初めまして!
歴史あふれる街「大阪府藤井寺市(ふじいでらし)」です。
藤井寺市は大阪市から南東へおよそ15㎞の場所にあり、関西空港から電車で約1時間10分、車で約50分のアクセスで来ることができます。
市名の由来は市内に存在する「葛井寺(ふじいでら)」にちなんでいます。
葛井寺は7世紀の後半に建立された寺院で、西国三十三所観音霊場の第五番札所として信仰を集め、本尊の国宝乾漆千手観音坐像は、実際に1,041本の手を持つ千手観音像で、毎月18日に御開帳されます。 春には境内の藤棚に紫色の美しい藤の花が咲き誇ります。
また、道明寺天満宮(どうみょうじてんまんぐう)は、藤井寺市道明寺にある学問の神様として信仰を集める神社で、境内には80種約800本の梅の木があり、梅の名所として知られています。
境内の宝物館には国宝品や多くの貴重な文化財が所蔵されているので、ぜひご拝観ください。
さらに、藤井寺市は「古市古墳群」という、4世紀後半〜6世紀中葉にかけて作られた古墳群が有名です。
古市古墳群は、墳丘長200mを超える巨大な前方後円墳7基を含む、総数130基以上の古墳から構成されており、堺市にある百舌鳥(もず)古墳群とともに、百舌鳥・古市古墳群として、令和元年に大阪府内で初めて世界文化遺産に登録されました。
古墳の形も様々です。
◎ 鍵穴の形をした「前方後円墳」
◎ 前方後円墳の一種で、前方部を短くした古墳「帆立貝形古墳」
◎ 四角形の「方墳」
◎ 日本では一番多い円形の「円墳」
古市古墳群の古墳の一部をご紹介します!
◎ 津堂城山古墳(つどうしろやまこふん)
古市古墳群でも最初に造られたとされる巨大古墳。
墳丘長は210mで、室町時代には古墳の地形を利用して小山城が築かれていました。
近接する歴史資料館「まほらしろやま」には出土した埴輪や土器が展示されていますので、古墳の歴史を学ぶことができます。
◎ 仲哀天皇陵古墳(ちゅうあいてんのうりょうこふん)
藤井寺駅から徒歩15分ほどの場所にあり、墳丘長245mの巨大な古墳。 墳丘やくぼみからは多くの円筒埴輪、形象埴輪が出土しています。
古墳は現在は豊かな木々に覆われ、周囲にあるお濠(ほり)には水鳥が集まり、ゆったりとした時間を感じることできるスポットです。
実際に発掘された出土品を見たい方は、アイセルシュラホールがおすすめ。
考古学・歴史博物館施設として、歴史展示室、古代資料室には国の重要文化財の「水鳥形埴輪」をはじめ、多くの文化財が展示されています。
建物の外観デザインは、藤井寺市内から出土した船形埴輪と修羅(しゅら)をモチーフに、歴史を継承し未来へと出航する船をイメージした特徴のあるものです。
これらの古墳と神社仏閣を一緒に楽しみたい方へのおすすめの観光プランが、古市古墳群の世界文化遺産登録記念として行われている「古市古墳群と六社寺巡り」です。
世界遺産「古市古墳群」の御陵印と、藤井寺市・羽曳野市に点在する由緒ある神社仏閣の御朱印を集めるもので、歴史を肌で感じながら藤井寺観光を楽しむことができます。 ぜひ全ての御朱印を集めてみてください。
今回の投稿では藤井寺市の歴史あるスポットをメインで紹介させていただきましたが、藤井寺市の観光情報のまだまだほんの一部です。
おすすめ最新情報、グルメ情報、イベント・お祭り情報を今後もたっぷり発信していきますのでよろしくお願いします!