[画像1]【雲見浅間神社と神々の物語】 烏帽子山の頂には、雲見浅間神社が鎮座しています。 天気が良い日には、富士山や南アルプスも一望できる絶好のポイントです。 全国に数多くある浅間神社のほとんどが木花咲耶姫命(

【雲見浅間神社と神々の物語】
 烏帽子山の頂には、雲見浅間神社が鎮座しています。 天気が良い日には、富士山や南アルプスも一望できる絶好のポイントです。
 全国に数多くある浅間神社のほとんどが木花咲耶姫命(富士山)を祀っていますが、ここに松崎町の雲見、伊東氏の大室山など、伊豆半島にはその姉の磐長姫命のみを祭神とした浅間神社神社があります。
 記紀神話で、姉妹の父である大山祇神は、天から降臨した瓊瓊杵尊に姉妹を差し出します。 しかし、妹より容姿の劣る磐長姫命は返されてしまいました。 磐長姫命の「磐(岩)」は、永遠の命の象徴。 磐長姫命を捨てた瓊瓊杵尊とその子孫は、限られた寿命を持つようになりました。
 美しい妹を妬んだ磐長姫命。 地元には、烏帽子山で富士山をほめると怪我をするなどの言い伝えが残ります。