[画像1]#003 都農町には自然豊かな場所が多数存在します。 その中でも尾鈴山は特別な場所と言えるでしょう。さて今回は、宮崎県を代表する尾鈴山についてご紹介します。都農町の西側には日本二百名山に選ばれている尾
[画像2]#003 都農町には自然豊かな場所が多数存在します。 その中でも尾鈴山は特別な場所と言えるでしょう。さて今回は、宮崎県を代表する尾鈴山についてご紹介します。都農町の西側には日本二百名山に選ばれている尾
[画像3]#003 都農町には自然豊かな場所が多数存在します。 その中でも尾鈴山は特別な場所と言えるでしょう。さて今回は、宮崎県を代表する尾鈴山についてご紹介します。都農町の西側には日本二百名山に選ばれている尾

#003
都農町には自然豊かな場所が多数存在します。その中でも尾鈴山は特別な場所と言えるでしょう。
さて今回は、宮崎県を代表する尾鈴山についてご紹介します。

都農町の西側には日本二百名山に選ばれている尾鈴山が位置いています。
その尾鈴山の中には、1944年(昭和19年)3月7日に名勝尾鈴山瀑布群に指定された場所があります。そこには沢山の滝が存在します。

まずは各谷ごとに滝のご紹介します。
◆欅谷(けやきだに)
・紅葉の滝(もみじのたき)
・石南花の滝(しゃくなげのたき)
・簾の滝(すだれのたき) 100m
・狭霧の滝(さぎりのたき)
・更紗の滝(さらさのたき)
・安らぎの滝(やすらぎのたき)
・葉隠の滝(はがくれのたき)
・篠懸の滝(すずかけんのたき)
・白滝(しらたき) 75m
・曙の滝(あけぼののたき)

◆甘茶谷(あまちゃだに)
・岩見滝(いわみだき)
・紫陽花も滝(あじさいのたき)
・次郎・四郎の滝(じろう・しろうのたき)
・太郎滝(たろうたき)
・蜂の巣滝(はちのすだき)
・榎の葉滝(えのはたき)
・千畳滝(せんじょうだき)
・甘茶滝(あまちゃだき)
・甘茶小滝(あまちゃこたき)
・擬宝珠滝(ぎぼしたき)
・万吉滝(まんきちだき)

◆矢研谷(やとぎだに)
・鈴見滝(すずみだき)
・二見滝(ふたみだき)
・青葉滝(あおばだき)
・若葉滝(わかばたき)
・時雨滝(しぐれだき)
・一枚滝(いちまいだき)
・五段滝(ごだんたき)
・矢研の滝(やとぎのたき) 73m
・魚止滝(うおどめだき)

これらは、尾鈴山瀑布群の主な滝になります。瀑布群だけでもこれだけの滝が存在するのです。夏には欅谷をコースとする滝めぐりイベントも行われ、毎年多くの登山好きや滝好き、登山初心者の方まで来られます。

【私がオススメする滝2選】
次に私がオススメする滝を2つご紹介いたします。
◆白滝
そもそも、尾鈴山瀑布群は修験者の行場でもありました。白滝では、金剛院貞祐
(こんごういんせいゆう)という方が1822年に、欅谷にかかる白滝にこもり7日7夜、断食修行を行ったと言われています。また、嵐により川が増水してしまい、流木や4kgもある石が流れて来たが、身に着けていたホラ貝に当たって、難を逃れたという話もあります。
しらたき自体は矢研の滝に比べ水量などは少なく、斜めに尚且つ4段になって落ちているため、真下から見てみるとそこまで迫力はありませんが、南側の登山道(白滝展望台)から遠望する姿は、そそり立つ岸壁や周囲の木々などと調和され、一幅の山水画のようですよ。
夏には、この白滝を折り返しとする「尾鈴山フェスティバルの滝めぐり」イベントも開催されます。

◆矢研の滝
尾鈴山を代表する滝と言えば、矢研の滝です。最近まで道の舗装工事などで通行止めされていましたが、開通してからは多くの観光客が一目見ようと来られています。なんと、外国人の方も来られています。ちなみに私は開通後2回行きましたが、やはり矢研の滝は非常に圧巻です。写真では伝えられない匂いや音、景色の広さ、光の差し具合など自分自身で体感することによって矢研の滝の良さを実感できると感じました。
なぜ、矢研の滝と呼ばれているかというと、神武天皇が東征の際に、この滝の水で矢を研いだという伝説からその名が付けられました。矢研の滝付近にはその説明看板が設置されています。
ちなみに、矢研の滝を正面に見て左手前の岸壁には「神壯」(かみさかんなり)
の二文字が彫られています。この二文字は秋月種樹公という方が明治に矢研の滝を鑑賞し、その勇壮神秘さに感動され書いたものを昭和15年に記念事業の一つとして岸壁に彫られたそうです。

【尾鈴山の名称と語源】
尾鈴山ってなんで尾鈴山って言うのだろう。今では地名やその周辺のまちを尾鈴地区と言ったりしますが、その元は何なのでしょうか。
もともと、都農町やその周辺は新納院(にいろいん)と呼ばれ、尾鈴山も新納山と呼ばれていました。その後の説は様々ですが、今なお伝えられている話があります。
昔から都農町は馬牧が設けられていて良馬を生産していたそうです。その中には白馬が一頭いたのですが、その白馬だけが中々捕まることなく尾鈴山の中に入ってしまい、そこで神馬となりました。山の神様は時々この白馬に乗り都農神社の真上を飛んで都農町の浜にお参りをされていたそうです。その白馬についた鈴が響く事で、この神様を「お鈴様」と呼び、やがて山を「尾鈴山」と呼ぶようになったと伝えられています。
ですが、山の麓の集落では御前上と呼ぶ人もいらっしゃるそうです。

そんな尾鈴山には様々な植物がある事でも有名です。
【尾鈴山の植物】
尾鈴山地には、世界中でここだけでしか見られない珍しい植物や、尾鈴山で誕生し次第に分布域を広げている植物がいくつかあります。
◆キバナノツキヌケホトトギス
世界で尾鈴山系でしか見られない大変貴重な植物です。この草は名前からも分かるように茎が葉を突き通して伸びているのが特徴です。矢研の滝や白滝などの湿気がある日陰の崖に垂れ下がって生えています。見頃は9月の下旬から10月上旬にかけて黄色い奇麗な花を付けます。
◆寒ラン(尾鈴寒ラン)
寒ランの主な自生地は、四国・紀伊半島・九州地方など黒潮の影響を受ける温暖な地方です。その中でも尾鈴山系は自生域が広く、品質を優れているため寒ランの宝庫ともいわれています。自生する環境は、薄明かりの射す湿潤でしかも水はけのよい雑木林の中です。
ですが、この寒ランは昭和の寒ランブームで異常な高値での取引が行われるようになったことから、激減してしまったのです。
◆ツクシシャクナゲ
5月から6月上旬にかけて薄いピンクの花をつけるこの花は、アサガオのような形で開いており、枝の先に数多くつくのが特徴です。開花はその年によって変動はありますが、一斉に咲き誇った様は圧巻ですよ。登山者の中にはこの花を目的に登られる方も多いです。

さあ、尾鈴山の紹介どうでしたでしょうか。尾鈴山にはまだまだいろんな魅力が詰まっています。登山好き嫌い関係なく、楽しめるのが尾鈴山です。キャンプ場などもあるため今後はそのような投稿もしていきたいと思います。

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2025年6月2日
#004  ちょっとずつ暑くなってきましたね!  九州南部では今日梅雨入りしたそうですが、私は雨嫌いじゃないですよ! さて、これから梅雨明けしていくと一気に夏がやってきます。 暦の上ではもう夏ということで、宮崎県都農町の夏の風物詩である「都農神社夏大祭」をご紹介していきます! 【都農神社夏大祭の起源】  夏と言えば、花火、屋台、盆踊りなど思い浮かべますよね。 地域によっては、青森のねぶた祭りや祇園祭など、様々な伝統行事があります。  都農町での伝統行事は何なのか、それが「都農神社夏祭」なんです。  そもそも、祭というのは理由もなく行うものではなく、何か目的があって行う事がほとんどです。 例えば、害虫や自然災害から守るためや疫病退散、地域住民の交流など様々です。  では、都農神社夏大祭はどうでしょう。 実は都農神社夏大祭には起源があります。 この祭りの起源は神功皇后(じんぐうこうごう)が新羅遠征(しらぎえんせい)の際に、祭事を御船に招いた旧事によるものとされています。 この祭りの意味としては、都農町は農畜産業が盛んな町であるため、豊作を妨げる害虫、また、宮崎県は台風もあるためそのような被害を追い払う、そして、疫病退散などを祈願するといった目的があります。 ですが、実は都農神社に祀っている大己貴命(おおくにぬしのみこと)は水の神様でもあるため、祭の日に雨が降ったり、数年前には台風が直撃することもありました。  それでも、町民はこの祭りを停めることなくやり続けているのです。 【この祭りの魅力】  都農町で生まれ育った人々が「盆や正月は帰らんけど、夏祭だけは帰る」「夏祭に行かんと夏じゃない」と口をそろえるほど毎年心待ちにしている夏祭なんです。 そんなに? と思われるかもしれませんが、私自身もそうなんです。 都農町生まれ都農町育ちの私は、小さい頃からこの祭りが大好きで、中学校三年生になると必ず、中学校の太鼓台を担ぐんです。 それを経験すると太鼓台のカッコよさや、やりがいなどを感じるとともに、自分もいつかどこかの太鼓台を担ぎたいという気持ちになります。 そんな「都農神社夏大祭」の魅力をご紹介していきます。 ◆祭りの日程について  毎年8月1日・2日 ◆太鼓台などの紹介  この祭りには神社の金の神輿以外にも複数の太鼓台が存在します。 その太鼓台がこの祭りの魅力と言っても過言ではありません。 ・浜若太鼓台(下浜地区) ・新町太鼓台(新町地区) ・北若太鼓台(北町地区) ・井戸端太鼓台(主に松原地区)  この4町太鼓台が町を2日練り歩き、2日目の宮入後にケンカをするのです。 他にも、都農中学校太鼓台、下浜子ども太鼓台、四町子ども太鼓台、一の宮保育園みこしなどがあり、祭を盛り上げます。  また、祭を盛り上げるのはこれだけではなく、都農青年太鼓、ジェンベ太鼓、松原獅子、よさこい弥勒連、各小学校による踊りなどもあり、2日間とうしていろんなところで太鼓の音が響き渡ります。 ◆2日間の内容  まず、1日目は「浜下り」が行われ、猿田彦と獅子が通り道の邪気を払いながらお神輿を先導していきます。 ガタイの良い猿田彦が木の枝を地面にたたきつけ、獅子が見物客の頭を噛みながら歩きます。 あまりの迫力に泣きじゃくる子供もいます。 そうしていると、後ろからは、男子中学生が担ぐ金の神輿がやってきます。 つぎに現れるのは都農中学校の太鼓台です。 浜下りまでは女子が太鼓台を担ぎます。 次は、4町の太鼓台が中学生に負けない掛け声で担ぎながら連なります。 そうして、浜下りを行うのです。  2日目には、町内を太鼓台が練り歩き、夕方になると商店街通りを神輿が出発しそれに他の太鼓台も続きます。 その先にはフィナーレの場所「日向国一之宮都農神社」が待っています。 都農神社東側鳥居前には迫力のある光景を一目見ようと数千人の見物客が集まり、太鼓台の音がする方を見ながら今か今かと待っています。 午後7時に合わせて神輿と太鼓台の全台が鳥居をくぐれば宮入りが終了します。 実は見物客の目的は宮入りの後なんです。  宮入り後何が行われるかというと上記でも少し触れましたが、「太鼓台どうしのケンカ」です。 ケンカと聞いて、殴り合い⁉警察は⁉などいろいろな事が頭に浮かぶと思います。 大丈夫です! 殴り合いもありませんし、警察官はしっかりおられます。 昔は事故があったり、本当の喧嘩があったようですが、今はそんなことありません。 この祭りのケンカは太鼓台どうしをぶつけて押し合いをします。 数メートル押したら勝ちとなります。 これだけを見るために県外や外国から来られる方もいらっしゃいます。 それぐらい魅力のあるこの祭り、来る価値ありです。 ◆まとめ  都農町の魅力の一つ「都農神社夏大祭」は歴史とこれまで受け継がれてこられた方々の想いが込められています。 全国各地には同じような祭りは沢山あります。 ですが、その祭りごとに歴史や魅力、景色というのは様々です。 都農町民が何十年も作り上げてきた夏大祭、是非一度お越しください。
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2025年4月30日
#002 都農町には約50店ほどの飲食店や菓子店などが存在します。 今回はグルメシリーズ第1弾! 創業45年の歴史ある焼肉と中華のお店をご紹介します! ~1980年創業 まちの人々から愛され続ける中華~ 精香園 老舗感を感じるこのお店は創業45年を迎えたこの町唯一の焼肉と中華のお店です。 もともと都農町では有名なお店でしたが、2024年に宮崎のテレビ番組で取り上げられてから町外からの人気も上がり、最近では満席で入れないことも多々! そんな精香園で人気のメニューは「台湾ラーメン」!! え!? 台湾ラーメン? なにそれってなる方も多いと思いますが、これがほんとに美味しんです。 大量のニラがこれまた旨い! 辛さも選べますが、辛いのが苦手な方はこのラーメンがオススメです! Aセットはライス小と餃子3つ、Bセットはミニチャーハンと餃子3つとなっております。 他にも天津飯やマーボー丼など中華系が沢山です! 焼肉は当然旨いですよ! 味が気になる方や都農町に来られた際は是非行ってみてください。 営業時間 11:00~13:15 17:00~19:15 定休日 火曜日(不定休あり) 駐車場 約10台 電話番号 0983ー25ー1746 お店のインスタグラム @seikouen_1980