京都府「大江山」紅葉・雲海・雪の空撮動画紹介
『officewada』さん制作の『紅葉と雲海、雪の大江山空撮 Drone aerial 4K shooting of autumn leaves, sea of clouds, and Mt. Oe with snow makeup』という動画を紹介します。
京都府宮津市にある大江山連峰をドローンで空撮!宮津湾から天橋立、成相寺の山々の季節の移り変わりを3分25秒で見ることが出来ます。大江山の絶景である紅葉と雲海、冬の雪山を是非、ご覧ください。
『鬼滅の刃』のモデル!? 鬼伝説と雲海 魅惑の大江山とは
写真:京都・大江山の雲海
大江山とは、京都府福知山市、与謝野町、宮津市にまたがる鍋塚、鳩ヶ峰(はとがたけ)、千丈ヶ嶽(せんじょうがたけ)、赤石ヶ岳(あかいしがたけ)の4つの山からなる連山で大江山連邦とも呼ばれています。標高は832.5メートル。
大江山には、嘘か誠か『酒呑童子(しゅてんどうじ)』という鬼が平安中期に住んでいたとされ、鬼退治伝説が存在します。この鬼退治は、能のお題目『大江山』や古文、十訓抄(じっくんしょう)『大江山の歌』にも登場します。
『大江山の歌』は、歌の名手で百人一首にも登場する和泉式部の娘、幼い小式部内侍(こしきぶのないし)が、あまりに上手に歌を詠んだ事から藤原定頼が「お母さんに詠んでもらったの?」と馬鹿にして、小式部内侍に逆に言い負かされるお話です。
『鬼滅の刃』の鬼ブームにより、注目が集まった大江山。秋には霧が山々の間に立ち込め、まるで雲のように見える雲海が見られることで知られています。
大江山8合目に位置し車で行ける登山口、鬼嶽稲荷神社(おにたけいなりじんじゃ)はインスタ映え絶景雲海スポットでもあります。
大江山絶景観光! 雲海と紅葉が楽しめるおすすめの時期と場所
写真:鬼嶽神社からみる大江山の雲海
大江山の幻想的な絶景といえば雲海ですが、実はこの雲海が見られる時期と紅葉の時期が重なっています。
大江山で紅葉が見られる時期は10月下旬から11月下旬。雲海が見られる時期が10月中旬から12月初旬頃にかけて…。紅葉の時期に自然条件が合えば、紅葉と雲海の両方に出逢えるかもしれません。
前日の気温との寒暖差が大きい早朝に、山々の間に発生する雲海。限られた時間帯にしか見られないからこそ貴重なのですが、早朝登山はなかなか難しいもの。出来るなら、車で行けるアクセスの良い行き方で雲海を眺めたい…と思う方も多いことでしょう。実は大江山には、そんな夢のようなスポットが存在します。
それが大江山8合目に位置し、車で乗り入れられる登山口でもある鬼嶽稲荷神社です。標高640メートルに位置し、周辺の山々を眺める事が出来るこの場所は、雲海を眺めるおすすめポイント。また、この鬼嶽稲荷神社周辺は希少なブナの原生林であり、雲海と同時に紅葉も楽しめます。まさに写真撮影スポット密集地といえるでしょう。
大江山観光のもう1つの楽しみ方 登山とハイキング
大江山観光のもう1つの楽しみ方といえば、やはり登山とハイキングでしょう。鍋塚、鳩ヶ峰、千丈ヶ嶽、赤石ヶ岳の4つの山からなる大江山連邦は、気軽なハイキングも本格的な登山も、個人の好みに合わせて挑戦できます。
鍋塚のみのコースも、鳩ヶ峰から千丈ヶ嶽の2山のコースも半日で周ることが出来るハイキングコース。また、本格的登山として3つ以上の山に挑戦するのも良いでしょう。
余裕をもって福知山市内のホテルに泊まり、数日かけてじっくり山の絶景を楽しみながらの登山もいいですね。登山やハイキングに不安がある方は、ガイドさんを頼むという手も。素人では見落としがちな発見や安全を確保してくれるのでおすすめです。
酒呑童子の里 大江山の観光スポット「日本の鬼の交流博物館」
写真:日本の鬼の交流博物館
昔から伝わる大江山の鬼伝説をご紹介しましょう。
平安時代中期、大江山には酒呑童子という恐ろしい鬼が住んでいました。元は大変美しい姿をした人間でしたが、恨みを受けて人を食べる暴れん坊の鬼に。この鬼は、大変な大酒飲みであったため、仲間から酒呑童子と呼ばれていました。そして、この鬼を成敗するように命じられたのが源頼光。
人の力だけでは、到底成敗することのできないこの鬼を、頼光は毒の入った酒を飲ませて成敗。まさに『酒にのまれた鬼』酒呑童子は、首を切り落とされて事切れる直前に、苦々しく「卑怯者」と頼光を罵ったとされています。
このような鬼伝説が残る大江山ですが、実は酒呑童子以外にも2つの鬼伝説が残っています。8合目にある鬼嶽稲荷神社は、まさに鬼の里といえる場所なのです。
さらに詳しく知りたい方におすすめなのが『日本の鬼の交流博物館』。節分の鬼から鬼たちの伝説まで展示されています。至る所に鬼伝説がちりばめられた大江山をさらに楽しめることでしょう。
大江山の雲海と紅葉まとめ
大江山旅行で紅葉と雲海を楽しむので、あれば11月の早朝に鬼嶽稲荷神社に行くのがおすすめです。府道9号から大江山8合目の鬼嶽稲荷神社に向かう途中にあるのが『酒呑童子の里』です。この施設はテニスコートからバーベキューハウス、グリーロッジやキャンプ場なども整備されています。
雲海と紅葉を見るために大江山周辺に宿を取るのであれば、鬼嶽稲荷神社へのアクセスも良い『酒呑童子の里』内の宿泊施設を利用してみてはいかがでしょうか。
【トリップアドバイザー】大江山
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121287-d15857840-Reviews-Mt_Oe-Yosano_cho_Yosa_gun_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
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