしております!

沖縄県・大宜味村の画像
写真:沖縄県・大宜味村

こちらの記事で紹介した大宜味村滞在プランの詳しい情報や質問・相談、申し込みは「よんな~大宜味」の公式ホームページの申し込み・お問合せフォームにてお問い合わせください。

【公式ホームページ】よんな~大宜味

大宜味村滞在プランのお申し込みができる「おおぎみまるごとツーリズム協会」のクールジャパンビデオのSNSアカウントは下記になります。
大宜味村の最新情報はこちらをご覧ください。

日本の魅力情報SNS「クールジャパンビデオ」



この記事を書いた人
最終更新日 : 2023年10月25日
日本
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沖縄県のやんばる3村のひとつ「大宜味村」観光の魅力とは?日本一の長寿の村で自然・食・歴史・文化を滞在ツアーで堪能!
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