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露店商・直次郎包丁による啖呵売の紹介動画

こちらの動画は「Muzina Shanghai」が公開した「2019年版今宮十日戎、名物露店 堺・直次郎包丁の啖呵売」です。

啖呵売(たんかばい)とは、露店で商品を叩き売りするときに話す口上のことをいいます。
直次郎包丁が注目されるのは、この包丁屋さんが度肝を抜くような実演販売をするところ。
動画では0:28から、包丁で木の板を切る様子が紹介されています。
今回は堺・直次郎包丁の紹介動画を元に、昭和感漂うちょっとディープな日本を紹介しましょう。

露店商が集まる今宮戎神社の十日戎

大阪市浪速区にある観光名所のひとつ、今宮戎神社。
毎年正月になると今宮十日戎、通称「えべっさん縁日」が開かれ、境内には露店がたくさん出店します。
「えべっさん」とは、七福神の恵比須天のこと。
天下の台所として賑わう大阪は、商売繁盛を司るえびす神信仰が今も厚く、親しみを込めて恵比須天を「えべっさん」と呼んでいるのです。

ちなみに、えびす宮の総本山は兵庫県西宮市にある西宮神社。
ここは毎年正月になると福男選びレースを行い、全国的にニュースで話題になる神社でもあります。

露店・直次郎包丁の啖呵売

動画では冒頭から直次郎包丁の啖呵売が紹介されています。
啖呵売とは、映画「男はつらいよ」に出てくる主人公・寅さんが露店で叩き売りしているシーンがわかりやすくイメージできるのではないでしょうか。
啖呵売の醍醐味は露店店主との値引きの駆け引きです。
直次郎包丁でも「安いよ、安いよ」と呼び込みをし、一方でお客さんも値引き交渉を負けじと行っています。
動画では1:30からお客さんとの値段交渉が始まっていますが、こうしたコミュニケーションも露店の面白さといえますね。

堺は刃物の名産地

直次郎包丁がその名に冠している堺という地は、刃物の名産地でもあります。
とくに堺産の和包丁は有名で、プロの料理人が使う包丁の多くが堺産の刃物なのです。
和包丁は刃がすべて鋼でできている全鋼製が特徴です。
定期的に研ぎを入れるなどメンテナンスが必要で、手間がかかりますが切れ味のよさは維持できます。
今では手入れが簡単で錆びにくいステンレス製包丁が普及し、全鋼製の包丁を家庭で見かけるのも少なくなってきました。
こうした全鋼製の包丁は通販でも購入できます。

露店商・直次郎包丁による啖呵売紹介まとめ

動画でご覧になれる堺・直次郎包丁のような啖呵売をする露店商は数を減らしています。
昔ながらの趣を残す直次郎包丁の啖呵売は、古き良き日本の歴史を伝える貴重な文化とも言えますね。
皆さんも露店巡りをしてみるのはいかがでしょうか。

軽快な啖呵と度肝を抜く実演を行う包丁屋の実演販売は必見!道行く参拝客を引き止め、屋台の周りには人だかりが!
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