[画像1]【石部の棚田】石部の棚田は、伊豆半島の西側、先端に位置し、標高120m~250mの範囲に4.2ha、約370枚の水田が広がっています。 「静岡県棚田等十戦選」に認定され、駿河湾を眼下に、空気の澄んだ晴

【石部の棚田】
石部の棚田は、伊豆半島の西側、先端に位置し、標高120m~250mの範囲に4.2ha、約370枚の水田が広がっています。 「静岡県棚田等十戦選」に認定され、駿河湾を眼下に、空気の澄んだ晴れた日には、富士山・南アルプスを望むことができる、東日本では珍しい石積みの棚田です。
 昭和30年代には、約1000枚、総面積10haもあった石部の棚田ですが、高度経済成長の時代の変化とともに、ほとんどが野原化していました。
 平成12年、棚田を地域の宝として復田を進め、4.2haが甦りました。
 この棚田は、江戸時代後期、文政年間(1820年代)に突然発生した山津波により崩壊し、その後20年にわたる過酷な作業により復田されたものです。