「岩国の錦帯橋」「木曽の棧（かけはし）」と並ぶ日本三奇橋のひとつで、広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」などにその珍しい構造が描かれています。 長さ30.9m、幅3.3ｍ、高さ31mのその姿は、橋脚を全く使わない特殊なもので、鋭くそびえたつ両岸から張り出した四層のはねぎによって支えられています。 猿橋の珍しい構造の起源は定かではないですが、西暦600年ごろ、百済からやって来た造園博士の志羅呼（シラコ）がなかなかうまくいかず難航していた橋の建設の最中に、沢山の猿がつながりあって対岸へと渡っていく姿からヒントを得、ついに橋を架けるのに成功したと言われています。 そのほか、季節によって見どころはたくさんあります！ 【猿橋おすすめスポット】 ①猿橋 なんといっても猿橋は見てほしい場所のひとつ。 特に秋は紅葉などの色づいた葉とのコラボレーションは、山梨県内でも紅葉の名所として有名です。 ②猿橋公園 猿橋から歩いて5分ほどにある、猿橋の隣にある公園です。 特に春はソメイヨシノなどの桜が咲き、梅雨の時期は紫陽花も楽しめます。 ③あじさい遊歩道 猿橋と猿橋公園の間にある遊歩道には、紫陽花が植えられています。 梅雨の時期は川の流れる音とともに紫陽花が楽しめます。 ④富士山の溶岩流 あじさい遊歩道の上には、富士山が噴火した際に流れ着いた猿橋溶岩流を見ることができます。 ⑤漁協の大黒様 猿橋公園下にある、桂川漁協猿橋支部には大黒様が鎮座しています。 ご利益があるかも・・・？ ⑥山王宮（さんのうぐう）の祭典 毎年７月には、その年に生まれた子供を祝うお祭りとして知られている山王宮の祭典が開催されます。 目玉である神輿のほかにも、太鼓の演奏やよさこいソーランのパフォーマンス、出店が楽しめるお祭りです。 ⑦猿橋大黒屋 猿橋の前にある土産店とレストランです。 土産店では大月や山梨の「良い物」が集まっており、旅行のお土産にぴったりの品物がきっとあるはず。 レストランでは、猿橋近辺でのヒーロー「国定忠治」の名を冠した忠治そばの他、地元の素材を使ったメニューが楽しめます。 ぜひ、猿橋にお立ち寄りください。