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動画記事 19:29
京都の街で舞妓が雅な舞を魅せる!日本の伝統文化を守り、一流の芸妓を目指す一人の女性に密着!
伝統文化- 148 回再生
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日本の伝統文化、京都で目にする舞妓とは? こちらの動画は「明日への扉 by アットホーム」が公開した「#002 舞妓 美恵雛(みえひな) | 明日への扉 by アットホーム」です。 今回は日本の古都京都で芸妓になることを夢見る一人の舞妓に密着した動画を紹介。 こちら記事では、動画に沿って、舞妓という職業、下積み生活や仕事内容・伝統文化に生きる舞妓さんを紹介します。 京都のお座敷文化・伝統文化を守る舞妓の日常 舞妓とは、芸妓になるために必要な芸能を仕込む見習い・下積み期間のことです。 しかし、下積みだからと言って簡単なものではなく、芸妓と同じように座敷に出てお客様の楽しいひと時を共にしたり、三味線や芝居・舞踊を舞うことが必要になってきます。 舞妓の日中は芸の稽古・から始まりました。礼儀作法やしつけ・しきたりから始まり、衣装・着物の着付け・化粧・髪型・履物など些細な面まで教え込まれます。 また、三味線や踊りは一つ一つの些細な動きまで学ばなくてはいけません。 以前は舞妓になるために10歳くらいから花街で修行に入るため生活していましたが、今では中学校を卒業してから舞妓になる修行をする人が一般的です。 舞妓の日常は午前中は稽古。 午後からはお座敷の準備で白塗りをして舞妓へと。 日々、芸の道へ進み伝統文化を守る世界の厳しさを知れるのではないでしょうか。 日本の伝統文化を継承する京都 祇園の魅力とは 京都には宮川町歌舞練場で毎年行われる京おどりがあります。 この京おどりは若柳流の舞であり、京都の中でも伝統文化を伝えるに相応しい、選ばれた舞妓・芸妓で構成されています。 今回、美恵雛が選ばれ、立派に舞ったのです。 舞妓の美恵雛が伝統文化と向き合い一人前として芸妓になる時 舞妓が芸妓になる襟替えの時は生涯の中で一番の儀式です。 今まで幾度となく舞妓の厳しさを感じ京都の祇園から去ろうとも思った美恵雛。 芸妓になるまでに数多くの涙をしたこともあったでしょう。 世界を魅了する伝統文化舞妓紹介のまとめ 今回は日本の伝統文化を守るひとりの舞妓に密着した動画紹介しました。 昔までは一見様お断りのお店も多かったですが、最近では宴席やお茶席を体験や楽しめる料金プランも登場しています。 祇園東や先斗町・宮川町のお茶屋さんでお座敷遊びを楽しめるでしょう。 皆さんもこの記事で舞妓について興味が持たれましたら京都祇園に足を運んでみてはいかがですか。 -
動画記事 12:26
日本庭園を室内に!灯籠や石橋、盆栽…超絶リアルなミニチュア庭園の作り方が12分でわかる!
伝統文化- 106 回再生
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こちらの動画は「植物男子 Asu」が公開した「日本庭園を作る」です。 こちらの動画で紹介をされているミニチュア庭園とは、日本の和の雰囲気をたっぷりと感じられる庭園を家の中でも見られるようにインテリアとして作り出されたものです。 実際の庭園を用意するのは難しいですが、ミニチュアなら材料と時間さえあれば作れるので、インテリアとしても高い人気を誇っています。 この動画では、そんなミニチュア庭園をリアルな雰囲気を残しつつ作成されているので、ミニチュア庭園作成に興味がある方は、ぜひご覧下さい。 -
動画記事 5:18
日本伝統の美しい浮世絵の髪型を再現できる高い技術をもつ美容師。日本を代表する有職美容師、南登美子さんが持つ驚きのスキルと職人技に迫る!
伝統文化- 599 回再生
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浮世絵の髪型を再現する有職美容師の動画を見てみよう こちらは「The Art Institute of Chicago」が公開した動画「Recreating Ukiyo-e Hairstyles」です。 動画の0:27よりご覧になれる有職美容師(ゆうそくびようし)の南登美子さんは、江戸時代の浮世絵に描かれた髪型を再現する高い技術を持ちます。 浮世絵とは江戸時代に葛飾北斎をはじめとした絵師によって描かれた作品です。 美しい浮世絵の女性画は、日本だけでなく海外からも注目を集めています。 動画でご覧になれるように有職美容師は、江戸時代に描かれた浮世絵の髪型を元に、かつての髪結床の技術を現代に蘇らせるために活躍しています。 動画で紹介されている有職美容師とはどんな存在? 画像引用 :YouTube screenshot 動画で紹介されている南登美子さんはミナミ美容室の有職美容師です。 有職美容師とは、朝廷や武家の行事や王朝風俗、装束などの歴史を学び守り伝えることに携わる美容師です。 南登美子さんは日本髪や結髪だけでなく各時代の装束にも精通しており、伊勢神宮祭主結髪・着付けを担当するなど活躍しています。 葵祭(あおいまつり)や平安神宮祭礼の時代祭では150種類以上の髪型を担当するのです。 南登美子さんが結い上げる浮世絵風の髪型はとても緻密。 美しく髪を結った参加者たちが練り歩く京都の祭礼は、かつての都の風情を思い起こさせるような素晴らしい風情です。 動画で紹介されている有職美容師はどんな髪型を再現できる? 画像引用 :YouTube screenshot 江戸前期には髪を結わず垂らすのが一般的でしたが、江戸中期以降には浮世絵のような結った髪型が流行しました。 鴎髱(かもめづと)や横兵庫のほか、燈籠の笠に似ている燈籠鬢(とうろうびん)が、そして江戸後期や幕末には上級の遊女特有の豪華な髪型も作られるようになりました。 有職美容師は櫛やかんざしを上手に使い、髪を後ろに垂らして結う「垂髪(すべらかし)」や芸舞妓の「島田」「勝山」など日本伝統のさまざまな髪型を結い上げる技術を持っています。 見事な職人技の手さばきで完成した髪型は動画の1:37、3:19、5:02からご覧になることができます。 浮世絵の髪型を再現する有職美容師の紹介動画まとめ 動画で紹介されている有職美容師は、江戸時代の床屋が持っていた技術を現代に忠実に再現するアーティストです。 浮世絵の髪型を再現する技術は世界中から注目を集めています。 日本の文化を感じさせる有職美容師の技術を、もう一度動画でじっくりとチェックしてみてくださいね。 -
動画記事 5:00
「能」は日本に古くから伝わる人気の伝統芸能。能楽の流派のひとつ観世流の家元が語る能の奥深さを動画で紹介。
伝統文化- 204 回再生
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能楽の流派のひとつ「観世流」を取り上げた動画について こちらで紹介するのは「nippon.com」が公開した動画「観世流にみる伝統継承の作法 | nippon.com」です。 日本の伝統芸能の一つである能。 日本舞踊や茶道、歌舞伎などと同様に長い歴史を歩んでいます。 能は観世流をはじめ、いくつもの流派が存在します。 流派によってシテ方や所作、流儀が異なるのです。 今回は能楽の流派のひとつ「観世流」を取り上げた動画を紹介します。 日本の伝統芸能について知りたい方はこちらの記事と動画をチェックしてください! 今なお語り継がれている能楽の世界 写真:能舞台 こちらの動画では観世流二十六世家元の観世清和氏が能楽の奥深さや伝統を後世まで残すことの大変さを分かりやすく解説しています。 また、動画の2:38から観世三郎太氏が鷺(さぎ)を舞う姿がご覧になれるのもこの動画の見どころ! 動画の1:00からは観世清和氏が観世三郎太に稽古をつける時の様子について語ります。 動画の2:20からは「能はただ真似れば良い訳ではなく、教わったことを自分の中で昇華しないといけない」と語り、観世流を始めとした能楽師の奥深さに触れられることができます。 動画の3:53からは「自分の芸を磨いて到達点に持っていくことが能の世界で一番大事」だと語ります。 観世清和氏が息子の観世三郎太氏に対する想いを約5分の全編に渡りご覧になることができます。 能楽とはいったいどういう伝統芸能? 写真:能 能楽は能と狂言の総称。 ユネスコ無形文化遺産に登録されており、日本の伝統芸能の一つです。 ・所作 ・謡 ・囃子 ・面 ・装束 ・小道具・作り物 と呼ばれる六つの技法が能楽に用いられています。 能楽の所作には立ったまま腰に力を入れてあごを引いた姿勢のカマエ、床に足の裏を付けて踵を上げない歩き方のハコビから構成されているのが能楽の特徴。 観阿弥や世阿弥が活躍していた室町時代にはカマエが成立していなかったと言われています。 謡は能の言葉やセリフ部分のこと。 主役であるシテ方や地謡(じうたい)が担当します。 登場人物の心理描写などを表現するのに重要な要素です。 囃子は笛・小鼓・大鼓・太鼓による演奏。 曲によっては太鼓が使わないケースもあります。 舞台の邪魔にならないよう音量を控えめにするなどの技術が求められます。 面は能楽に使われる仮面のこと。 テーマによっては面をつけない場合もあります。 装束は能楽に用いる衣装のこと。 白は高貴な存在、紅は若い女性と使用法が決められています。 舞台にはいろいろな道具を使用します。 あらかじめ作っておく比較的大きな物と異なり演技の度に作り替えるものは作りが簡素になっています。 動画で紹介されている能楽の観世流とは 画像引用 :YouTube screenshot 観世流は能の流派の一つ。 大和猿楽四座の一つ結崎座に由来します。 流祖観阿弥の幼名である観世からその名が付けられています。 流祖観阿弥清次が猿楽の道に進んだことが観世流の始まり。 観世流の歴代宗家が伝統を守り続け、今に至ります。 能楽の世界を紹介まとめ 能楽の観世流は長い歴史を持つ能の流派で多くの方が伝統を受け継ぐために芸を日々磨いています。 観世流の能楽を鑑賞したい方はまず動画を通して能楽の雰囲気を味わってはいかがでしょうか? 能楽の流派や宗家の家系図などを調べて知識を深めていくなど、能楽にはさまざまな楽しみ方があります。 【公式ホームページ】観世流 https://kanze.net/ -
動画記事 6:33
まさに匠の技!手描きの下絵から完成される着物作製の過程は必見。職人の手作業から生まれる艶やかな着物
伝統文化- 55 回再生
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こちらの動画は「Japanese Kimono Online Shop KYOTO」が公開した「【How to make Kimono - Digest Ver.】」です。 動画では下絵から着物の作る工程が紹介されています。 熟練された職人の手により絵柄が手描きで描かれる様子は圧巻です。 刺繍も手作業で行われ、艶やかな着物が仕上がります。 是非完成された着物を動画でご確認ください! -
動画記事 4:52
斉藤上太郎の最新着物デザインが世界中を魅了する!あの世界的人気アーティストのレディー・ガガも歓喜させた彼の着物へのこだわりは?
伝統文化- 160 回再生
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日本で誕生した着物は思っている以上に奥が深い こちらは「Victoria and Albert Museum」が公開した動画「Kimono inspired by the ‘street’, Jotaro Saito V&A」です。 日本の伝統文化の一つである着物。 長年受け継がれたノウハウと匠の技術が合わさることで美しい一着が出来上がります。 皆さんはこちらの動画で紹介されている斉藤上太郎氏をご存知でしょうか? 日本だけでなく、海外でも高い評価を受けている着物デザイナーです。 こちらの記事では動画に沿って斉藤上太郎氏を紹介します。 着物をはじめとした日本の伝統文化に興味のある方は一度チェックしてください。 斉藤上太郎にフォーカスを当てた一本 画像引用 :YouTube screenshot 斉藤上太郎氏が着物作りについて語るこちらの動画には英語の字幕があるので、日本語が分からない方にも配慮されています。 京都の80年以上続く老舗の染屋で1961年に生まれた斉藤上太郎氏。 生まれたときから着物に囲まれた環境で育ったのです。 インタビューでは、女性のセクシーさを上手く引き出すためにどのようなことを意識しているかなども語っており、斉藤上太郎氏の美学に触れることもできます。 また、動画の0:46のからはインスピレーションの源はストリートだと語ります。 他にも動画の2:56からは着物の制作工程には刺繍などを分業していることについて触れられており、実際に映像で反物に手描きでデザインをする作業工程をご覧になることもできます。 「着物の図案はどのように決まるのか知りたい」「一着の着物の制作工程が気になる」という方におすすめの動画と言えます。 是非一度チェックしてはいかがでしょうか? 斉藤上太郎氏とは一体どのような人物なのか 画像引用 :YouTube screenshot 斉藤上太郎氏は京都出身の着物デザイナーです。 祖父に染色作家の斉藤才三郎氏、父に現代キモノ作家の斉藤三才氏を持ちます。 27歳の若さで着物作家(キモノ作家)としてデビューし、現代空間にマッチした着物を次々生み出しています。 祖父の斉藤三才氏から教わった手書きの友禅のノウハウを基に着物を作っているとのこと。 その他にも織り物のノウハウを着物作りに生かしているのが特徴に挙げられます。 斉藤上太郎氏はグランドプリンスホテル新高輪やザ・リッツ・カールトン京都などの建物、インテリアのデザインにも携わっていることでも有名です。 また、銀座でJOTARO SAITOというカフェを経営しており、日本に訪れた際は一度訪れて、斉藤上太郎氏の携わったグッズを購入してはいかがでしょうか? その他にもレディーガガ氏のコーディネートや東京コレクションに着物を展示するなど、世界中を舞台に活躍しています。 着物をはじめとした日本の伝統文化に触れてみましょう 画像引用 :YouTube screenshot 斉藤上太郎氏は世界から認められた着物デザイナーです。 着物、振袖や浴衣、小物など、日本の伝統的な和装ファッションに触れたい方は斉藤上太郎氏の作り出す作品の数々を一度チェックしてみると良いかもしれません。 【公式ホームページ】JOTARO SAITO | 斉藤上太郎 https://www.jotaro.net/ -
動画記事 6:47
静岡県富士宮市「富士山本宮浅間大社」のさくらまつり(桜花祭)の雅楽演奏会!雅な神楽「豊栄の舞」を動画で!
伝統文化 祭り・イベント- 364 回再生
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さくらまつり(桜花祭)雅楽演奏会の「豊栄の舞(とよさかのまい)」をご紹介! こちらで紹介する「YAKISOBA1BAN」さんが公開した「豊栄の舞 さくらまつり雅楽演奏会2018」は、日本の伝統芸能である雅楽の演奏の様子をご覧になれる動画です。 紹介されているのは、静岡県富士宮市にある富士山本宮浅間大社で行われた2018年の桜花祭のさくらまつり雅楽演奏会で行われた「豊栄の舞」披露です。 富士山本宮浅間大社の境内本殿で大仁雅楽会によって行われる演奏はとても雅やかです。 雅楽をはじめとした日本伝統文化ってどんなもの? 写真:能 日本には能や狂言をはじめ、さまざまな音楽舞踊の伝統文化があります。 特に、各地で行われる伝統的な祭礼では雅楽に合わせて舞楽や神楽の奉納が行われる習わしがあります。 雅楽や神楽は宮中の伝統音楽として古くから日本に伝えられてきた伝統文化です。 華やかな雅楽や舞楽を見学してみたいという方は、初詣や節分祭、桜花祭や野点といった日本伝統のイベントに合わせて神社や寺院を訪れてみましょう。 動画で紹介されている雅楽「豊栄の舞」とはどんなもの? 画像引用 :YouTube screenshot 動画でご覧になれる豊栄の舞は、春らしくとてもめでたい演目です。 紅白の布を付けた榊(さかき)か四季折々の花を持った女性の舞楽に合わせて、笙(しょう)や篳篥(ひちりき)、楽琵琶(がくびわ)や箏(そう・こと)などが演奏されます。 動画の0:44から紹介されているような豊栄の舞を演じる巫女は、長い時間をかけて稽古をし、舞い方をマスターし本番に挑みます。 富士山本宮浅間大社のさくらまつり(桜花祭)、雅楽演奏会などの日程は? 写真:流鏑馬祭り 富士山本宮浅間大社の桜はご神木です。富士山本宮浅間大社の桜はご神木です。御祭神は「木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめ)」であることから、境内の約500本の桜の開花はご神徳とされ、お祝いの行事が行われます。 桜花祭は4月1日午前9時から。また、神楽「豊栄舞」が奉納される「雅楽演奏会」も同日17時30分から拝殿前で行われます。そのほか能(狂言)も奉納されるので見どころ満載。 桜ライトアップは、例年桜が見頃を迎える3月下旬から4月上旬に行われます。静岡県の2024年の桜の開花予想日は3月22日なので、例年よりも少し早いようです。 さくらまつり雅楽演奏会以外のイベントも、日本文化の魅力を堪能できるものばかりなので、ぜひ見学しておきたいですね。 さくらまつり雅楽演奏会「豊栄の舞」紹介まとめ 画像引用 :YouTube screenshot 動画で紹介されているさくらまつり雅楽演奏会の豊栄の舞は、日本に古来から伝わる伝統的な演目です。 夜桜の下で披露される幻想的な舞楽は、ずっと見ていても飽きないほどの美しさ。 日本の伝統芸能について詳しく知りたい方は、ぜひ動画をじっくりとチェックしてその魅力を感じ取ってみてくださいね。 -
動画記事 8:02
手描き京友禅はまるで芸術品のような美しさ!創業40年以上の京都の老舗店が魅せる京友禅の貴重な作業工程を見て行きましょう!
伝統文化- 305 回再生
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京友禅とは?手描き京友禅の作り方の動画の紹介 こちらは「yuzentakuma」が公開した動画「手描き京友禅の作り方-how to make Kimono (熨斗 - 引き振袖) 有限会社 琢磨」です。 動画紹介されている京友禅とは、京都で生まれた染色技法で作られたのが特徴の着物のことで、『加賀友禅』『東京友禅』に並ぶ日本三大友禅の一つとして名高く、1976年には経済産業省指定伝統工芸品にも指定されました。 友禅とは、染野着物に模様をつけるための代表的な技法のことです。 京友禅の歴史は? 写真:京都手描き友禅 華やかな模様を手書きして染め表す京友禅が京都へと広がったのは17世紀後半の江戸時代に入ってからとされています。 当時の扇絵師として有名だった宮崎友禅斎が描いた斬新な絵柄を着物に染めたことが始まったとされています。 幕府が贅沢を禁止する『奢侈(しゃし)禁止令』を発したことで、仕事が無くなってしまった染め職人や着物を着ることが楽しみだった女性達にとって、奢侈禁止令の対象外である友禅染の発明はまさに画期的なもので、これが京友禅の始まりと言われています。 京友禅の有名店琢磨による手描き京友禅の作り方 画像引用 :YouTube screenshot では、創業1717年の京友禅の工房として40年以上活躍されている老舗店『琢磨』での手描き京友禅の作り方について動画に沿って紹介します。 まず、動画の0:32で紹介をされている生地は、大塚の最高級生地を使用しています。 次に、予め作っておいた図案を元に、草稿(下書き)を進めていき、完成したらそのまま本書きを進めていきます。 その後、糸目から糊伏せに糊伏せ(挽粉)をし、下地を作っていきます。 そして伸子掛けと地入れで色を塗る下準備をしていきます。 次に染色する地色作りに取り掛かります。 地色蒸しや地色合わせでしっかりと色を整えてから、引染でしっかりと色を染めていきます。 蒸してしっかりと染料液を生地に染み込ませ定着した後は、水元(水洗い)を行い、この工程を踏むことで、生地に残った未染着の染料や薬剤、糊を完全に洗い落とすことが出来ます。 そして、肝となる友禅(色挿し)で華やかな着物の模様を整え、金彩で華やかさを更に演出します。 仕上げとして竹屋町刺繍と金駒刺繍をしっかりと入れて、商品として完成します。 美しい完成品は動画の6:48よりご覧になることができます。 京友禅紹介まとめ 写真:二寧坂・着物を着た女性たち 世界に誇る伝統技術である京友禅。 その職人達の神業とも言える匠の技はこちらで紹介した動画で堪能出来るので、是非ご覧下さい。 オンラインショップや通販などが発達した今でも、お客さんとのコミュニケーションを大切にしており、オーダーメイドの際は必ず顔を合わせて、しっかりと話をして販売されているそうです。 多くの時が流れても尚色褪せることなく、その魅力で人々を魅了する伝統文化工芸品の京友禅の魅力を少しでもお伝えすることが出来ていれば幸いです。 【公式ホームページ】京都のオーダー・オリジナル着物・訪問着・帯製作 - 有限会社琢磨 https://yuzen-takuma.com/ -
動画記事 3:55
まさに今の時代を生きる侍!ギネス世界記録を達成し伝説を残すことになった瞬間を見逃すな!
伝統文化- 36 回再生
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ギネス世界記録に挑戦!刀でイグサを切りまくる動画紹介 こちらの動画は「ギネス世界記録 公式チャンネル」が公開した「尋常じゃない動き!武道家の達人が、刀でイグサを切りまくる【ギネス世界記録】」です。 日本伝統の文化は今も尚さまざまな形で根付いています。 武道家としての道を究めた人の持つ技術は神業と呼ばれることもあります。 今回は日本刀でイグサをひたすら斬る動画を紹介します。 ギネス世界記録に挑戦!刀でイグサを切りまくる動画とは 動画で紹介されている日本を代表する居合術家の町井勲(マチイイサオ)が日本刀を用いてひたすら猛スピードでイグサを斬る動画です。 実際の居合術の様子だけでなく、町井勲のインタビューとギネス世界記録を樹立した瞬間が収められています。 世界記録を保持している武道家はどれほどすごいのか知りたい方にうってつけの動画です。 町井勲が達成したギネス世界記録は日本刀を用いた1分間速斬りの最多数。動画内の記録は87太刀です。 町井勲とはどのような人物なのか 町井勲は修心流居合術兵法創始者。 平成のサムライと呼ばれ、6つのギネス世界記録を達成したことでも有名です。 2005年に居合術道場「修心館」を開設しています。 また『最強のすすめ ~日本刀が教えてくれた日本人の生き方~』という著書をはじめ、修心流居合術兵法の初歩に関するDVDを発売するなど日本伝統の居合術を広めるために精力的に活動していることでも有名。 町井勲が樹立したその他の世界記録 町井勲は1分間速斬りの最多数の他に樹立したギネス世界記録は ・据斬 ・3分間速斬り ・最速テニスボール居合斬り ・6ミリBB弾居合斬り ・千本斬り の5つになります。 日本刀1本で世界記録をいくつも達成する神業は想像以上の努力と才能が必要です。 ギネス世界記録に挑戦!刀でイグサを切りまくる動画紹介まとめ 日本伝統の文化の1つである侍や居合術。 今回紹介した動画は世界記録を達成した日本の武道家の凄技が収められています。 この記事を通して日本伝統の文化や歴史などを学びたい、触れてみたいと感じていただけたら幸いです。 -
動画記事 2:37
流れる灯篭の数はなんと10,000個、広島記念平和公園の灯篭流しは目の前一面に幻想的な風景が広がる!1200年続く灯篭流しは人々の平和への祈りが込められた広島県広島市の人気イベントだった。
伝統文化 観光・旅行 祭り・イベント- 316 回再生
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広島平和記念公園の灯篭流しとは? こちらの動画は「kaz watakabe」が制作した、広島平和記念公園での灯篭(とうろう)流し(灯籠流し)の様子をご紹介する動画「広島平和記念公園灯篭流し2018」です。 広島は、第二次世界大戦で原子爆弾が投下された地です。 広島では毎年8月6日に、原爆ドームの対岸の場所にある広島平和記念公園元安川に、燈籠を浮かべる慰霊の行事が行なわれます。 死者の魂を弔う意味をもつ、伝統の灯篭流しを見に、ぜひ広島を訪れてみましょう。 動画で紹介されている2018年に、広島県広島平和記念公園で行われた灯篭流しでは、灯りの灯った色とりどりの灯篭がゆっくりと川を下っていく幻想的な映像となっています。 この記事では、動画とともに灯篭流しの歴史や、込められた祈りを紹介します。 広島記念平和公園の灯篭流し2024 例年、原爆の日の8月6日夜に広島・平和記念公園で行われていた「とうろう流し」。2023年は4年ぶりに通常開催されました。 2024年の開催情報は下記のとおり。 開催日:2024年8月6日(火)18:00~21:00 ※受付は公園内受付テントにて6:00~20:00 開催場所:元安川親水テラス(原爆ドーム対岸) インターネットで繋がっていれば、どこからでも平和へのメッセージが送ることができる「オンライン灯篭流し」は、8月3日から12日まで行われます。 日本古来の送り火、その起源や歴史とは? 写真:仏壇 8月に日本の各地域で行なわれる灯篭流し。 これは日本のお盆の行事である送り火の一種で、ご先祖様の慰霊をして、あの世に送るという意味を持ちます。 地域によっては、火をともした灯篭のほかに、お盆のお供え物を流すこともあります。 日本の送り火の起源や歴史は、はっきりしていませんが、今から1200年以上前の平安時代には、既に各地で送り火が行なわれていたといわれます。 灯篭流しには平和への祈りが込められている 写真:広島の灯籠流し 日本の広島に原爆が投下されたのは、1945年8月6日のこと。 多くの犠牲者を出した悲惨な戦争の記憶を風化させてはいけないという思いから、広島では毎年8月6日に平和記念式典が行なわれます。 式典の時間が終わって、日が落ちたあとには、広島平和記念公園の横を流れる元安川に綺麗な灯籠を流して平和を願います。 動画では、全編に渡りこの灯篭流しを紹介していますので、実際にご覧になり、灯篭流しの美しさを堪能してください。 広島平和記念公園の灯篭流しに参加してみよう 広島平和記念公園での灯篭流しは、広島に観光旅行に訪れた方でも参加できます。 当日受付のテントで手流し流灯の色紙やろうそくを受け取ったら、色紙に鎮魂や慰霊、平和への願いを込めたメッセージを綴って組み立てましょう。 ろうそくに火を灯したら、願いを込めながら手流し灯篭を川に流します。 広島平和記念公園の灯篭流しでは、イベントのボランティアも募集されています。 灯篭流しのイベントに興味がある方は、灯篭の受付や組み立て補助といったボランティアに応募してみましょう。 広島平和記念公園「灯篭流し」紹介まとめ 写真:灯籠 日本の広島平和記念公園で行なわれる灯篭流しでは、10,000個以上の灯篭が元安川に流されます。 動画を見ても分かるように、このイベントには、多くの人の平和への祈りが込められているのです。 動画からもその規模の大きさや、美しさを堪能することができます。 原爆で亡くなった方への鎮魂や、弔いの意味が込められた広島記念公演の灯篭流しイベントに、ぜひ参加してみてくださいね。 ◆広島市平和記念公園施設概要紹介◆ 【住所】〒730-0811 広島県広島市中区中島町1丁目1 【交通アクセス】JR広島駅から路線バスで約20分 【入園料金】無料 【休園日】無休 【時間】24時間 【駐車場】無し 【電話番号】 082-504-2390 【公式ホームページ】広島市平和記念公園 https://www.hiroshima-navi.or.jp/post/006127.html -
動画記事 1:42
日本の伝統文化である「道(どう)」を知ろう!剣道、茶道、華道、書道、弓道などの日本に古来から伝わる文化で和の心を知る
伝統文化- 2.78K 回再生
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日本文化の「道」、茶道・華道・書道・剣道・弓道の紹介動画 今回は、『ANA Global Channel』さん制作の『IS JAPAN COOL? DOU - 道 (THE TANGIBLE MANNER)』という動画を紹介します。 映像は、日本の趣ある竹林から始まり、日本刀を使った居合道、剣道などの武道や書道、弓道のシーンが続きます。さらに日本の古典芸能である能や日本舞踊など、美しい映像と太鼓の音ともに、さまざまな日本文化の「道」がご覧いただけます。 日本の伝統文化といえば?「道」にはどんなものがある? 写真:漢字の道 日本文化といえば、剣道、茶道などの「道」をイメージする人が多いのではないでしょうか。日本の歴史や叡智を感じる「道」。実は日本には数多くの「道」があることはまだあまり知られていません。 まず、日本の伝統文化として広く知られている書道、茶道、華道を「三道」と総称します。現代においても、お稽古事として人気があります。 また「武道」と呼ばれる運動文化は、オリンピック競技として世界でも人気の柔道をはじめ、剣道、弓道、相撲、空手、なぎなた、合気道、銃剣道、少林寺拳法の9種類。 そのほか、居合道、杖道、殺陣道、古武道。さらに、香木を焚き香りを楽しむ香道など。日本国内でもあまり知られていないものが数多く存在しています。 日本全国各地にある神社仏閣は、全国のコンビニエンスストアよりも多いことはご存じでしょうか。日本には、神道、仏道、修験道といった「道」も。 日本の伝統である「道」からどんなことを学ぶのか? 写真:柔道着 伝統的な日本文化からどのようなことが学べるのでしょうか。先述の「武道」を例にあげ、紹介します。 日本の武道は、決められたルールのもと競うため、スポーツに似ています。ですが、武道は、精神性が重要視されています。「武道」は、「武士道」の1つといわれ、礼節や道徳といった精神性や人格を高める「道」なのです。 試合に勝つという単純な強さだけではなく、日々の稽古や修行を通して、精神・技術・体格の「心技体」を鍛錬し、より良い人間形成を目的としている武道。実際に学ぶとどのようなことが見につくのか見ていきましょう。 ●礼儀と忍耐力 武道は「礼に始まり礼に終わる」といわれ礼節を重んじています。武道を通して、感情を抑えながら相手を思いやる心を育み、鍛錬を重ねることで忍耐力も身につきます。 ●集中力が高まる 対戦する際には、相手の攻撃に対応できるように、相手の動きを見て注意を払い備えます。そのためには、高い集中力が必要。続けることで集中力が鍛えられます。 そのほか、肩甲骨と股関節の柔軟性を高める、新陳代謝が高められる、老若男女かかわらず始められるというメリットも。 「武道」で精神性が高まると、実生活の人間関係や仕事などで嫌なことが起こっても冷静に対処できるようになるかもしれませんね。 武道に限らず、全国各地には華道・茶道・弓道など、「道」に関する教室や道場は無数にあり、日本の和の心・礼儀作法が学べるため、多くの人が稽古に励んでいます。 海外からの観光客に人気の日本文化体験は? 写真:華道 日本を訪れる観光客に人気の日本文化体験をいくつか紹介します。 まずは、「道」がつく体験では「茶道」。茶道は日本独自の文化、細かい作法が決められていて美しい所作が魅力、日本のわび・さびの精神を感じられ、外国からの観光客に人気です。 万国共通して愛でられる花。日本の純文化である「華道」は、花を生けるだけでなく、客人をもてなす心や、切った草花を飾ることで命の大切さを学びます。フラワーアレンジメントとは違い、花と花の間の空間の美しさも学べる芸術的な生け花体験も年々人気が高まっています。 また、訪日外国人に人気の日本文化体験に「着物体験」があげられます。動画でも日本舞踊や能のシーンで着物姿がご覧いただけるように、やはり日本といえば「着物」を連想する方も多いのでしょう。京都などの観光地では、着物を着て観光する姿がよく見られます。 日本の伝統文化「道」まとめ 日本の歴史と奥深い学びの世界「道」を紹介している映像は、もうご覧いただきましたか? 凛々しい動きやわびさびが感じられる「道」の魅力が詰まった美しい動画です。 日本人でさえしらない「道」が数多くあることをお伝えしてきました。「技」だけではなく、鍛錬することで、人として成長し人間力を磨く日本の伝統文化「道」。 この記事をきっかけに、なにかの「道」を歩きはじめてみてはいかがでしょうか。 -
動画記事 12:33
日本の伝統芸能である"能"には、古くから伝わる歴史、魅力、こだわりがこんなにもいっぱいあった!日本の伝統芸能を知って、もっともっと日本を好きになろう!
伝統文化 日本人・著名人- 515 回再生
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日本の伝統芸能・古典芸能の”能”の紹介動画について 「日本の伝統芸能を楽しみたい」 「歴史のある日本の芸術を観賞したい」 このように日本に興味があり、日本の伝統芸能を楽しみたいと思っている人はたくさんいるのではないでしょうか? そのような方には日本の文化、歴史が詰まった「能」をおすすめしたいと思います。 この動画は「ANA Global Channel」が制作した、 観世流能楽師の山階彌右衛門(やましな やえもん)さんを紹介した「NOH - Yaemon Yamashina/Interview - IS JAPAN COOL? DOU(能 - 山階 彌右衛門)」です。 動画では、日本の伝統芸能である「能」の魅力や歴史を余すことなく紹介しています。 12分半の長めの動画ですが、9:29からは能演目「葵上」も見ることができます。 是非最後までご覧ください。 日本の伝統芸能・古典芸能である能とは?歴史は? 能の歴史は観世流能楽師の山階彌右衛門さんが動画の0:34から紹介しています。 日本の伝統芸能である能の起源は約700年前の室町時代に生まれ、長い歴史があります。 観阿弥、世阿弥という芸術家の親子によって完成し、今も観世流という流派として受け継がれています。 「歌」「お芝居」「舞」「型」「役者の心情を表す「かたり(語り)」などそれぞれの要素の中で能楽師の内面を表現し、観客を魅了していきます。 日本の伝統芸能である能は簡単に言えば、世界中で愛されているオペラやミュージカルのようなものと山階彌右衛門さんは語ります。 1957年に重要無形文化財に指定され、2001年にユネスコの世界無形遺産に登録されました。 能は、日本の伝統芸能・古典芸能の歌舞伎と混同されることがありますが、能は武家社会の典礼でも扱われる格式高いもので、歌舞伎は一般大衆向けの芸能だったという歴史があります。 舞や、音楽、演劇の組み合わさった総合芸術とも言われている、歴史ある日本の伝統芸能で、日本独自の表現を楽しみましょう。 日本の伝統芸能・古典芸能である能の魅力と楽しみ方 写真:能 能のパフォーマンスは観世流能楽師の山階彌右衛門さんが動画の1:13から紹介しています。 能舞台と言われる、神秘的な劇場の舞台の上で、地謡(じうたい)を務めるシテ方・仕手方(主人公)と物語を進行していくワキ方(脇役)で普遍的なテーマを題材にストーリーが進んでいきます。 シテ方(仕手方)は能の会をプロデュースする主催者でもあり、大道具小道具の作成も行います。 能を盛り上げるお囃子は笛、小鼓、大鼓、太鼓の和楽器です。 能の前半である「前シテ」と後半の「後シテ(のちして)」の間の衣装チェンジなど、ストーリーのあいだに、狂言を楽しむことができ、シリアスな能とコミカルな狂言2つを同時に楽しむことができるのも能の魅力。 また、能はほとんどの曲目で能面を被って演劇をする歌舞劇でもあります。こちらは動画の3:14より紹介されています。 神様の役の時には神様の能面、その他にも老人・おばあさん・悪党・鬼など着用します。弁慶などの曲目では能面は被りませんが、ポーカーフェイスで演技し、心で表現すると、動画の3:42より山階彌右衛門さんは語ります。 能面を被っているので表情が見えませんが、能楽のストーリーの変化や、舞、和楽器の音楽などによって、演者の感情や、情景が浮かんできます。 能はストーリーや、舞、音楽などから、さまざまなイメージが浮かぶので、見る人によって感じ方が変わってくるのも能の魅力でしょう。 能を演じるにあたり、中核をなすことは動画の5:13より紹介されています。 能は”構え”が一番大事で、腰を上げ、背筋を伸ばし、顎を引き、音を立てない摺り足(すりあし)で歩きます。 能の魅力は見た目の美しさ・所作を綺麗にしてくと内面の美しさが出てくると先代より受け継がれてきました。 能は能楽堂という劇場で公演される 能は能楽堂という劇場で公演されます。京都の金剛能楽堂、東京の国立能楽堂・宝生能楽堂、愛知の名古屋能楽堂などおすすめの劇場はたくさんあります。ぜひ、興味をもった方は足を運んでみましょう。 画像引用 :YouTube screenshot 日本の伝統芸能"能"の紹介まとめ 動画では、観世流能楽師の山階彌右衛門さんのインタビューの後に9:29より実際の曲目「葵上」をご覧になることができます。 能の歴史や魅力のインタビューを見た後だと、この曲目も今までとは違った見方ができるのではないでしょうか。 この記事では書ききれないほどの日本の伝統芸能、芸能文化である能の歴史や、能楽師の方の演じる上で大切にしている部分などを動画ではご覧になることができます。 能の奥深さや歴史、そして能に関する新たな情報を知ることができますよ。 この動画と記事をご覧になって、能に興味を持ってもらえると嬉しいです。 数ヶ月間で能楽「高砂」の稽古をし、披露するプログラムの能楽大連吟もありますので、初心者だけど能を体験したいという方にはおすすめです。 また能楽関係を中心の出版社「能楽書林」もありますので、ご興味をお持ちの方にはこちらもおすすめです。 【公式ホームページ】能楽師 山階彌右衛門 https://www.yamashina-kanze.tokyo/ -
動画記事 3:30
石川県金沢市の加賀百万石「金沢おどり」は豪華絢爛の舞台のほか、お茶席やお座敷も!3つのお茶屋街から「おもてなしの心」を極めた金沢芸妓が総結集。
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石川県金沢市の加賀百万石の伝統芸能「金沢おどり」動画紹介 こちらの動画は「nippon.com」が公開した「芸妓衆が舞う金沢おどり:加賀百万石の城下町 金沢 | nippon.com」です。 加賀百万石と呼ばれ、江戸時代から加賀前田家の手によって城下町として栄えた石川県金沢市。 その一方で伝統文化や伝統芸能も発展しました。 動画で紹介されている「金沢おどり」もそのひとつ。 動画をご覧になれば金沢おどりの美しい演目や、金沢芸妓の歴史に触れることができます。 「金沢おどり」を盛り上げる金沢芸妓とはなにか?特徴や歴史、マナーもご紹介! 写真:石川県金沢・東茶屋街 金沢おどりとは、三茶屋街の金沢芸妓たちが総出演し、演目を披露する9月の祭典です。 金沢おどりは例年、石川県立音楽堂で4日間開催されます。 石川県の金沢芸妓の起源は、三茶屋街が誕生した藩政時代、文政の頃とされています。 加賀藩は文化発展を後押しし、どんな職業の者も能楽に親しめるようになりました。 動画の0:44からご覧になれる「空から謡(ウタイ)が降ってくる」という言葉は、大工は屋根の上から、庭師は木の上から謡を口ずさむくらい、金沢では能楽が盛んだという意味です。 金沢芸妓は発展当時から芸を磨き続け「おもてなしの心」を現代に継承し、石川県金沢の文化に根付いていきました。 その証拠に、金沢芸妓の活躍の場である三茶屋街は、日本の情緒や花街文化を色濃く残しています。 ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計(カズエ)茶屋街で構成されている三茶屋街は、大正時代の大ベストセラー『地上』の作家・島田清次郎が、幼少期暮らしていたことでも有名。 平成13年には、ひがし茶屋街、平成20年には主計茶屋街が国の重要伝統的建築物群保存地区に指定されました。 金沢芸妓は小説や建築文化にも影響を与えているのです。 石川県金沢に来たのならお座敷体験をしたいところですが、マナーもあるので注意が必要です。 お茶屋さんの座敷は金沢芸妓の真剣勝負の場です。 お酌がほどよく進み会話も楽しんだところで、飲食と会話を慎み、雅な時間を堪能します。 「金沢おどり」の見どころは3つ!グランドフィナーレの「金沢風雅」、お座敷体験プランやお茶席も! 画像引用 :YouTube screenshot お茶屋さんは「一見さんお断り」のしきたりもあり、観光客がお座敷遊びをするにはハードルが高い事実もあります。 しかし、金沢おどりではお座敷体験プラン「加賀の宴」のチケットを販売しているので、気軽にお座敷気分を味わうことができます。 さらに金沢おどりの期間中は、お茶席も設けられます。 金沢芸妓の魅力を、もっと身近に感じることができるでしょう。 そして、金沢おどりの醍醐味である演目には様々な種類があります。 小鼓と舞による「一調一舞」、動画の1:59からご覧になれる歌や舞が無く三味線や太鼓などで演奏される「素囃子」、締太鼓と大太鼓による「お座敷太鼓」などの多彩な芸があります。 なかでも、動画の2:31からご覧になれる三茶屋街の金沢芸妓が結集する総おどり曲「金沢風雅」は必見です! 作詞は直木賞作家の村松ともみさん、作曲は大和楽家元である大和久松さん、振り付けは日本舞踊西川家元(現総師)の西川右近さんが担当しており、金沢おどりは豪華絢爛のグランドフィナーレを迎えます。 金沢おどりまとめ 金沢芸妓の文化は日々の精進の賜物。 画像引用 :YouTube screenshot 動画でもご覧になれる金沢おどりで披露する演目は、日本内外で高く評価されています。 それはひとえに金沢芸妓の精進のなせる業。 「おもてなしの心」を持って日本の伝統を体現し、金沢おどりのステージで優雅に舞う姿を、この動画で堪能してください。 【公式ホームページ】金沢おどり http://www.kanazawaodori.jp/ -
動画記事 4:45
春の訪れをつげる「お水取り」とは? 奈良で1200年以上続く東大寺二月堂の伝統行事を動画で!火の粉が舞うお松明は大迫力
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東大寺のお水取り動画紹介 今回は『KYODO NEWS』さん制作の『東大寺二月堂「お水取り」 1200年以上続く不退の行法』という動画を紹介します。 毎年3月1日~14日までの2週間、東大寺二月堂(とうだいじにがつどう)で行なわれる「お水取り(おみずとり)」。動画では初日から最終日までの伝統的儀式の様子を紹介しています。「籠松明(かごたいまつ)」が行われる最終日には、多くの観光客や無病息災を願う人々で賑わっています。まずは、4分44秒の動画をゆっくりとご覧ください。 奈良の東大寺「お水取り」とは?その歴史と意味 写真:奈良県の東大寺 東大寺といえば「奈良の大仏様」、ご本尊は盧舎那仏(るしゃなぶつ)です。奈良時代に聖武天皇の勅願により建立されました。春の訪れを告げる伝統行事「お水取り」は、その東大寺にて行われています。 1200年以上続く歴史の起源は、752年(天平勝宝4年)、良弁(ろうべん)の高弟実忠(じっちゅう)によってはじめられたと伝えられています。 もともと旧暦の2月に「修二会(しゅにえ)」という2週間以上に渡る不退の行法が行われてきました。広く知られている「お水取り」は、この行中の一部の儀式のこと。 修二会では、昼から深夜にかけて「六時の行法」と呼ばれるの時(じ)が勤められます。「日中(にっちゅう)」、「日没(にちもつ)」「初夜(しょや)」「半夜(はんや)」「後夜(ごや)」「晨朝(じんじょう)」の計6回、練行衆らによる美しい声明(しょうみょう)が唱えられます。 広く知られている「お水取り」という通称は、若狭の荘園(もとの東大寺領)からお香水(おこうずい)運搬したことが由来です。お香水とは、練行衆のみが入れる建物の中にある井戸(若狭井)からくんだ水のこと。お香水を飲めば万病が治るとされてきました。 「お水取り」の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といい、井戸(若狭井)から汲み上げる儀式のことを指します。 期間中、練行衆(心身を清めた僧)たちは、十一面観音の前で宝号を唱え、荒行によって懺悔し天下安穏などの祈願をし続けます。 近年、コロナ禍の影響で中止を余儀なくされた行事が数多くある中、この修二会・お水取りはさまざまな天災・疫病等が発生した時でさえ、一度も中止されることなく現在に至っています。 奈良東大寺「お水取り」の見どころを紹介 写真:奈良県・東大寺のお水取り 東大寺「お水取り」の有名なシーンは、「お松明(おたいまつ)」と呼ばれる二月堂舞台から松明の火の粉が舞う勇壮な光景です。この火の粉には無病息災のご利益があることで知られており、毎年多くの観光客が「お松明」を目指して東大寺二月堂にお参りします。 松明の燃えかすのことを「杉葉の燃え差し」といい、持ち帰って半紙などに巻き、水引で結んだものを玄関や台所に飾ると、災難厄除けのご利益があるのだそう。 【動画】0:53 ~ 大きな松明に導かれた僧侶が次々と二月堂へ 行中に毎夜灯される「お松明」は10本ですが、3月12日の夜には、最も大きな籠松明が登場し11本に。荘厳な鐘の音が響くなか、長さ約8メートル、重さ約70キロもの松明が、火の粉を散らしながら練行衆たちを誘導するさまは圧巻です。 【動画】1:40 ~ 大掛かりな籠松明が準備される様子 日付が変わった13日未明には、名前の由来となったお水取りが始まります。極めて神聖な儀式であるため、お水取りそのものの内部の様子は秘密とされています。 【動画】2:10 ~ 水取りに向かう松明と僧侶たち 「2024年お水取り」修二会の日程や松明の時刻は? 2024年のお水取り、修二会の開催予定は、次のとおり。 【日程】2024年(令和6年)3月1日~14日 【お松明時刻】期間中/19:00から ※但し、12日19:30、14日18:30から 期間中、練行衆自らが作った「椿(つばき)」の造花が堂内に飾られ、観光客の目を楽しませます。1200年以上絶えることなく続いている伝統行事ですが、今後のコロナ禍の状況により影響がないとも限りません。日程や時間については事前に確認されることをおすすめします。 東大寺お水取りとお松明見学について 写真:お水取りの舞台・奈良県東大寺二月堂 「お水取り」が行なわれる舞台となる、東大寺二月堂の拝観料は無料ですが、例年、日を追うごとに混雑具合が増します。ゆっくりと見学できるのは、「お松明」が始まる3月1日から週末を除く前半の方が比較的空いていると言われています。 ダイナミックな「籠松明」が行なわれる12日は人出がピークを迎え、東大寺近隣の奈良公園周辺には警察が出動し観光客を誘導するほどの混雑ぶり。 そのため、二月堂へのアクセス方法は公共交通機関がおすすめです。最寄り駅は近鉄奈良駅。車をご利用の方は、東大寺境内には駐車場がありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。 東大寺お水取りまとめ 東大寺二月堂で行なわれる「お水取り」。行中の満行後の3月15日には、小さな子どもを対象に「だったん帽いただかせ」が執り行われます。行中に達陀(だったん)を勤める僧侶が被っていた帽子「達陀帽」を子どもの頭に被せ、健やかな成長を祈る儀式です。これをもって、東大寺「お水取り」の伝統行事はすべてを終えることとなります。 春を告げる行事とはいえ、3月上旬の奈良は身震いするほど寒い日もあるので、お出かけの際の服装にはご注意ください。家族や友人同士、ひとり参加も可能なツアーも各種出ています。スケジュールを確認して、あれこれ考えながらの春旅行計画も、また楽しからずや!です。勇壮な「お松明」の火の粉を目の当たりにすれば、1200年という長い歴史の1ページに自身を投影体験することができるでしょう。 【公式ホームページ】東大寺 【トリップアドバイザー】東大寺二月堂 -
動画記事 1:11
3年ぶり「福男2023」誕生の瞬間を動画で!毎年注目を集めている兵庫県の西宮神社の開門神事が復活!
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西宮神社「福男選び」2023動画紹介 今回は『神戸新聞社(kobedigital)』さん制作の『3年ぶり開催!西宮神社「福男選び」 一番福は神戸の22歳大学生』という動画を紹介します。 毎年、西宮神社(にしのみやじんじゃ)において、十日えびすに行われている注目の神事があります。それが「開門神事福男(かいもんしんじふくおとこ)選び」です。 令和に入ってから西宮神社で行われた福男選びはわずかに1回。その神事がいよいよ帰ってきました。例年は1500人近くの参加者が集まる一大行事でしたがコロナ禍によって2年間中止となったため、福男選びが行われるのは実に3年ぶり。まずは動画で、3年ぶりに行われた2023年福男選びの様子をご覧ください。 2023年の福男はどんな人? 画像引用 :YouTube screenshot 先着1200人の中から約108人が「前列組」に。開門直前には、3年ぶりの開催を祝い「祝復活」と書かれた幕が掲げられていました。 2023年1月10日午前6時、太鼓の音を合図に表大門が開門。すると一斉に参加者が境内になだれ込み、勢いよく走り出します。 【動画】0:02~ 「祝復活」の幕 開門直後からいち早く抜きんでた男性が、立ちはだかる難所もかわして本殿に到着! 2023年の福男に選ばれました。 【動画】0:45~ 2023年福男誕生の瞬間 2023年の西宮神社の福男の選ばれたのは、兵庫県神戸市出身の大阪商業大学の硬式野球部に所属する22歳の男性。50メートル走5.9秒の記録を持っているそう。 インタビューでは、「運がよくてこの場に立てているので、みなさんにこの運を分け与えられるような1年にしたい」と語っています。 【動画】0:50~ 一番福・二番福・三番福を授かった3名 二番福は、兵庫県西宮市の25歳の公務員の男性、三番福は、大阪府岸和田市の大学1年生の男性が授かりました。 ちなみに、2020年に開催された西宮神社の福男選びでは、13回連続で参加している30代男性の体育教師が令和初の一番福を授かりました。ちなみに平成最後の福男は20代の消防士の男性でした。 福男選びが行われるのはいつ?どこの神社? 写真:兵庫県・西宮神社 開門神事福男選びが行われるのは、兵庫県西宮市にある西宮神社。2021年と2022年はコロナウイルス感染症拡大の影響により中止されていましたが、2023年の開門神事は3年ぶりに行われ大いに賑わいました。 例年、西宮神社の福男選びは、「十日えびす」というえびす神(通称えべっさん)を祀る大祭期間中の1月10日本戎(ほんえびす)に開催。1月9日の夜12時に表大門(赤門)が閉ざされ、10日の午前6時に開門されます。参拝一番乗りとなる福男を目指して多くの人が境内を疾走します。 3年ぶりの開催となる西宮神社の福男選びは、人数制限がかけられ、抽選に参加できる人数は1500人から1200人に。ニュースなどでは男性が走る姿が目立ちますが、女性も参加することができます。女性が福を授かった場合は「福女」となるのだそう。 えびす宮総本社「西宮神社」の歴史をひもときます! 写真:えべっさん 福の神として崇められている全国各地のえびす神社(蛭子神(ひるこがみ)系)の総本社である西宮神社。その起源は、もともと大阪湾の神戸・和田岬沖から出現した御神像を、漁師が祀っていましたが、ご信託により西宮に遷し祀られたということです。 本殿は三連春日造(さんれんかすがづくり)という珍しい構造で、国宝にも指定されている美しい建物です。江戸幕府4代将軍である徳川家綱公により寄進されました。戦争時に空襲による火災で焼けてしまいましたが、見事に復興され現在の姿に。 本殿後方の境内に広がる緑の美しい森はえびすの森と言い、兵庫県指定の天然記念物となっています。自然と悠久の歴史文化に触れられる素晴らしい神社です。 福男選びのコースや難所、タイムを解説! 写真:兵庫県・西宮神社の表大門 西宮神社の福男選びは赤門から本殿までの石畳の参道、約230メートルのコースを駆け抜ける十日えびすの一大イベント。例年多くの応募者が福男を目指し、疾走しますがコースの中にある難所の前に散っていくことが多いようです。 多くの参加者をふるいにかけている難所の一つが、赤門から伸びる直線の先にある「天秤カーブ」。ここを曲がり切れずに脱落する参加者がいるのがテレビの映像などでも見かけます。 過去の西宮神社の福男選びのタイムが気になるところですが、計られていないそうです。広報担当者によるとタイムは30秒前後なのだそう。開門と同時にあっという間に福男は決まってしまうということになります。 福男になると何かもらえる?何をするの?という素朴な疑問にお答えします! 写真:十日えびすの授与品・福笹 西宮神社の開門神事で福男に選ばれたらどのようなことがあるのでしょうか? まず、えびす様の御神像と証書の授与。そして、えべっさんのお米やお酒、八喜鯛(やきだい)、えびす面、法被などが贈られるそうです。 また、神社のお祭りや神事に福男として参加することになります。2月には神社の餅つき、6月の御輿屋(おこしや)祭、9月の西宮まつりに参加。他にも企業の催しなどにも呼ばれ、その年の福男として皆さんに福を届けます。 福男選びの参加方法やルールは? 西宮神社の福男選びの参加方法は、とてもシンプル。ただ参加するだけであれば、午前6時のスタートに間に合うように表大門に集合するだけです。 しかし、本気で福男を目指すなら、事前にくじ引きを行う必要があります。くじ引きは1月9日の22時から受付が始まり、1月10日の午前0時に行われます。受付時に「福男になった際には、神社の行事に優先して参加する」ことに了承の意を示す「参加者心得書」にサインをします。 くじには門の前のAブロック(108人)に入れる赤い当たりくじと、Aブロックの後方のBブロック(100人)に入れる青い当たりくじがあります。それ以外はCブロックとなります。当たりくじは定員になり次第打切りです。福男になりたい人は、ぜひくじを引き上位3人を目指してみてください。 西宮神社の福男まとめ 写真:西宮神社・十日えびす 多くの人が福男になるために全力疾走する姿は勇壮で、見ているだけでも楽しいですね。 十日えびすには、参拝者も多く混雑しますが、逆さ門松という珍しい伝統も見ることができます。本殿と逆さ門松を入れた構図のインスタ映えする写真がとれるかもしれません。 福男選びに参加して福男になるも良し、盛り上がる雰囲気を味わうために参加するのも良し! この時期に兵庫県へ旅行をされたときには一度足を運んでみてはいかがでしょうか。3年ぶりに開催される開門神事、今年1年が幸せであることを心より願います。 【公式ホームページ】えびす宮総本社 西宮神社 【トリップアドバイザー】西宮神社 -
動画記事 3:21
新潟県新潟市で開催される白根大凧合戦の大迫力を動画で!思わず惹き込まれる300年の歴史ある勇壮な合戦のルールや楽しみ方もあわせて解説!
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新潟県新潟市「白根大凧合戦」動画紹介 今回は『ぴきねこ-pikineko【photographer】』さん制作の『空に舞う大凧を撮ってきた・白根大凧合戦2022・令和4年6月5日 大高組VS謙信組 役者組VS一心太助組 japanese Shirone Giant Kite Battle』という動画を紹介します。 毎年6月上旬に新潟県新潟市南区白根と、同区西白根(味方地区)で開催される白根大凧合戦(しろねおおたこがっせん)。東軍、西軍に分かれた13組が大凧をぶつけ合い、勝敗を競う勇壮なお祭りです。インスタ映えするお祭りとしても知られています。 動画では、東軍大高組、役者組と西軍謙信組、一心太助組の勝負の様子が映し出されています。見るからに巨大な凧が空中で戦う様子は、見ているだけでも心が躍るのではないでしょうか。歴史と伝統を受け継いできた白根大凧合戦の様子をまずは動画でご覧ください。 白根大凧合戦が行われる目的は?歴史や込められた願いを解説! 写真:白根大凧合戦 新潟県新潟市南区白根と味方地区で開催されている白根大凧合戦は、300年の歴史を誇るお祭り。新潟の初夏の訪れを知らせる風物詩として親しまれています。 白根大凧合戦の始まりは、江戸時代の中期頃にまで遡ります。中ノ口川の堤防改修工事完成のお祝いを目的に白根側の人々が凧を揚げたことがきっかけでした。ところが、対岸の西白根側へ落ちてしまい、田畑が荒れてしまう結果に。それに怒った西白根側の人々も凧を揚げ、白根側にたたき落としたことが起源と言われています。 白根大凧合戦には、各地のお祭り同様に願いも込められています。子どもの誕生のお祝いや、五穀豊穣の祈りが天に届きますようにとの願いを込め、凧を高く揚げているのです。 白根大凧合戦のルールは?勝敗の決め方は?これさえ押さえれば、白根大凧合戦をさらに楽しめる! 写真:大凧 白根大凧合戦は、中ノ口川を挟んで、東軍6組(白根側)と西軍7組(西白根側)に分かれます。そして、両岸から大凧を揚げて空中で絡ませ、相手の綱が切れるまで引き合い勝負を決めるのです。 白根大凧合戦に使用される大凧の大きさは、何と畳24畳分もあり、重さはなんと50kg。 東軍が低空で大凧を飛ばし、西軍は東軍の大凧に覆い被さるように綱を交差させ、真っ逆さまに川の水面に叩きつけ、綱が切れるまで引き合います。 綱を切れば「勝ち」となり、1勝を獲得。制限時間内に綱を切れなかった場合は引き分け、どちらの組も0.5勝となります。また、綱を引き合う前に凧同士が離れてしまうと、「ナキワカレ」となり勝敗がつきません。 これが、大凧合戦の基本的な勝敗の決め方ですが、実際には複数の組が同時に凧を揚げるため、いくつかの凧が一緒に掛かることも。状況によって勝敗のつけ方が変わるため、観客もハラハラドキドキしながら勝負の行方を見守ることになります。 期間中の成績によって各組の順位が決まって、優勝の組が決定します。 2023年の白根大凧合戦の日程は?大凧合戦の他にも花火やパレードなど見どころいっぱいです! 写真:花火 これまで開催期間を短縮していた白根大凧合戦が2022年は通常開催となりましたが、イベントは中止されていたため、お祭りを満喫できなかったという観光客も多かったかもしれません。 しかし、2023年の開催期間は6月1日から5日までの5日間、これまで中止されていた子ども大凧大会が5月31日に、市中パレードが6月1日に開催されることが発表されています。 さらに、大凧合戦を盛り上げる一大イベント、花火大会も開催されることが予想されます。例年であれば、期間中の土曜日に開催、雨天の場合は翌日曜日に開催されます。 いよいよ本格的な復活が予想される白根大凧合戦。詳細は新潟市南区観光協会のホームページに掲載されていきますので、ぜひチェックしておいてください。 大凧合戦や凧の魅力を学べる「しろね大凧と歴史の館」の見どころをご紹介! 大凧合戦はもちろん、凧の魅力を学び、体験できる世界最大級の凧の博物館。それが、新潟市南区にある「しろね大凧と歴史の館」です。国内はもちろん、世界の珍しい凧も展示されているので、お子様連れもきっと楽しめることでしょう。 エントランスで出迎えてくれる大凧合戦で使われている実寸大の凧は迫力満点!展示コーナーでは、大凧に使われている材料も見ることができます。 館内は、大凧合戦の様子を壁の写真や映像などで体感できるので、大凧合戦の時期に来られないという人にもおすすめ。 また、風洞実験室で実際に揚げることもできる本格的な凧の製作体験もできます。ぜひ童心にかえり凧揚げを楽しんでみましょう。天気が良い日は、外で凧を揚げることも。 さらに、お土産コーナーでは、気に入った絵柄の凧に名前を入れて購入できるので、お祝いの品として人気。白根大凧合戦の開催期間中には臨時駐車場が設けられ、駐車場から会場へは無料シャトルバスも出ています。交通アクセス等についての詳細は、新潟市南区観光協会のホームページにてご確認ください。 白根大凧合戦まとめ 畳24畳分もある巨大な凧が空を舞い戦いを繰り広げる様は、まさに合戦と呼ぶのにふさわしい光景でしょう。大迫力の白根大凧合戦は、ぜひ実際に見ていただきたいお祭りです。 屋台などの露天も、2022年から復活しているので、今年もさらなる賑わいをみせることでしょう。 お祭り好きな人、新潟の伝統技術で作られた巨大な凧を見たい人、大凧合戦の様子に血が騒ぐという人は、ぜひ6月に新潟観光の予定を組んでください。大迫力の白根大凧合戦の観戦は、きっとエキサイティングな体験になることでしょう。 -
動画記事 1:59
秋田県仙北市の冬祭り「上桧木内の紙風船上げ」動画、漆黒の夜空に浮かぶ100個の紙風船と花火の競演
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秋田県仙北市「上桧木内の紙風船上げ」動画紹介 今回は『DIRECT Kaneko』さん制作の『【空撮】2017冬祭り上桧木内の紙風船上げ Paper Balloon Festival Kamihinokinai Night Flight Shooting』という動画を紹介します。 2017年2月10日、東北地方秋田県仙北市西木町で行われた西木冬祭り「上桧木内の紙風船上げ」。日中は雪国ならではの景色、月が見える夜は、ドローンによる空撮映像がご覧いただけます。次々と夜空へ舞い上がる紙風船と花火のコラボレーションをお楽しみください。 【動画】1:27~ 紙風船と花火のコラボレーション 「上桧木内の紙風船上げ」の特徴と歴史 画像引用 :YouTube screenshot 「上桧木内の紙風船上げ(かみひのきないのかみふうせんあげ)」は、真冬の2月10日、秋田県仙北市西木町上桧木内地区で行われる冬祭りです。武者絵や美人画が描かれた約100個の紙風船が、熱気球のように冬の夜空に舞い上がります。例年、多くの見物客が訪れる上桧木内地区の冬の風物詩となっています。 「上桧木内の紙風船上げ」は、五穀豊穣や家内安全を祈る「虫焼き」(田んぼに稲わらを積み上げ焼く行事)とともに、豪雪地帯の冬祭りとして伝承されてきた行事。言い伝えでは、江戸時代の科学者平賀源内が熱気球の原理を伝えたことが、「上桧木内の紙風船上げ」の起源と言われています。 「上桧木内の紙風船上げ」の見どころは? 写真:紙風船上げ 秋田県仙北市の市指定無形民俗文化財である「上桧木内の紙風船上げ」では、寒い冬の夜空に、火の灯った紙風船が次々と舞い上がります。大小さまざまな約100個の紙風船は、上桧木内地区の住民が総出で作るのだそう。 見どころは、巨大な紙風船。近年は紙風船の巨大化が進み、幅1メートルほどの業務用の和紙を使い、長さ3メートルから大きいものでは12メートルも貼り合わせて作成しています。巨大な紙風船が、火の熱気で浮かび上がり、ゆっくり天高く上がっていく様子は必見。雪景色の中、夜空に上がる火の灯った紙風船は、きっとインスタ映えすることでしょう。 【動画】1:20~ 雪の中舞い上がる紙風船 2024年「上桧木内の紙風船上げ」開催日程は? 「上桧木内の紙風船上げ」は、毎年2月10日の18時より、西木町紙風船館広場にて開催されています。 2022年は感染症拡大の防止対策として、イベントとしての開催は中止になりましたが、地元関係者だけで、文化継承のために小規模の紙風船上げが行われました。 2024年の開催については、現時点(2023年12月)では公式に発表されていません。2024年のイベントに参加したい方は、事前に開催情報を確認してからお出掛けくださいね。 上桧木内地区の夏といえば、田んぼアート! 写真:田んぼアート 秋田県北秋田市鷹巣駅から仙北市角館駅を結ぶ秋田内陸線の沿線には、6月下旬から9月上旬にかけて、田んぼアートが出現! 上桧木内駅のホームからも鑑賞できる作品があります。 秋田内陸地域公共交通連携協議会及び北秋田地域振興局が田んぼアートのデザイン案を募集。応募総数101件の中から2024デザイン4作品が決定、デザイン案をもとに、2024年5月下旬頃に田植えが行われます。 選ばれた作品の中には、小学生が色鉛筆で描いたかわいい作品も。上桧木内地区のデザインの条件は、上桧木内の紙風船上げの特色を表現していること。2024年の作品は、夜空に上がる紙風船とともに犬も描かれています。秋田犬かもしれませんね。 田んぼアートでどんなふうに表現されるのか見てみたいですね。 上桧木内周辺の観光スポットをご紹介 写真:秋田県・かたくり群生の郷 「上桧木内の紙風船上げ」が開催される秋田県仙北市西木町上桧木内は、田沢湖の北東に位置し、豊かな自然に囲まれたのどかな地域。観光スポットをいくつかご紹介しましょう。 ●かたくり群生の郷 日本一の規模を誇るかたくり群生地があり、春には、山麓に咲く可憐な花の絨毯の中を散策できます。「かたくり館」のホームページで、かたくり開花状況と開園情報をチェックしましょう。 ●紙風船館 「上桧木内の紙風船上げ」で使用される紙風船を展示している施設です。 ●田沢湖 たつこ姫伝説が語り継がれる田沢湖は、神秘的な瑠璃色の澄んだ湖面が美しく、四季折々の眺望を楽しめます。また、史跡・旧跡のほか、レジャースポットも充実。 「上桧木内の紙風船上げ」まとめ 豪雪地帯の冬祭り「上桧木内の紙風船上げ」。地元の方が心を込めて作った紙風船が夜空に舞い上がるアットホームなお祭りです。冬に秋田県に旅行される方は、大きな紙風船が夜空に浮かぶ幻想的な光景を見に訪れてみてはいかがでしょうか。冷えた体を田沢湖周辺の温泉郷でゆっくり温まるのもいいですね。 -
動画記事 14:59
大工仕事に欠かせない道具、ノミを研ぐ。使い古した道具を新品のような切れ味に生き返らせる!
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こちらの動画は「翠紅舎 Suikoushya」が公開した「宮大工が職人技で教える初心者のための”のみ”の研ぎ方はこれだ! Sharpening a Japanese Chisel」です。 この動画で紹介されている『のみ』とは、主に刃である金属部分と柄からなる工具で、木材・石材・金属等に穴を穿つ、または彫刻をする際に使用します。 『のみ』にはいくつか種類があり、刃の部分が平たいものを『平のみ』、丸みを帯びているものを『丸のみ』と呼ばれています。 他にも、刃の部分が軟鉄や鋼等の別の素材を使って作られているものもあります。 この動画では、大工職人には欠かせない工具である『のみ』についてと手入れの仕方について紹介をされているので、是非ご覧下さい。 -
動画記事 2:54
京都の吉田神社「節分祭」、追儺式『鬼やらい』を動画で堪能!お祭りの見どころをご紹介!
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京都の吉田神社「節分祭」動画紹介 今回は『京湯元ハトヤ瑞鳳閣』さん制作の『京都 吉田神社 節分祭2016 追儺式(鬼やらい)』という動画を紹介します。 京都市左京区の吉田神社で毎年行われている節分祭。動画では追儺式(ついな式)の「鬼を払う神事」を継承した伝統行事『鬼やらい』の光景がご覧いただけます。参拝者を青鬼・赤鬼・黄色の3匹の鬼が大声をあげておどしながら境内に押し寄せます。すると矛や盾を手にした役人の「方相氏(ほうそうし)」が勇敢に鬼を追い払う様子がご覧いただけます。お子さんが見るとあまりの鬼のおそろしさに泣いてしまうかもしれません。鬼たちの大迫力の演技は必見です! 【動画】1:17~ 勢いのある赤鬼 京都市「吉田神社」の歴史とご利益 写真:京都府・吉田神社本宮の鳥居 京都市左京区にある吉田神社は、伝統ある結婚式や厄除けで有名な神社です。京都大学吉田キャンパスのすぐ側、吉田山のふもとにあり、秋には美しい紅葉が見られます。 吉田神社の歴史は、藤原山蔭が貞観元年(859年)に一門の氏神として、奈良の春日大社四座の神を招請したことから始まります。 御祭神は、健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)、伊波比主命(いはいぬしのみこと)、天之子八根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)の四神が祀られており、厄除け開運のご利益があるとされています。 境内には、料理の神様やお菓子の神様など様々な神様が祀られ、日本中からシェフやパティシエを目指す方が多く訪れています。 室町時代に執行されて以来、信仰と伝統を誇る京洛の一大行事である「節分祭」は、地元のみならず多くの観光客を集めています。今回は吉田神社の「節分祭」の見どころをご紹介しましょう。 吉田神社節分祭の追儺式「鬼やらい神事」とは 写真:鬼やらい 吉田仁社で毎年2月2日に行われる追儺式は、「鬼やらい神事」とも呼ばれています。節分といえば「豆まき」を連想しますが、吉田神社では「鬼やらい」です。赤鬼・青鬼・黄鬼の3匹の鬼を、盾と矛を持った「方相氏」が追い払います。 金色の目を4つ持った面をかぶった「方相氏」は、中国伝来の神通力のある呪術師。盾と矛を持ち、矛を地面に打ち鳴らして大きな声を出しながら宮中を厄除けのために歩きます。鬼を恐れて大声を出して泣いた子供は元気に育つのだとか。実際の鬼は優しいので、泣いたお子さんを「いい子いい子」する姿もよく見られるようです。インスタ映えお約束の鬼との2ショット撮影がおすすめですよ。 【動画】1:58~ 鬼を追い払う「方相氏」 2024年の吉田神社「節分祭」大元宮内院特別参拝はいつ行われる? 吉田神社「節分祭」は2024年(令和6年)2月2日~4日に行われる予定です。例年お祭りには約50万人の参拝者が訪れ、境内は厄除祈願やくちなし色の御神札、人気の福豆を求める参拝者の人波で埋め尽くされます。2日、3日の両日には約800店もの露店、屋台が並び、観光客を驚かせます。2月2日~4日の3日間は、大元宮内院の特別参拝が可能です。 抽選結果が楽しみ!人気の福豆や豪華な景品の「厄除福豆抽選」 毎年絶大な人気を誇る「抽選券付き厄除け福豆」。福豆を購入すると、抽選で数々の有名商社が協賛する豪華な賞品が福当たりするというイベント。参拝者の楽しみの1つとして永く親しまれています。陳列されている賞品の豪華さにきっと驚くことでしょう。 車や電化製品などをもたらしてくれるかもしれない福豆の幸運は、心が躍るものばかりです。袋に入った福豆1袋の価格は300円。1袋に抽選券が1枚ついてきます。例年2月4日13:00から抽選会が行われ、5日以降に境内やホームページなどで一斉に公開されます。福引当選引き換え期限はいつまでなのかも気になるところ…。例年2月20日頃なので、当選された方は忘れずに引き換えを! 吉田神社の節分祭まとめ 写真:京都市左京区・吉田神社 吉田神社には、臨時駐車場があるのですが節分祭の3日間は使用することができません。有料駐車場は複数ありますが、台数の多い駐車場が多くはないため、公共交通機関で行くほうが混雑に悩まされることはないかもしれません。 また周辺は大規模な交通規制(吉田神社~東一条交差点)が敷かれる予定ですのでご注意下さい。冬の京都は厳しい寒さ、防寒対策をしっかりしてお出かけすることもお忘れなく。小さなお子様連れは、比較的混雑のゆるやかな日中の参拝がおすすめです。追儺式で退散させられる役の3匹の鬼は、日中境内や参道を歩いています。少し怖いですがバッタリ鬼に出会えるのも節分祭ならでは。きっと良い思い出になるでしょう。 【公式ホームページ】吉田神社 【トリップアドバイザー】吉田神社 -
動画記事 14:21
宮城県仙台市「仙台青葉まつり」のすずめ踊りを動画で堪能!歴史や見どころもご案内。華麗な演舞は、即興で生まれた踊りだった?
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宮城県仙台市「仙台青葉まつり2023」動画紹介 今回は『emeraldmiyagi II』さん制作の『仙台すずめ踊り 2023仙台・青葉まつり SUZUME ODORI(sendai,Japan)』という動画を紹介します。 東北地方の宮城県仙台市でおこなわれている「仙台青葉まつり」のすずめ踊りは、仙台に古くから伝わる郷土芸能です。両手に扇子を持って舞う姿は、まるで可愛らしいすずめのよう。ですが、実は石工職人たちが即興で披露した踊りが始まりと言われています。 こちらの記事では、すずめ踊りの歴史や、見どころをご紹介いたします。まずは、動画で躍動感あふれる「すずめ踊り」をどうぞご覧ください。 すずめ踊りが見られる「仙台青葉まつり」はどんなお祭り?歴史もご紹介 写真:宮城県仙台市・仙台青葉まつり 毎年5月に開催される「仙台青葉まつり」の起源は、明暦元年(1655)に二代藩主伊達 忠宗公の命によりおこなわれた東照宮例祭「仙台祭」です。当時は豪華な山鉾巡行のお祭りでした。 山鉾は明治32年に作られたのが最後となりましたが、昭和31年からは仙台商工会議所等が主催し「仙台青葉まつり」が行われるように。 昭和60年(1985)を第1回として続けられてきた現在の「仙台青葉まつり」は、残念ながら令和2年と3年は新型コロナウイルスの流行拡大に伴い中止となりました。 令和4年(2022)は、規模を縮小しておこなわれましたが、2023年は4年ぶりに通常開催され、動画からは待ち望んだ人々の喜びと活気が伝わってきます。 【動画】7:27~ 大人と一緒に楽しそうに踊る子どもたち 仙台青葉まつり「すずめ踊り」とは?なんのため?服装や特徴は? 画像引用 :YouTube screenshot すずめ踊りの歴史は、慶長8年(1603)まで遡ります。新築移転の儀式「仙台城移徒式(わたまししき)」後の宴席において、伊達政宗公の前で石工職人たちが即興で披露した踊りが始まりといわれています。 その踊っている様が「すずめ」のようであったことと、伊達政宗の家紋が「竹に雀」だったことから「すずめ踊り」と名付けられました。明治18年の青葉祭で「すずめ踊り」を踊ったことが記録されています。 しかし継承者不在のため、昭和25年(1950)に一旦途絶えてしまいます。その後、郷土芸能として伝統を守る目的で昭和62年(1987)「第3回仙台青葉まつり」より『仙台すずめ踊り』として復活。現在の仙台青葉まつりは、2日間に渡りすずめ踊りが大々的に披露されています。 すずめ踊りの服装の主流は、女性はまとめ髪に花飾りをつけます。鯉のような袖口の「鯉口シャツ」の上に法被など合わせています。動画では、柄の入ったお揃いのハチマキをしている人が多く見られます。そして、手には裏表で色の異なる扇子を持ちます。大勢で踊る姿は見応えがあり、インスタ映え間違いなし! ケヤキ並木の定禅寺通で披露される仙台すずめ踊り、それぞれの衣装にも注目です。 【動画】2:54~ 法被と濃口シャツ、ケヤキ並木の仙台すずめ踊り 仙台青葉まつりの見どころと楽しみ方 写真:宮城県仙台市・「仙台青葉まつり」のすずめ踊り 仙台青葉まつりは、2日間に渡り「宵まつり」と「本まつり」がおこなわれます。 宵まつりでは、開祭式典のあとに「すずめ踊り宵流し」、そして本まつりでは「すずめ踊り定禅寺流し」が行われます。 両日とも、勾当台公園などには「杜の市(もりのいち)」の出店が軒を連ね、伊達政宗公ゆかりの伝統・文化・グルメに触れることができます。 また、すずめ踊りは観光客も参加できるので、どんどん真似して踊ってみましょう。体験型観光ができるのも嬉しいですね。 市民広場演舞場でのすずめ踊りの様子をご覧いただけます。 【動画】0:02〜 市民広場演舞場のすずめ踊り 2024年の仙台青葉まつりの開催日程は?アクセス方法もご案内 写真:仙台市地下鉄・勾当台公園駅 2024年の第40回仙台青葉まつりは、5月18日(土)と19日(日)に開催予定。 アクセスは、JR「仙台」駅または仙台市地下鉄「勾当台公園」駅などから徒歩で回ることができます。車の場合は、駐車場は一般有料駐車場を利用します。開催期間中の会場周辺は交通規制が行われるので注意しましょう。 「仙台青葉まつり」まとめ 「仙台青葉まつり」のメインとも言える「すずめ踊り」についてご案内しました。 カラフルな扇子を持ち、飛び跳ねるように踊るすずめ踊り。楽しそうに踊る皆さんの様子を動画で観ていると、こちらも笑顔になりますね。 「仙台青葉まつり」が行われる時期に宮城県旅行をされるなら、ぜひ実際にお祭りに参加してみてください。飛び入り参加でもきっと十分楽しめることでしょう。 -
動画記事 3:14
東京の小山内裏公園の迫力動画をお届け! 「どんど焼き」とは、しめ飾り等を集めて焚きあげる正月の風物詩。年神様をお送りする伝統行事を篤とご覧あれ。
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小山内裏公園「どんど焼き」動画紹介 今回は『足利宏治』さん制作の『どんど焼き(4K動画、2016年1月11日、小山内裏公園)』という動画を紹介します。 「どんど焼き」という行事をご存知ですか? その呼び方は地域によってさまざま。「三九郎(さんくろう)」「左義長(さぎちょう)」「どんと焼き」「道祖神祭(どうそじんまつり)」などがあります。 動画では、東京都町田市の小山内裏公園(おやまだいりこうえん)で行われたどんど焼きが映し出されています。竹と木を組んで造られたヤグラに、燃えやすいように束ねたカヤが組み込まれます。そして、表面に松葉やお正月飾りなどの燃やすものが取り付けられ、焚きあげられています。空に立ち昇る圧巻の炎は大迫力、ぜひご覧ください。 【動画】1:38~ 天に立ち上る炎 どんど焼きとは? 意味や由来を解説します! 写真:どんど焼き どんど焼きの発祥の歴史は、平安時代に遡ります。お正月に各家にやってきた「年神様」が空へ帰って行くのをお見送りする行事です。地域の人々の1年間の災いを払い、豊作や商売繁盛、家内安全、無病息災、子孫繁栄などの願いをこめて、お正月に飾ったしめ飾りや門松などの縁起物や書初めを焚きあげる歴史ある火祭り「どんど焼き」。 「どんど焼き」という名前の由来は、「どんどん燃えるから」・「燃やされた竹から『どんっ』と音がするから」など諸説あり、音の響きから名づけられたとか。鏡開きをしたお餅やみかん、お団子などを針金に刺して、どんど焼きの火で焼いて食べると「風邪をひかずに1年を健康で過ごせる」という風習は、全国各地でほぼ共通して語り継がれているようです。 東京では「いつ」「どこで」どんど焼きが行われている? 東京で行われている「どんど焼き」を調べてみました。由緒あるお正月の風物詩であるイベント、年初めの東京観光の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 ■鳥越神社 とんど焼き 所在地:東京都台東区鳥越2-4-1 開催日:2022年1月8日(土) ※納所は1月5日(水)~8日(土) 午前中まで 開催時間:13:00~(天候によって変更の可能性あり) 〔アクセス〕 地下鉄「蔵前駅」から徒歩5分 JR「浅草橋駅」西口 から徒歩8分 大江戸線「新御徒町駅」から徒歩10分 写真:東京都新宿区・花園神社 ■花園神社 湯の花神事(湯花祭) 所在地:東京都新宿区新宿5-17-3 開催日:2022年1月8日(土) 開催時間:11:00~ 〔アクセス〕 東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線「新宿三丁目駅」E2出口すぐ JR・小田急線・京王線「新宿駅」東口 徒歩7分 ■多摩川河川敷 どんど焼き 所在地:二子玉川緑地運動場内ピクニック広場 北側 開催日:2022年1月16日(日)予定 ※持込受付1月9日(日)〜16日(日)10:00まで可能 開催時間:例年11:00だったが早まる予定 〔アクセス〕 東急田園都市線・東急大井町線「二子玉川駅」から徒歩15分 二子玉川駅からバスで成城学園前行き吉沢下車、徒歩5分 ■こまえ初春まつりのどんど焼き 所在地:多摩川緑地公園グラウンド 東京都狛江市猪方4-1 開催日:2022年1月9日(日) ※持込受付1月8日(土)14:00~16:00、1月9日(日)8:00〜開催時間:【どんど焼き開会式】9:30〜【点火】10:00〜 〔アクセス〕 小田急線「和泉多摩川駅」から徒歩5分 「どんど焼き」参加の注意点 どんど焼きは子供のお祭りとされ、主役は小中学生です。動画においても子供が点火している様子がわかりますね。 【動画】0:07~ 子供が点火する様子 子供達は神の使いとなり、1年の招福、厄払いなどの一連の行事を担います。全国の地域コミュニティでは、子供と大人が行事開催のために役割分担をし、正月行事を通じて地域の人々の結びつきや世代をこえた老若男女の住民が相互理解と交流を深めています。地域ごとにさまざまな決まり事や風習、言い伝え、役割分担などがあるようです。必ず、参加する前に実施内容を確認することをおすすめします。 伝統行事「どんど焼き」まとめ 写真:正月お札のお焚き上げ 平安時代から続く歴史深い「どんど焼き」。燃え盛る炎を前に改めて新年の誓いを心に刻むのも良いのではないでしょうか。駄菓子の「どんどん焼き」を思い浮かべる方もおられるかもしれません。名前が似ている両者とも、歴史ある日本の大事な伝統の産物と言えるでしょう。どんど焼きは一年に一度、お正月明けのみのチャンスです。ぜひ一度ご家族で足を運んでみることをおすすめします。 -
動画記事 6:12
剣道は侍の魂を受け継いだ日本の歴史あるスポーツ。竹刀と竹刀、身体と身体がぶつかり合う大迫力の試合は手に汗握る攻防が楽しめる!
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日本伝統の武道・剣道とは? こちらの動画は「NAGASHI」が制作した「Best of Kendo ~ Awesome ~」 日本の伝統武道の一つ「剣道」。 日本人ならば剣道のスタイルはご存知だと思います。 その魅力とはなんでしょう? 剣道とは、剣道着と防具を着用し、竹刀を用いて一対一で行う競技です。 剣道を始めとする日本の伝統武道はどれも「礼」を重んじます。 剣はもちろん武器ですが、それを扱うのは人の心です。 ルールに従い、試合に勝つということは、それまで磨いてきた剣術をもって、己に勝つということです。 剣士は試合が終わると礼をするまで気を抜きません。 それが剣道に於ける礼儀作法なのです。 剣道は礼に始まり、礼に終わる武道と言われています。 この日本式の所作の美しさも、剣道の魅力の一つと言えるのかもしれません。 この動画でも0:05、また後半5:57より、いくつもの”礼”をご覧になることができます。 剣道の試合や練習を通じて、剣士達の卓越した剣術と和の心を紹介する動画で日本の武道の素晴らしさが伝わると嬉しいです。 剣道の歴史について 写真:剣道 今では競技として世界中に連盟ができ、学童大会やインターハイ、そして日本選手権だけでなく、世界中で試合が行なわれています。 競技人口も増加し、本国内の剣道の技人口は約170万人となりましたが、元は剣術の稽古として誕生しました。 その起源は平安時代に、すでに存在していたと言われている、侍の魂を受け継いだ伝統的な武道です。 競技としての剣道は、江戸時代に入ってから段位が設けられ、ルールや指南書が作られるなど、次第に今のスタイルに近づいてきます。 しかし、武道から競技になった今でも、礼儀作法や流派、試合や稽古の時に心技体を鍛え、和の心を維持し、高めるという伝統文化は変わっていません。 日本の伝統武道剣道に必要な道具 写真:剣道 日本の伝統武道の剣道には幾つかの道具が必要です。 ・防具 ・剣道着(道衣) ・竹刀(稽古では木刀を使う場合もあります) ・小手(籠手や甲手とも言います) ・面 ・垂れ ・袴 などです。 これらの道具は、剣道具専門店や剣道屋と言われるショップで購入できます。 動画の0:14より一瞬ですが、面の中に取り付けたカメラの映像がながれます。 実際に剣道を体感している気分になるのではないでしょうか。 日本の伝統武道剣道のルール 写真:審判 剣道は心技体を鍛えるスポーツです。 試合形式は1対1の個人戦ですが、個人戦の勝ち星を競う団体戦もあります。 一試合は三本勝負で、先に二本先取した方が勝ちとなります。 竹刀を「打ち込む」か「突き」が有効打になる場所は ・面 ・小手 ・胴 と限定されています。 また、大学生以上の試合になると、二刀流は反則ではありません。 日本では少ないですが、海外の剣道の試合では良く見かけられます。 海外でも人気の最強の剣豪と言われる、宮本武蔵も二刀流の使い手でした。 動画では0:25より、数々の試合の様子が紹介されています。 竹刀と竹刀が交わるだけではなく、時には身体が激しくぶつかり、大きく飛ばされる選手もいます。 まるで格闘技のような光景でもあります。 こちらは動画の随所でご覧になることができます。 日本伝統の武道剣道の魅力紹介のまとめ 日本伝統武道の剣道の魅力は大迫力の試合に尽きると思います。 凛々しい剣士たちの所作は日ごろからの厳しい修行の賜物です。 剣道には段級位がありますが、有段者になると厳しい認定試験を受けなければ称号は得られません。 日々の練習に励む道場は剣士たちの人生が詰まっているのです。 剣道は生涯スポーツとも言われています。 年齢性別を超えて互いを尊重し文字どおりの真剣勝負を挑む大迫力の試合の模様は動画でもお楽しみください。 【公式ホームページ】全日本剣道連盟 | All Japan Kendo Federation https://www.kendo.or.jp/ -
動画記事 9:16
長崎県「長崎くんち」の大迫力のコッコデショを動画で堪能!諏訪大社の秋季大祭奉納踊
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諏訪神社の秋季大祭「長崎くんち」動画紹介 写真:長崎県長崎市・長崎くんちの御朱印船 今回は『8K Video Album』さん制作の『【8K UHD】Nagasaki-Kunci Festival 8K / 長崎くんち(2018)』という動画を紹介します。 長崎県長崎市、諏訪大社の秋季大祭「長崎くんち」は、江戸時代より380年以上続く伝統行事です。毎年10月7日から3日間、長崎の町はお祭りムード一色! 独特の奉納踊がいくつも披露され観客を魅了します。 長崎県長崎市の観光名所と多くの人で賑わう「長崎くんち」の奉納踊が収められた動画をぜひご覧ください。 「長崎くんち」はどんなお祭り? その歴史は? 踊町とは? 写真:長崎県長崎市・長崎くんちの龍踊り 長崎くんちとは、長崎県長崎市にある諏訪神社の秋季大祭で、毎年10月7日から3日間行われます。 1634年に二人の女性が諏訪神社神前に謡曲「小舞(こめえ)」を奉納したことが始まりとされています。それから380年余り、奉納踊りは氏子である長崎の人々によって伝承され、国指定重要無形民俗文化財になりました。 長崎市内58の町が7組に分かれ、7年に一度踊りを奉納する「踊町(おどりちょう)」を担当。町ごとに「本踊」や「曳物」「太皷山・コッコデショ」「鯱太鼓」などの独特な演し物(だしもの)を奉納します。長唄に合わせて踊る日本舞踊、異国情緒あふれる楽器の音に合わせて舞う龍踊り(じゃおどり)、迫力ある曳物や担ぎ物など、見どころが盛りだくさん! さまざまな演し物に、観客からはアンコールの意味で「モッテコーイ、モッテコイ」と掛け声がかかり、お祭りは一層盛り上がりをみせます。 2023年「長崎くんち」の奉納踊はいつ、どこで見られる? 写真:長崎県長崎市・長崎くんちの龍踊り 2023年の長崎くんちは、10月7日から9日まで3日間、長崎県長崎市で開催されます。2020年から3年間は新型コロナウイルス感染症の影響で奉納踊、神輿行列が中止されました。待ちに待った「長崎くんち」、2023年は例年以上に盛り上がりそうですね! 2023年は、桶屋町、丸山町の本踊、栄町の阿蘭陀万歳、船大工町の川船、本石灰町の御朱印船、万屋町の鯨の潮吹きが決定しています。これらの長崎くんちの奉納踊は、有料の観覧席が「諏訪大社」「八坂神社」「お旅所」「中央公園くんち観覧場」に設けられます。また、踊りはまちなかの「庭先回り」でも見ることができます。 9月末ごろには庭先回りのスケジュールを記した「庭先回りマップ(スケジュール)」が市内各所で配布されるので、参考にしてくださいね。 長崎くんちの見どころ奉納踊「コッコデショ」とは? 写真:長崎県長崎市・長崎くんちのコッコデショ 国指定重要無形民俗文化財の長崎くんちの見どころは「コッコデショ」をはじめとする演し物の数々。奉納踊の演し物についてご紹介します。 ●コッコデショ 演し物「コッコデショ」とは、4人の太皷打ちが乗り込んだ約1トンの太皷山(たいこやま)を36人の担ぎ手が担ぎ、威勢よく宙に放り投げ片手で受け止めるダイナミックな演し物です。2016年からは矢上町の協力のもと上町もコッコデショを披露しています。 【動画】5:32~ コッコデショ ●鯨の潮吹き 演し物鯨の「潮吹き」は、かつての捕鯨がテーマ。鯨の形をした山車は、からくりを使って4、5メートルの高さに水を噴き上げ荒々しく暴れまわります。9日の後日(あとび)には網にかかった鯨が表現されます。 ●阿蘭陀万歳(おらんだまんざい) 「阿蘭陀万歳」は、オランダ人男性に扮した万歳と黄色い服で鼓を持った才蔵が主役になり、明清楽にあわせて踊る奉納踊です。 ●御朱印船(ごしゅいんせん) 演し物「御朱印船」は、長崎の商人荒木宗太郎とベトナムの姫君の婚礼をテーマにした奉納踊です。囃子方の乗った御朱印船をダイナミックに引き回し観客を魅了します。 ●本踊(ほんおどり) 「本踊」は本朝の踊り、本手の踊りという意味で日本舞踊のこと。長唄にあわせていろいろなテーマで日本舞踊が披露されます。 【動画】3:27~ 本踊 ●龍踊(じゃおどり) 「龍踊」は4つの町が奉納している、長崎くんちの代表的な奉納踊。ドラや太鼓、長ラッパなどの楽器で奏でる独特の音楽に合わせて、龍が玉を追う「玉追い」を基本に、生きているかのように龍を操り踊ります。 このほか、7年に1度しか見ることのできない豪快な曳物や担ぎ物が、毎年人々を魅了します。 長崎くんち紹介まとめ 写真:長崎県長崎市・長崎くんちの龍踊り 諏訪神社の秋季大祭「長崎くんち」は、6月1日からその年の行事が始まります。踊町の世話役や演者が諏訪神社、八坂神社の神前で清祓を受け大役の無事達成を祈り、演し物の稽古を始めます。 2023年は4年ぶりの開催。地元の方々だけでなく、楽しみにしている観光客も大勢いることでしょう! 長崎の町を訪れ、町をあげて盛り上がる長崎くんちを体感してみてはいかがでしょうか。 【公式ホームページ】長崎くんち <長崎伝統芸能振興会> 【トリップアドバイザー】長崎くんち -
動画記事 6:32
日本三大流鏑馬のひとつ神奈川県鎌倉市「鶴岡八幡宮」の流鏑馬神事!日本古式の弓馬術
祭り・イベント 伝統文化- 172 回再生
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神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮「流鏑馬神事」動画紹介 写真:鎌倉の鶴岡八幡宮 今回は『keity』さん制作の『鎌倉 鶴岡八幡宮 流鏑馬 20連発』という動画を紹介します。 神奈川県鎌倉市にある鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)。「鶴岡八幡宮例大祭」の神事である流鏑馬(やぶさめ)は、狩装束に身を包んだ射手(いて)が、馬を操りながら鏑矢で的を射る神事です。 動画では、流鏑馬神事の儀式から始まり、射手が次々と馬上から鏑矢を放つ様子が映し出されています。動く馬を制しながら矢を放つには、高度な技術が必要です。 まずは、鶴岡八幡宮で行われる勇壮な流鏑馬の様子を、動画でご覧ください。 流鏑馬とはどんな神事?歴史や何のために行われるのかを解説します! 写真:流鏑馬 日本の古式弓馬術として知られる流鏑馬の歴史は古く、6世紀の欽明天皇時代まで遡ります。大分県にある宇佐八幡宮に神功皇后と応神天皇を祀り、「天下泰平」と「五穀豊穣」を祈願し、馬上から三つの的を射させた神事として始まったそうです。流鏑馬の語源は、「矢馳せ馬(やばさめ)」、「馬に乗り鏑矢を射流す」ことからきています。 鶴岡八幡宮の流鏑馬は800年以上の歴史がある伝統行事。源頼朝が1187年、鶴岡八幡宮放生会(ほうじょうえ)において天下泰平を願い、全国から集めた弓の名手たちによる流鏑馬を奉納したのが始まりとされています。 頼朝が奨励した流鏑馬は、武士たちが技量を高め、鎌倉武士の質実剛健さを表すために欠かせない神事でした。 流鏑馬には2つの流派があります。源氏の祖である源経基が伝承し、源義光へと伝わり、そこから武田家と小笠原家に受け継がれたのです。そのため、流鏑馬には「武田流」と「小笠原流」が存在しています。鶴岡八幡宮で執り行われる流鏑馬は小笠原流です。 全国各地の神事やお祭りで行われている流鏑馬、何か所か訪れることで流派の違いを楽しめるかもしれませんね。 日本三大流鏑馬とは?鶴岡八幡宮以外は何県のどこで行われている? 写真:下鴨神社の流鏑馬神事 鶴岡八幡宮、長野県の若一王子神社、京都府下鴨神社(賀茂御祖神社)の流鏑馬をあわせて日本三大流鏑馬とされています。ここでは、若一王子神社と下鴨神社の流鏑馬について解説していきましょう。 ●長野県・若一王子神社の流鏑馬神事 若一王子神社の流鏑馬神事は、例祭奉祝祭において行われます。本神事の特徴は、射手は子どもが担っているという点。顔に化粧を施し、昔ながらの射手の装束を身にまとい町内を一巡、神社境内の3か所の的に矢を射て豊作を祝う神事です。 ●京都府、下鴨神社(賀茂御祖神社)の流鏑馬神事 下鴨神社の流鏑馬神事は、「葵祭(賀茂祭)」の前儀として執り行われます。下鴨神社の流鏑馬の歴史は三つの流鏑馬神事の中で最も古く、日本書紀において457年頃に行われていたと伝わるほど。特徴的なのは、他の二つが武家の装束を着ているのに対し、下鴨神社では公家装束を着て行われる点です。 鶴岡八幡宮の流鏑馬、見どころをご紹介! 写真:鶴岡八幡宮の流鏑馬の風景 鶴岡八幡宮で執り行われる流鏑馬の見どころといえば、何と言っても射手の装束でしょう。鎌倉時代の武士が狩りを行う際に着ていた狩装束を身にまとい、綾藺笠(あやいがさ)という、藺草(いぐさ)を綾織に編み、裏に布を張った特徴的な帽子を被ります。直垂(ひたたれ)という上着を着て、腰に太刀をはいたその姿は凛々しくとても華やかです。 流鏑馬が行われる際の特徴ある掛け声も見どころの一つ。射手が馬を走らせながら矢を放つ際に「イン、ヨー、イ」と声を発します。これは、「陰、陽、射」を表しており、鎌倉時代の武士の教えに取り入れられていた陰陽道に起因するもの。小笠原流の祖である小笠原長清も鎌倉武士であったことから、陰陽道を軸に据えていため、このような掛け声になっているのだそう。 そして、掛け声以上に聞いていただきたいのは、矢が的を射抜いた時の「パーン」という乾いた音。武士が命懸けで臨んだとされる、弓馬術の技量が最大限に発揮された瞬間に注目してみてください。 2024年の鶴岡八幡宮の流鏑馬神事はいつ?場所はどこ? 写真:鎌倉の鶴岡八幡宮の本宮 鶴岡八幡宮の流鏑馬神事は、例年9月16日の例大祭と10月の崇敬者大祭に執り行われています。しかし、直近の2022年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、中止となりました。現状、鶴岡八幡宮のホームページ上では2023年の流鏑馬神事の日程に関する情報は発表されていません。しかし、行動制限がなくなったこともあり、今年は執り行われる可能性が高いので、開催の発表を心待ちにしておきましょう。 鶴岡八幡宮の社務所玄関を出立し、下拝殿において神事が執り行われたのち、騎馬の流鏑馬馬場入りが行われます。その後、華やかな狩装束に身をつつんだ射手により流鏑馬神事が執り行われます。 日本三大流鏑馬神事「鶴岡八幡宮」まとめ 写真:鎌倉の鶴岡八幡宮の本宮 鶴岡八幡宮例大祭の神事として執り行われる流鏑馬は、華やかな衣装と磨かれた武芸、華麗な馬術が見られる貴重な機会です。 鶴岡八幡宮は「勝負運・仕事運・出世」のほか、「安産」や「縁結び」などのご利益を授かるので、流鏑馬神事で訪れた際には、ぜひお参りもお忘れなきよう。 また、例大祭の後に行われる神幸祭の神輿渡御や、緑の千早と緋袴も身にまとった巫女さんが奉仕する八乙女の舞も、ぜひご覧ください。 鎌倉時代から受け継がれてきた武士たちの技が見られる流鏑馬。長い歴史を受け継いできた華やかな神事にぜひ立ち会ってみたいものですね。 【公式ホームページ】鶴岡八幡宮 【トリップアドバイザー】鶴岡八幡宮