村中 純子

1 時間前
[画像1]岐阜県中津川市阿木地区にある長楽寺の大銀杏です。長楽寺の大銀杏は樹齢およそ1100年。地上約3mのところから幹が4本に分かれ、太い部分は周囲約4m。樹高は30mを超え、幹全体の周囲は約9mあり、昭和4

岐阜県中津川市阿木地区にある長楽寺の大銀杏です。

長楽寺の大銀杏は樹齢およそ1100年。地上約3mのところから幹が4本に分かれ、太い部分は周囲約4m。樹高は30mを超え、幹全体の周囲は約9mあり、昭和42年に岐阜県の天然記念物に指定されました。
幹は途中で大木の部分と、そこから生えた幹の部分に分かれています。
約250年前、阿木川の橋が流失した際に幹の途中で切り落とし橋桁に使用したという伝承があり、その切り口は腐食を防ぐため炭火で焦がしたと伝えられています。
また約450年前、武田勝頼軍が岩村城主・森蘭丸を攻めた際、迎え討った織田軍に敗走する折に長楽寺を焼き払ったとされ、その時の火災による焦げ跡も残っています。

長い歴史のなかで、地域の方々が大切に守り続けてこられた樹なのですね。
とても大きく、枝が敷地の外に張り出す程で、遠くからでも直ぐに分かる存在感です。
幹も太く、近くで見ると圧倒されるほど立派な銀杏でした。